
今回は山下達郎「Magic Ways」の海外反応を翻訳しました。
竹内まりや、山下達郎、角松敏生といった80年代を中心に活躍されたミュージシャンの音楽「シティポップ」がここ数年、海外でも人気を博しているのは、海外の反応系サイトをご覧になる皆様ならよくご存知のことでしょう。 今回はその中からYoutubeにアップされた山下達郎「Magic Ways」(1984年のアルバム「Big Wave」収録)のコメント欄を翻訳してみました。再生回数589万回、コメント数2,094件(2020年8月21日現在)と、かなりの人気動画になっています。今回、久しぶりに山下達郎の曲をいくつか聴いてみましたが、全体の完成度の高さはもちろん、極力無駄を排した作りに改めて驚かされました。海外では山下達郎の音楽のどんなところが好まれているのか、どうかコメントを読んでお確かめ下さい。なお、各コメント後のカッコ内の数字はそのコメントに対する高評価の数です。
※ 次回更新予定日を12月25日に変更しました ↓では、翻訳をどうぞ。
● 僕は今までこの曲を知らなかったのに、不思議と甘美な懐かしさを感じるんだよね。まるでずっと前からこの曲を知っていたかのようだ。本当に魅力的な曲だと思う。この曲がリリースされた時、僕はこの世に存在していなかったのに、この曲は僕の中に存在しているように感じられるんだから。(+3)
● クリスマスソングみたいだね。ただし夢の中を歌っているような感じだな。(+299)
● 真剣に恋愛している時のような気持ちになる曲ですね。心から幸せでありながら、どこかソワソワと落ち着かなくなる感じが似ています。(+3)
● なんとも…説明し難い気持ちにさせてくれる曲だ…。ただ、本当に素晴らしいね。(+4)
● この曲はボーイフレンドに教えてもらいました。聴くたびに気持ちが温かくなって、自然と笑顔になれます。こんな家を出ていって彼の元に行けたら、そして永遠に抱き合っていられたらなあ…。(+1)
● この曲は1984年、世界でNo.1になるべきだった!(+64)
● ↑そのとおり!アメリカでもヒットしていたはずだが、残念ながら当時は誰にも知られてなかったからねえ。当然、ビルボードのチャートに顔を出すこともなかったんだよな。こんなにキャッチーかつソウルフルな曲なのにね。(+11)
● 日本のシティポップには、どうしてこれほどの力があるんだろう?達郎は素晴らしい!それはわかる。でも、なぜか?と聞かれるとそれはわからない。誰か教えてくれ!あと、達郎も絶対的に優れたアーティストだけれど、小田和正も良いよ。彼の「ラブストーリーは突然に」を強くおすすめしたいね。
● ↑僕が個人的にこの曲を好きな理由なら、楽器の使い方が素晴らしいこと、そして歌詞だね。シティポップ全体に関しては、穏やかな曲が多いこと、そして歌詞にちゃんとした意味があるのがこのジャンルを好きな理由ということになるだろうな。
● 達郎のボーカルには僕らをひざまずかせる力があるよ。まったく、なんという歌声なんだろう。
● この曲を懐かしく感じるのは、達郎がビーチボーイズのような1960年代ウェストコーストの曲に強い影響を受けているからかもしれない。(+2)
● 恋愛したい気持ちになれる曲だ。(+1)
● 誰かに恋したくなるというよりは、この曲に恋しそうだよ。(+837)
● 美しい曲だ…。80年代はとても美しい時代だったんだね。この時代に生まれてみたかったよ。(+109)
● ↑みんな80年代を実際の姿より良かったように言っているだけだ。僕を信じろ。(+15)
● 彼の曲は決して古臭く感じないね。(+67)
● オールドだがゴールドってところかな。(+1)
● ジョージ・マイケルの曲かなと思ったよ。(+383)
● ↑本当にそうだよね!(+22)
● ふと、この曲は英語で歌われてるんだということに気づいた。(+6025)
● ↑Engrishだけどね。(+168)
● ↑彼の英語はかなり良いよ、だからEngrishじゃない。(+432)
● ↑ああ、日本語の訛りがまるでないね。
● ↑2つのケースを混同しちゃダメだ。1つ目のケースは日本人が英語で歌う場合、これは本当の英語で歌ってるという意味だ。達郎や細美武士などがこのタイプだけど、アニメでもちゃんとした英語で歌う人はいる。彼らは日本人だけど、ちゃんとした英語の発音で歌っているよ。もう一つのケースがEngrishだね。クールに聞こえるからという理由で英語の歌詞を歌う日本人がいるんだけど、訛りがキツすぎて、何を歌っているかほぼ理解不能だ。大半のアニメソングもそんな感じで、うまく歌う人もいるけど大半はEngrishで、歌詞を読まなければ何を歌ってるのか分からない。この歌の場合は最初のケースだね。達郎の発音はかなり上手だよ。
● 明らかな訛りが見当たらないのは驚きだ。
● ワオオオ!当時の日本人は今の世代より上手く英語を話せたんだねえ。(+1)
● シンガーの名前を見るまで、80年代アメリカンポップの歌手かなと思ってたよ。(+5)
● 僕は黒人歌手かと思ってた。(+31)
● ところで、達郎は竹内まりやの夫なんだぜ。これは1982年、彼らが結婚したときの写真だ。(+9555)

● ↑ワオ。本当に?(+477)
● ↑達郎はまりやのプラスティック・ラブまでカバーしたことがあるんだよ。まさに世紀のカップルだな。(+843)
● ↑パーフェクトなカップルだ。(+114)
● ↑今、僕は満面の笑みを浮かべてるよ。最高に素晴らしいことだね。(+4)
● ↑素晴らしいね。でも、プラスティック・ラブは達郎のことを歌った曲だとは言わないでくれよ?
● ↑本当に才能に恵まれた夫婦だよなあ。(+3)
● ↑まりやと達郎は世界が必要としているカップルだ…。(+4)
● この曲は彼が奥さんと出会う前に書かれたの?(+3)
● ↑この曲が書かれたのは1984年、彼らが一緒に暮らし始めたのは1980年だね。
● ↑僕が言いたかったのは、竹内まりやのようなかわいい奥さんがいれば、僕にだって最高のラブソングが書けただろうってことさ!(+175)
● 僕は90年生まれだけど、70年代の曲を聴いて育ったんだ。この曲もコレクションに追加したよ。この曲の場合、Likeボタン(いいねボタン)じゃなくてLoveボタンが必要だね。
● 前のガールフレンドを思い出すよ。彼女も魔法のような子だった…。(+2)
● アジアの音楽を嫌う人たちは、自分たちが経験しそこねたのがどれほどのものかをわかってないのさ。(+6)
● ありがとうインターネット。ありがとう、ありがとう。
● こんな曲を僕も作ってみたいもんだよ。(+7)
● ↑うまくいくことを願ってる。今の世代の奴らは歌とも呼べないようなバカバカしいヒップホップばかり聴いてるんだからなあ。
● この曲を聴いていつも感じるのは、この人に出会えて良かったなということですね。歌詞には私の気持ちが完璧に表現されてます。この広い世界でこんな素晴らしい人に巡り会えて本当に幸せです。不安や憂鬱な気持ちを吹き飛ばしてくれる素晴らしい曲を作ってくれた達郎を愛してます。(+8)
● ↑同じ気持ちだね。達郎の歌は僕を穏やかな気持ちにしてくれるし、憂鬱な気分を和らげてくれる。僕のガールフレンドもね。彼女にも感謝しているよ。(+2)
● 80年代の日本に生まれてみたかった。(+3)
● ↑僕もこの時代に生まれてこの曲をリアルに味わいたかったよ。この曲は本物だ。素晴らしすぎて泣いてしまう…。(+1)
● 僕は生まれるのが遅すぎたようだ…。(+3)
● この曲は夏のクリスマスという感じがするね。(+8271)
● ↑ワオ、完璧な解説じゃないか!ここニュージーランドではクリスマスは夏だから、そのときには大音量でこの曲を流さないとね!
● ↑まさに正確な説明だ、驚いたよ。
● ↑ここブラジルでもクリスマスは夏だよ、ハハ。(+138)
● ↑オーストラリアでも同じだ。(+43)
● ↑僕は南半球(ブラジルだ)に住んでるから、毎度クリスマスは夏に迎えてるんだ。それに、この曲が夏のクリスマスっぽいってのはそのとおりだね。
● ↑ここはチリだ!夏のクリスマスは最高だぞ!(+21)
● ↑アルゼンチンでも同じだよ!夏のクリスマスとこの曲は最高のコンビネーションだ!(+20)
● ↑僕にも参加できそうな話題だな。ここニュージーランドでは、いつもクリスマスは家族みんなが集まってバーベキューと冷たい飲み物でお祝いするんだ。楽しい時間だね。(+2)
● ↑南半球へようこそ
● ↑クリスマスといえばスイカだよね。
● 80年代の日本で暮らすためだけにタイムマシンを作りたい。そして、この甘い雰囲気に浸りたい。(+20)
● これはYoutubeからおすすめされた曲なんだけど、おかげで日本のポップスに引き込まれてしまったね。(+13)
● ↑僕の場合はプラスティック・ラブだったよ。
● どうやら僕は流行りに乗り遅れてしまってたようだ。もう40年近くも気づかなかったよ。
● 日本もアメリカもお互いの文化や音楽に夢中なのに、双方とも自分たちの文化にはさほどの価値を感じてないように見えるのが面白いね。恐らく、隣の芝生は青いとかそういった状態なんだろうな。実際には内のものも外のものも両方が自分たちを豊かにしてくれているんだけれどね。音楽は共通言語であり、愛でもある。そして僕らはお互いの音楽を愛している。それって力強いことだよ。(+12)
● この曲を同僚に聴かせたら、みんな「ああ、Wham!の曲だね。」と言うんだよなあ。
● なんで、こんな素晴らしい曲があることにこれまで気づかなかったんだろう?(+3)
● とっても素敵な曲だ。夏のビーチで過ごすカップルが思い浮かんでくるよ。(+5)
● 歌詞もいいね。彼は英語が母国語じゃない。しかも英語圏の観客に向けて書いたわけでもない。なのにうまく韻を踏んでるじゃないか。これってすごくないか?(+4)
● ↑まあ、達郎が書いた歌詞ではないんだけどね。
● 今のところ特に好きな女の子がいるわけではないんだけど、恋愛したいという気持ちにさせてくれる曲だよ。
● 達郎と竹内まりや。完璧なカップル。(+7)
● どうしてこの曲はこんなに良いんだろう。僕はまだ14歳だけど、今のほとんどの曲よりこの曲のほうが良いよ。(+10)
● 良い曲なんだけど、聴いてるとすごく落ち込んで泣いてしまうんだよ。僕だけかな。(+4)
● ↑昔を懐かしむ気持ちでそんな風になってしまったんだろうと思うよ。
● この曲は僕を笑顔にしてくる。それは認めざるを得ないね。
● 親友に教えてもらった曲だ。彼には感謝してるよ。僕らは音楽を交換しあってるんだけど、彼からは80年代のプレイリストを大量にもらった。彼が僕の親友である大きな理由の一つだね。(+1)
● 竹内まりやと山下達郎は二人ともラッキーだよね。彼らが結婚していること、そして娘さんがいることを知って、僕はとても嬉しい気持ちになった。娘さんには、あなたはとても幸せな人なんですよと伝えたい。(+2)
● 80年代でテクノロジーの進化が止まってくれればよかったのに。(+2)
● Wham!の「ラストクリスマス」を思い出す曲だね。
● これはまりやのために作った曲なの?(+1)
● この歌は立ち上がって踊りだしたい気分にしてくれる、そしてただただハッピーな気持ちにしてくれるね。
● 達郎が音楽を発明した。彼の登場前に音楽は存在しなかった。(+533)
● ↑彼が音楽を発明したとまでは言わないけど、彼(と彼の愛らしい奥さん)がJ-popと日本のシティポップを発明したということなら言えるんじゃないかな。彼らはこのジャンルの神と女神だ、彼らに全能の神からの祝福があらんことを。
● なんてシンガーだ!最初聴いたときは90年代のアメリカ人ポップスターが歌ってるんだろうと思ってたよ。でも日本人だったなんて!本当に良い声だし、日本人としては英語も素晴らしいね!(+8)
● 彼の英語はとてもクリーンだ。それに聴いていて楽しい。(+21)
● もし誰かがこの動画を削除したら、俺達は暴動を起こすぞ。
● 少なくとも、Youtubeの「おすすめ」機能は自分の仕事をちゃんとやり遂げてくれたよ。(+1)
● 真の愛は80年代にしか存在しないの?(+1)
● ↑悲しいことだけど、そのとおりだ。
● なぜかわからないけど、彼の声を聞くとジョージ・マイケルを思い出すね。
● 魔法のように私を元気づけてくれる曲。日本大好き。(+5)
● この人の曲を聴いたのは今日が初めてだけど、彼の他の曲も含めて聴きまくってしまったよ。いや、この音楽は素晴らしいね。
● この曲にはポジティブな雰囲気がギュッと凝縮されている感じだ。(+6)
● 経験から言わせてもらうと、恋愛中はこの曲を聴かないほうがいいね。その恋が終わってからこの曲を聴いた時、心のダメージが破滅的なレベルになってしまうから(+108)
● Spotifyがこの美しい曲を消してしまった!僕は嘆いている。想像してみてくれよ。朝の通勤時、さあ大好きな曲を聴こうと思ったら、どこにもなくなってしまってるんだから!(+1)
● もし達郎の音楽をまたSpotifyで聴けるようにしてほしければ、ワーナーとSpotifyに我々の希望を伝えるべきだよ。日本国外のファンからプレッシャーをかければ変化があるかもしれないからね。僕もすでに伝え終えたところだ。(+16)
● この曲は私をとても幸せな気持ちにしてくれます。スキップして街に出たくなるんです!(+5)
● 年令を重ねるごとに良くなっていく曲だね。まるでワインのようだ。
● 日本の80年代はすごいね。(+4)
● 英語が完璧だから、誰かのカバーなのかなと思ってたよ(+2)
● 繰り返し聴いているうちに、ふとすべての歌詞が英語だということに気づいた。なんですぐに気づかなかったんだろう?(+3)
● ↑僕も気づくのに2分ほどかかったな。(+37)
● こんなエピソードがある。彼が若かった時「君は歌手に向いてないのかもしれないが、外国人の客にはウケていたから諦めるな。」と言われたそうだ。彼の魅力に最初に気づいたのは日本人じゃなくて、外国人だったというわけさ。(+1)
● ↑でも、彼は日本でビッグな存在だぞ。
● 2020年は僕らにとって良い年じゃなかったね。でも、この曲に巡り会えたからハッピーだよ。(+1)
● 大音量でこの曲を流しながら、車に乗って友達と海沿いを旅したい。そんな気持ちになる曲だ。
● 3回聴いてようやくWham!の曲じゃないことに気づいたよ。(+1)
● どうして英語圏の国でリリースされなかったんだろう?大ヒットしてただろうに。
● 僕が初めてタツの曲を知ったのは日本のドラマ「GOOD LUCK!!」を見た時で、そこではタツの「RIDE ON TIME」が使われていたんだ。その二年後、僕は職場で音楽の趣味が良い女性と知り合うことになる。ある時、僕の携帯電話から流れてきた着信音を聞いて、その彼女は驚いた顔を見せた。彼女は「山下達郎を知っている人なんてすごく珍しかったから。」と言う。でもその次は僕が驚く番だった。彼女は続けてこう言ったからだ。「私が将来結婚する時はタツの歌を結婚式で使いたいの。」でもその後、僕はタツの曲を調べてみて彼女の言葉の意味がわかった。タツは時代を超えた名曲をいくつも作っていることに気づいたからだ。彼の作品を知ることができて、僕は幸運だった。
● ちょっと信じがたいほどパーフェクトな曲だよ。本当に魔法のような曲だ。(+16)
● 時には僕に生きる力をくれる曲だね。
● とってもかわいいガールフレンドとファーストキスをしたばかりだ。とっても嬉しい気分だし、彼女にもとっても感謝している。彼女を送っていった後に聴いていたのがこの曲だ。神様って本当にいたんだな、そんなふうに思えたよ。(+1)
● この曲を聴くと「自分は孤独なんだ、でも同時に希望もあるんだ。」という気持ちになれる。すごく良い曲をありがとう、山下達郎。(+3)
● 達郎の曲で出来が今イチなのを見つけた人っているの?僕はまだ見つけたことないよ。(+1)
● 涼しくて気持ちのいい朝、サンタモニカのビーチでローラースケートしているような気持ちになる曲だ。
● 達郎が英語で歌っている曲は他にもあるの?
● ↑アルバム「Big Wave」は全部英語だよ。あと「For You」も英語だったね。彼が歌うクリスマスラブソングは英語と日本語の両方を使ってたな。
● 「ビッグウェーブ」って、良いスタンド名になりそうじゃないかな?(+1)
● アメリカ人が話すよりちゃんとした英語に聞こえるね。
● 僕の少年時代は90年代だが、今は自分たちより前の時代の音楽を勉強してるんだ。この曲はマジックだね。
● もう一度、初めてこの歌を聴けたらなあ。(+1)
● いつかこのジャンルの音楽が復活してくれることを願うよ!(+2)
● 日本がアメリカンポップカルチャーを愛してくれたのと同じくらい、みんなが何かを愛するべきなんだ。(+881)
● ↑日本文化とアメリカ文化の繋がりは深いよ。お互い深く愛し合っているんだ。(+218)
(翻訳終わり)
なお、次回の更新は 12月25日(金曜日)です。よかったら、また見に来て下さいね。
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