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「魔女の宅急便」を観た海外の人々は、何を感じたか? 【海外の反応・レビュー翻訳】

2017/09/08 15:55|スタジオジブリ関連TB:0CM:62

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 今回は、「魔女の宅急便」を観た海外ファンによるレビューを翻訳して皆さんにお届けします。

 1989年の映画ですので、公開から28年になるんですね。宮崎監督作品は「カリオストロの城」から「となりのトトロ」までは内容の評価は高かったものの、興行的にはずっと赤字だったそうで、この「魔女の宅急便」は宮崎監督にとって初めて興行的にも成功した映画ということになります。

 アメリカでは1998年にビデオが発売されて以降、当然のように高い人気を誇っています。今回翻訳したレビューは、米Amazonより抜粋しました。Amazonに投稿された全レビュー点数の内訳は下図の通りです。
 

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 実は、「魔女の宅急便」のレビュー翻訳は、6年前にも当ブログで一度やっています。リクエストを頂いたので、新しく投稿されたレビューを中心にもう一度翻訳してみることにしました。なお、本記事の後半には6年前に翻訳したレビューも載せています。

※ ネタバレを含んでいますので、作品未見の方はご注意下さい。

↓では、レビュー翻訳をどうぞ。

翻訳元: Amazon







● 「私たちには、みんなインスピレーションが必要です。手に入れるのが簡単じゃない場合もありますけれどね」 女性 バージニア州
評価:★★★★★

 キキは13歳の女の子。じっとしていられない性格で、積極的で勇気があって親切な修行中の魔女です。彼女はしきたりに従い、修行を締めくくるため、一年間、愛する家族や友達の元を離れて暮らすことになります。一人前になるためには、誰もキキを知る人がおらず、誰も彼女を手助けする人がいない場所に行かなければなりません。かつて、彼女のお母さんも13歳の時にそうしたように。

 チャーミングなだけでなく、とても楽しい物語です。自己発見と自立の物語でもあります。すでに他の多くの人が語っているように、映像は息を呑むほどの美しさです。私はこれまで、本当にたくさんの映画を鑑賞してきましたが、その映画の世界にずっととどまっていたい、できれば、ここへ住みたいとまで感じたことは稀です。宮崎監督はアニメーションを使って、愛すべき優しい世界を作り出してくれました。キキの辿り着いたコリコの街は、私にとって夢のような場所です。
 
 キキと黒猫のジジが選んだコリコの街では、誰もがお互いを尊重しあい、助け合っているように私の目には映りました。キキが、彼女の空飛ぶ能力を使って宅配サービスを始めた場所、キキが「落ち込むこともあるけど、この街が好きです」と語った場所、私にとっても夢のように輝く場所を、宮崎監督はその比類なき才能で生み出してくれました。
 
 宮崎監督の映画を、日本以外の世界に紹介してくれたウォルト・ディズニーにも感謝したいですね。子供と同じように大人も楽しませてくれる、かけがえのない宝物。私にとって「魔女の宅急便」はそんな映画です。






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● 「かわいらしく魅力的なヒロイン」 男性 ニューヨーク
  評価:★★★★★

 もし、あなたに小さな子供がいなくても、これは観るべき映画だ。そして、良き思い出として、胸の中に大切にしまっておくべき映画でもある。アニメーション、色づかい、英語の吹き替えなど、どれもが素晴らしい。

 でも、この美しいストーリーは子どもたちよりも、むしろ、大人たちの方に強く訴えかけてくる力を持っていると思う。僕たちは、誰もがキキと同じだ。この世界で自分の進むべき道を見つけようと努力し、自分の愛することをして暮らしていけたら…、と願う。やがて、自分はそれほど特別な存在じゃないんだということに気づく。自分はうまくやっていけないのかもしれない、友達も自分のことを理解してくれない…。そうやって、僕らは「魔法の力」を失うことになってしまう。

 キキもしばらく力を失うことになってしまうが、「魔女の宅急便」という作品そのものは、一瞬たりとも力を失うことなく、最後まで僕らを惹きつけてくれる。

 最高に楽しく、最高に好きな映画だね。





● 「猫のジジがいなければ、半分以下に減点です!」 女性 シカゴ
  評価:★★★★☆

 7歳、11歳の娘たちと一緒に観ました。年齢に関係なく、みんなが楽しめる映画でしたよ。

 11歳の娘は、街の人々が若い魔女をポジティブな存在としてとらえているところがすごく気に入ったようです。確かに、西洋の一般的な作品では見かけない設定ですし、興味深いところです。日本の人たちは、違和感無く受け入れられたのでしょうかね?この点は、今も不思議に感じています。
 
 あと、若い魔女が世の中に出てどんな風に自分の得意分野を見つけ、どんな風に生活の糧を得ようとしていたかというプロセスに、11歳の娘は興味を惹かれていましたね。娘は典型的なトゥイーン(訳注:8歳から12歳の子供)の女の子で、そろそろ自分の進む道を考え始めたり、独立心が芽生え出したりしているのですが、複雑なことはまだ理解できません。この作品は、素晴らしいキャラクターと忘れがたい物語を使って、娘にリアリティのある疑似体験をさせてくれたようです。
 
 キキの周りにいる大人たちも好ましく感じますね。キキを基本的には自由にさせつつ、彼女が病気をしたり困ったりしている時には手を差し伸べる存在です。親の立場としては、彼らにも感情移入してしまいます。

 7歳の娘にとっては、やっぱり、キキが空を飛ぶところが大のお気に入りだったようです。なんといっても、人類の長年の夢でもありますしね。そして、キキの親友である猫のことも好きになっていました。娘も猫を飼いたいそうです。ジジを演じた声優も最高でしたし、ジジのパートが個人的には一番楽しめました。

 この作品で唯一の不満は、わりと唐突にエンディングを迎えてしまうことですね。他の人もそう感じたのではないでしょうか。若い女の子たちは、日々、やっかいな状況に直面しているものですので、キキがトラブルをどんな風に切り抜けるのか、もう少し見たかったなと思いました。あと、もう少しユーモラスな仕掛けがあれば完璧でしたね。






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● 「最高にチャーミング(子どもたちのためだけの作品ではありません)」 女性 ペンシルバニア州
  評価:★★★★★

 私は12歳の娘(彼女はアニメを熱愛しています)と一緒に、このビデオを観ました。私たち二人はキキの行動に大笑いし、魔女としての修行のために新しい街を探そうとする彼女の情熱的な姿にすっかり引き込まれてしまいました。

 キキはホウキで空を飛ぶこと以外の魔法は使えないかもしれませんが、宮崎監督はありとあらゆる魔法を使います。キキの髪の毛が逆立つところ、ジジの丸い目の表現力、怒った鳥たちの攻撃シーンなどは見逃さないで下さいね。全てのコマに動きがあり、それがまるで現実であるかのように感じられるのです。

 ですが、宮崎監督の使う真の魔法は、キャラクターの描き方で発揮されます。それぞれのキャラクターは実によく作り込まれていて(決してビジュアル面だけではありません)、それぞれがちゃんと別々の人格として描き分けられ、なおかつ、自分たちの役割を果たしています。
 
 最高のキャラクターは、やっぱりキキですね。新しい街に溶け込もうとする彼女の情熱、さっぱりとした表情の中に込められたエネルギー。それらがひと目見ただけでこちらに伝わってくるのです。とてもセル画に描かれた絵であるとは思えません。

 是非、このビデオを手に入れて下さい。この作品は、ディズニー映画が残念な出来に思えるほどのものです。小さな子供向けですが、他の多くのアニメとは違って、大人でも十分に楽しめます。





● 「家族みんなで寄り添って鑑賞できる映画を探しているなら…」 女性
  評価:★★★★★

 家族みんなでソファーに集まって、暖かい毛布をかぶり、ポップコーンを食べながら一緒に鑑賞できるファミリー向け映画を探している人はいますか? そんな人におすすめできる作品です。ただ家族で楽しめるだけでなく、誰もが笑い、感動するのがこの「魔女の宅急便」なんです。観終えた時には、この映画を愛してしまっていることに気づくはずですよ!

 これは、単なるファミリー向け映画ではありません。ずっと心に残る大事な思い出を作ってくれる作品でもあるんです。私が子供の頃にも、家族みんなでジブリ映画を観た大切な思い出があります。私の最高の思い出の一つですね。

 美しい絵、目を離すことができなくなるストーリー、愛せずにはいられないキャラクターたち。この作品の主役であるキキは、とても優しい気持ちを持つ女の子です。他の映画で目にするような怖い魔女ではありません。
 
 私は、この映画をとても愛しています。そして、他の人にもこの映画を大好きになってもらいたいと思いますし、子どもたちと最高の思い出を作ってもらいたいとも思います。
 
 私は子供の頃、母と父からこの作品の思い出をもらいました。今、その思い出は二人のかわいい息子たちに引き継がれています。4歳の息子は、毎晩、キキを観ながらトトロのぬいぐるみを抱いて眠りについているんですよ。




 

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● 「新しい世界を見つけよう!友だちを見つけよう!」 男性
評価:★★★★★

 「魔女の宅急便」は、多くの人々の心の琴線に触れるであろう作品だ。僕は、宮崎監督の作品を観るたびにそのキャラクターとストーリーに恋してきた。子ども時代にこの作品からも多くを学んできたし、今も、その影響は僕の中に残っていることが実感できる。

 キキは、彼女の世界に僕を連れて行ってくれて、家を離れるとはどういうことなのか、自分という自立した存在になるというのはどういうことなのかを教えてくれた。物事は常に計画通りになるわけではないこと。こちらが何かを与えても、相手がこちらに何かを与えてくれるとは限らないこと。でも、誠実な気持ちと姿勢を保ち続ければ、必ず、それはゴールにたどり着くための手助けになってくれること。
 
 もし、気持ちが晴れやかになる映画を探しているなら、あるいは、自分が何かを成し遂げたいと思っているなら、絶対にこの「魔女の宅急便」を観るべきだよ!





● 「かなり小さなお子さんも楽しめます」 女性
  評価:★★★★★

 私の2歳の息子と4歳の娘は、二人とも「魔女の宅急便」を溺愛していますよ。そんなわけですから、小さな子供を持つ友だちには、この作品をプレゼントすることにしています。この作品は、子どもたちに自分の得意なものは何かを考えさせ、努力させるための刺激になるようですね。私の息子も、頑張り続けることが大事なんだということを学んでくれました。

 ただ、実を言うと、息子はキキのようにホウキにまたがって空を飛ぶ練習をしていただけなんですけどね。数日後に、どうにか彼には歩く方が向いているんだということを受け入れてくれましたが…。






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● 「ラブ」 女性
  評価:★★★★★

 冗談言わないで、この映画を愛さない人なんているわけないでしょ。私はこの映画を観て育ってきました。ただ、VHSのプレイヤーが壊れてからは鑑賞できなくなり、そのことがずっと気になっていたので、今回、とうとう「魔女の宅急便」のDVDを手に入れました。最高にハッピーです。なぜなら、私はこの映画を愛していますからね。

 恐らく、おばあさんになっても、ロッキング・チェアに揺られながら鑑賞し続けるでしょう。愛らしく、冒険心に溢れていて、イマジネーションをかきたて、あなたの内なる子供にも力を与えてくれる作品ですよ。





● 「アーティストへの頌歌」
評価:★★★★☆

 アニメーションのファンとして、「魔女の宅急便」は強くおすすめしたい作品です。私は多くのスタジオジブリ作品を心から楽しんできましたし、愛してもいますので、「魔女の宅急便」を観ることになんの迷いもありませんでした。

 事前に読んでいた多くのレビューの印象から、この作品は「自らの信ずる道を進め」といったタイプの物語なんだろうなと予想していていたのですが、実際には、まるで予想とは違っていましたね。後ほど説明しますが、私は、この映画を観て「これは、アーティストの旅なんだ。」と感じました。作品を観る上で心配な要素は何もありません。ジブリ作品の大半がそうであるように、暴力的、性的な表現はありません。家族向けの作品です。
 
 基本的なストーリーはシンプルです。目的地がどこであるかよりも旅をすることそのものに意味があるのだという、これまでのジブリ作品の流儀に忠実でもあります。若い見習いの魔女であるキキ、彼女は13歳になりました。伝統に従い、彼女は家を離れて、よその街で一年間修行しなければなりません。
 
 その後は、彼女が友だちを作ったり、生活の手段を見つけたり、自分が得意なものを探したりといった、キキの新しい生活における日々の行動を追っていきます。彼女は好奇心旺盛ではあるものの、明確なプランがあるわけではありません。
 
 ここまで読んで、なんだかすごく退屈そうな物語だなと思われたかもしれません。でも、実は登場人物同士のやり取りや関わり方が実に素晴らしいのです。そのおかげで、退屈なはずのものが退屈に見えません。そうやって、彼女は世の中というものを理解していこうとします。その過程での様々な感情、気持ちの浮き沈みも描かれます。
 
 ただ、私を最も強く惹きつけたのはこの作品のテーマです。先ほども記したように、多くのレビュアーはこの作品のテーマが「自らの信ずる道を進め」ということであるように書いています…。でも、私にはこれが正しいとは思えませんでした。私としては、この作品のテーマは「アーティストの旅」だと言いたいですね。
 
 実際にはアーティストであれ、ミュージシャンであれ、職人であれ、エンジニアであれ、それから魔女であっても同じでしょうが、最初は物を作ること、あるいは表現することがとても楽しいというところからスタートするはずです。そして、より良いものを作るために努力します。その後、多くの人たちはそれを仕事にできたら…と思い始めます。自分の愛する分野で生計を立てられるようになれば、これまでよりさらに楽しくなるのではないかと考えるのです。
 
 しかしながら、たいていのアーティストは、仕事にすることでマンネリの罠にはまってしまいます。つまり、ここに分岐点があるのです。自分のアートを道端に捨ててしまうのか、それとも、さらに深く掘り下げて自らのアートの本質を追求していけるのか、という分かれ道です。
 
 純粋な楽しみのためだけに何かをすること、これを生涯続けるのは困難です。楽しさというものは、実に簡単に消えていってしまうものですからね。「魔女の宅急便」では、このテーマがキキの体験を通じて深く描かれています。私は、一人のミュージシャンとして、それを強く実感できました。そして深く魅了されました。
 
 「魔女の宅急便」は、真面目に考えるべきテーマを含む普遍的価値のある映画です。特にアーティスト向けですね。同時に、キャラクター同士の関わりも大きな意味を持ちます。展開がスローなおかげで、あまり好きになれない人もいるかもしれませんが、それでも、これは傑作です。アニメーションが大好きな人なら、少なくとも、生涯のうち一度は観る必要のある映画ですね。



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 管理人より:今回の翻訳は、ここまでです。これ以下は、2011年にアップした「魔女の宅急便」翻訳記事の再録となります。
 



● 「まさに魔法だ!」 男性 ニューオーリンズ
  評価:★★★★★

 最初に白状しておくが、私は40歳の男だ。私が大のアニメーション好きであり、ロジャー・エバート(訳注:アメリカの非常に著名な映画評論家。絶大な影響力を持っていた。故人。)がレビューでこの映画を褒めていた事から、妻が誕生日にこの映画のDVDをプレゼントしてくれた。

 私の妻とロジャー・エバートは間違ってなかった。私は、まるで魔法にかかったようにフィルム全編に見入ってしまったのだ。好きなところがありすぎて、どこから賞賛し始めていいものやら困ってしまうくらいだ。

 アニメーションは極めて素晴らしく、全てのシーンにおいて細部まで丁寧に作り込まれているし、キャラクターたちは実在していそうで、かつ魅力的だ。アメリカの声優の演技も良い。

 (中略)
 
 ストーリー展開はアニメーションと同様に力強く、あらゆる鑑賞者層の期待に応えるものだろう。アニメーションのディテールにも注意して観て欲しい。例えば、キキが街中の路上から飛び立つシーンにおけるホコリの舞うさま、そして不安定になった空飛ぶ能力を試そうと、足で跳ね飛ぶシーンなどだ。
 
 ウルスラにも注目してもらいたい。自立してたくましくも心優しい女性アーティストである彼女は、予想外に素敵なキャラクターだった。13歳の姿を感傷的になりすぎることなく作品にしたウルスラは、キキと同じように素晴らしいロールモデルの一人だ。また、キキが住むことになった街も見て欲しい。この街は世界中のあらゆる都市をミックスさせたものだが、この街の細部の描写には要注目だ。

 この作品は、魔術や魔女を非常に肯定的なものとして表現している事にも気付かれると思う。これは他の多くの映画には見られない特徴だ。展開していくストーリーには抗い難い魅力があるし、互いの影響を受けながら自分を表現するキャラクターたちは、奇妙なほどにリアリティがある。
 
 あなたが4歳でも、14歳でも、24歳でも、あるいは40歳でも、そんなことは関係ない。これは無条件に素晴らしい映画であり、優れた技量を備えたアニメーターによる芸術作品だ。私はためらう事なく、誰にでもお勧めする。この映画はあらゆる人たちの心を引きつける作品と言えるだろう。





● 「本当に心温まる物語」 女性 アラスカ
  評価:★★★★★

 キキは修行中の魔女です。もう両親から教わることが無い年齢になった彼女は、見習い魔女として広い世界に出て、自分にしかできないことを見つけなければなりません。ただ、魔法の呪文は苦手なので、人々の役に立てることはあまり出来なさそうです。

 彼女が移り住むことになった街では、それほど魔女は歓迎されないのですが、スピーディに荷物を運ぶお届け物屋さんとしてなら彼女も役に立てそうです!ホウキにまたがって空を飛べるキキにはぴったりの仕事でした。

 この物語は、私たちみんなが一度は考えたことのあるテーマを扱っています。それは「自分は何者なんだろう」、「自分の得意な事って何だろう」そして一番大事な「自分が本当にやりたいことは何だろう?」といった事ですね。

 夢想的なアニメはとてもたくさんありますけれど、この映画は驚くほど現実的です。現実をソフトにして表現してはいますが、決して現実逃避ではないんです。例えば、家族から疎んじられる老婦人の話が出てきますけれど、その他にも私たちの実際の暮らしの中で、悩みの種になりそうな事が控えめに表現されています。
 
 つまり、誰もが楽しめる映画である上、観た人全てがそこから何かを感じるような映画だということです。それに、アニメーションもとびっきりの出来ですよ。作品中に登場する街はストックホルム、ロンドン、プラハがモデルになっていますので、ヨーロッパの人ならなじみ深く感じるのではないでしょうかね。






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● 「宮崎監督が、またやってくれた!」 女性 フロリダ州
  評価:★★★★★

 以前に図書館で「千と千尋の神隠し」を借りて大いに楽しんだ事がありましたので、ビデオショップで「魔女の宅急便」を見つけたときは隠されていた宝物でも見つけたような気分になり、すぐに買っちゃいました! その晩、早速鑑賞したんですが、結局、その後の2~3日で何度も繰り返し観ることになりました。

 この映画は勇気、そして自分の進む道を見つけることについての教訓を家族で学べる作品ですね。私たち家族はキリスト教徒なので、最初は「魔女」についての映画を観ることに多少の抵抗を感じましたけれど、観終えた後は、みんな宮崎監督の大ファンになりました!クリスマスプレゼント用に、あと3本買うつもりです。





● 「ラブリーキキ」 女性
  評価:★★★★★

 私が「魔女の宅急便」を観たのはテレビでした。どのチャンネルだったかは覚えていませんが、とにかく、この作品には私を見入らせる何かがあったんです。画面に映っていたのは、飾り気のない黒のドレスを着て、ビックリするほど大きなリボンをつけた少女でした。彼女は自分の背丈を超えるような、明らかに大きすぎるホウキを持っています。なんて魅力的で可愛らしいんだろうって思いましたね。彼女の名前はキキ。これはちょっと愛らし過ぎるでしょう。

 それから、キキ以外にも私の心をとらえるものがありました。これは普通のカトゥーンじゃない。何かが決定的に違う。アニメーションの動きは凄くいい。キャラクターは実際にいそうだ。これは一体なんなんだろう? 私は、長椅子の上に前屈みになった姿勢で観賞し始めたんですが、それに気付く事なくテレビを見続けていました。ポテトチップスも手をつけないまま、最後まで残っていました。
 
 観終えた後はすごーく良い気分になって外に出て行き、近所の湖を散歩しました。湖に飛び込んでしまいたいような気持ちでしたね。

 この映画は誰にとっても魅力ある映画だろうと思います。私が一番お気に入りのシーンはエンディングクレジットです。キキがお店のウインドウを覗き込んでる後ろを、小さな娘を連れたお母さんが通るんですけれど、その女の子はキキのマネをしているんです。赤いリボンをつけて、小さなデッキブラシを持ってね。これは可愛すぎて死にそうになりましたよ。






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● 「癒しの映画」
  評価:★★★★★

 この映画はもう何度も繰り返し観てきましたが、観るたびにいつも心が温かくなるんです。この素晴らしい傑作を持ってる私は、何と幸運な人間なんだろうと思いますね。この映画を観終えると、私はいつも知り合いの人を抱きしめて回りたいような気持ちになります。

 この映画が私に及ぼした影響力の強さは、自分で驚くほどのものです。素晴らしいことは普段の暮らしの中に沢山あるんだ、「魔女の宅急便」は、そんな事を改めて思い出させてくれる映画です。





● 「気持ちを高めてくれる美しい映画」
  評価:★★★★★

 すごくいい映画ですよ。キキもジジも大好きです。この映画は両親と一緒に観ました。アニメは単なるお子様向けのもので暴力ものばっかりと両親は思ってたようですが、この映画を観終えた後ではすっかり認識も変わったようです。両親は、むしろ「恋に落ちた」と言っていいくらい気に入ったようで、それは私も全く同じでした。これからも繰り返し観ずにはいられない映画ですね。

 自分だけの特別な何かを探し出そうと旅立つ時のキキは、本当に可愛らしく無邪気です。彼女が人々と出会いトラブルに見舞われる時でさえ、面白く観られます。この映画がどれだけ素晴らしいか、これ以上うまく語れませんけれど、とにかく良い映画です。絶対観て下さいね!!





● 「レンタルするまではタイトルすら聞いたこともなかったのですが、素晴らしい映画でした」
  評価:★★★★★

 私たちには小さな娘が2人と息子が1人います。この映画は数年前レンタルショップで借りて観た後、購入しました。ホウキにまたがってお届け物屋さんをする少女が出てくる素晴らしいお話です。すっかり子供たちのお気に入りになってしまって、彼らは私が許可しなくても、勝手に何度も観てしまっているようです。続編を出してくれないものかと辛抱強く待ってるんですが。

 幼い女の子に買ってあげることをおすすめします。ガッカリされることはありませんよ。






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● 「成長していく事のほろ苦さ」 男性 カナダ オンタリオ
  評価:★★★★★

 私たちは子供の頃、全ての人たちは親切で寛大だと信じているものだ。しかし、成長するにつれ、世の中には残酷、拒絶、偏見といったような別の側面があることにも気付き出す。外見や服装だけで否定される事もある。ある人に親切に接しても、その人からは親切にされない事もある。現実に直面し、自信を失い、気持ちを乱されながらも、自分とは何者なのかを見つけ出そうとするのが我々の姿なのだ。

 キキは小さな魔女だ。修行のために、1年間家を離れて自分だけで生活していかなければならない。この映画は、彼女が成長しつつも現実に直面し、自分の内に秘めた強さを見出していくという物語だ。最初のうち、彼女は人々が親切で素敵なものだと無邪気に信じ込んでいる。しかし、すぐに幻滅を味わうことになってしまう。
 
 あるシーンで彼女は老婦人に出会う。その女性は孫娘の誕生プレゼントにパイを作ってあげようとしていた。キキは頑張ってパイ作りを手伝い、雨が激しく降る中、びしょぬれになりながらも急いでパイを孫娘に届けた。次に何が起きたか? ドアを開けて「何かご用?」とトゲのある調子で訊ねた孫娘は、軽蔑を込めた目でキキを見たのだ。キキが説明すると「私、このパイ嫌いなのよね。」と嫌そうに答えた孫娘は、さっさとパイを受け取り、バタンとドアを閉めてしまう。

 人に精一杯親切にした見返りがこれでは、キキが自信を無くすのも無理はない。だがこういう事は、我々も日々の暮らしの中で時として受ける仕打ちでもある。そしてキキのように心の強さを身につけようと努力しなければならなくなる。仮に酷い仕打ちを受ける事がわかっていても、優しさを持ち続けようと努めるのだ。

 「魔女の宅急便」は、子供たちにも、すでに大人になった人たちにも、全ての人に観て欲しい映画だ。大人になり、経験を積んでいくほど、さらに深く理解できるようになっていく映画だと思う。全ての人に強くお勧めさせて頂く。





● 「キキは最高」
  評価:★★★★★

 最高の気分になれる映画ですよ。私の子供たちはこの映画を観るのが大好きで、繰り返し、繰り返し、繰り返し何度も観ます。ただ、私は全然それが気にならないんです。ちょっと自分でも驚きなんですが、それは、この映画がそれほど素晴らしいからなんでしょうね。家族で楽しめる素晴らしい映画だと思います。





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● 「最高のストーリー、ゴージャスなアニメーション」 ワシントン州
  評価:★★★★★

 私は画家ですが、このアニメーションの芸術性には非常に満足しています。キャラクターは普通のジャパニメーション風ですが、彼らの動き方、服や髪の動きは非常にリアリティがあります。背景の描き方にも説得力を感じますね。

 光と空中における動きの表現は素晴らしくリアルに感じますし、鳥や木々といった自然から建物などの人工物に至るまで、どれも同じように見事に描かれています。まるでヨーロッパを旅しているかのような気分になれますよ。ストーリーも胸に迫ってくるものがあります。

 弱くなった魔法の力を取り戻そうとするキキの姿はインスピレーションを求める作品中の画家と重ね合わせて描かれるのですが、2人の共通点は、同じ画家である私にとっても味わい深いもので、励まされる思いがしました。もう何度もこの映画を観ましたけれど、観るたびに新たな楽しみを発見できます。私の3歳の子供もこの映画が大好きですよ。





● 「最高!」 女性 ニューヨーク
  評価:★★★★★

 信じられないほど良くできたキャラクターと美しいアートに満ちた、最高に可愛らしい物語です。私はキキの事を丸ごと愛さずにはいられませんでした。彼女が悲しんでるときは私も泣きそうでした。彼女の楽しい友達、黒猫のジジには笑わされますよ! 

 私は宮崎監督のアニメーションに出会ったばかりですけど、もっと観たくてたまりません!キキは特別な才能に恵まれているけれど、同時にとても優しい女の子だから人を魅了できるんでしょうね。これから自分の進む道を見つけようとしている子供たちには、うってつけの映画ですよ。私は22歳で、もう子供じゃありませんが、やっぱり大好きですね。






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● 「子供のための最高の映画」
  評価:★★★★★

 私が初めて宮崎駿の作品に触れたのは3年前、「千と千尋の神隠し」が地元のアート系映画館で上映されたのを観てからだ。彼の描く、複雑かつ現実に存在しそうなキャラクターと壮大なアニメーションに、私はたちまち恋に落ちてしまった。それ以来、ずっと彼のファンで、彼の作品はこれまでに6本鑑賞している。

「魔女の宅急便」は、思いがけず大好きになってしまった映画でもある。宮崎作品としては平凡なものだろうと考え、観るのを後回しにしていたのだ。十代の少女向けの映画が、彼の主要作同様の壮大なスケールと重要なテーマ性を持つとは到底思えなかったのだが、それは誤算だった。それも、嬉しい誤算だった。今ではDVDも持っている。

「魔女の宅急便」は、全てのシーンが美しい映画だ。アニメーションは彼の作品のほとんどがそうであるように見事な出来ばえで、キャラクターはドストエフスキー作品の登場人物のように説得力がある現実的なものだし、おまけに、より魅力的だ。キキは賢くて周りの人たちともうまくやっていけるが、決して弾けるような可愛らしさでもない、見た目は平凡な13歳の少女だ。そのため感情移入もしやすく、彼女が自立を目指して経験を積んでいく様子は見ていて楽しい。

 細部まで注意して見ても驚かされる。例えばオープニングのシーンで優しく草を揺らす風は彼女の意識の目覚めを表現しており、行動を起こす彼女を待ち受けるものの象徴として、水たまりが描かれている事にもお気付きになるだろう。

 物語が現実であるかのように思え、そこに引き込まれていく力強さは「千と千尋」と同様だ。そして、これは自分を信じ、自立することをテーマにした物語でもある。アメリカの子供向け映画に蔓延している「悪者と戦い、悪を排除する」物語とは何と大きな違いがあるのだろう。

 この作品の唯一の欠点は作品そのものではなく、英語版の翻訳のされ方にある。(翻訳への不満が続くので省略)

 多少の不満はあるが、どの言語で観ようとも映像の美しさには変わりないし、ストーリーも原版と同じものだ。若い人なら絶対に持っておくべき作品だし、シンプルな美しさや日常の穏やかなひとときを描いた作品が好きな人なら、間違いなく大好きになってしまう映画だろう。 

 
 
角野 栄子
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作品紹介:13歳の満月の夜に、ひとり立ちの旅に出た魔女の子キキ。多くの旅立ちを経て、遂にあこがれのとんぼさんと結婚。そして、お母さんになります。まだ読んでない方も、このシリーズを読みながらキキと一緒に大きくなった方も、「魔女の宅急便」の世界を丸ごとお楽しみ下さい。


 (翻訳終わり)



管理人より:長い記事になってしまいました。最後まで読んで下さった方がいらっしゃるのかどうか不安ですが、ともかく、読んで頂いたみなさん、ありがとうございます。今後も、ジブリ作品のレビュー翻訳は少しずつやっていこうと思っています。

 過去の映像作品レビュー翻訳記事を以下に一部ご紹介します。興味のある方は御覧ください。なお、次回の更新は来週金曜日(9月15日)です。


「七人の侍」を海外の人々はどう観たか?
「火垂るの墓」を観た海外の人々は何を感じたか?
「君の名は。」を観た海外の人々は何を感じたか?





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コメント
翻訳ありがとうございます
もし低評価(☆3以下)の中で身のあるレビューがあるようならそちらも見てみたいですね
No Name #-|2017/09/08(金) 16:26 [ 編集 ]
ボリュームある翻訳ありがとうございます
あ #-|2017/09/08(金) 16:45 [ 編集 ]
海外版の主題歌はどういうことになってるんだろう?
「魔女の宅急便」の記憶の半分はユーミンの歌なんだが…
No Name #JalddpaA|2017/09/08(金) 16:53 [ 編集 ]
考えてみたら
あっちは「魔女」がネガティブにイメージなんだね
No Name #-|2017/09/08(金) 17:01 [ 編集 ]
そういやキキって空飛ぶ以外になんか魔法使えたっけ?
名無しさん #-|2017/09/08(金) 17:01 [ 編集 ]
>もし低評価(☆3以下)の中で身のあるレビューがあるようならそちらも見てみたいですね

全部ではありませんが、ざっと最低評価のコメントを読んできました。作品内容に対してではなく、この商品に対する不満が書いてありましたね。以前にも同映画のメディアが発売されており、それと内容が若干異なることに対する不満が多いように見受けられます。一部カットされていたり、挿入歌が削除、あるいは変更されているようです。
名無しさん #-|2017/09/08(金) 17:03 [ 編集 ]
量もすごいが読みやすく分かりやすい、しかも日本人とは遠い感覚の言い回しや感想を選んでくれたのか、すごく面白かった。お疲れ様でした。ありがとう!
ななし #jHSMZ1/Y|2017/09/08(金) 17:03 [ 編集 ]

翻訳量が多くて読み応えありました。
レビュー翻訳たのしいですね。
No Name #-|2017/09/08(金) 17:23 [ 編集 ]
>>海外版の主題歌はどういうことになってるんだろう?
>>「魔女の宅急便」の記憶の半分はユーミンの歌なんだが…
そらアメリカの国家よ
歌の最後はライフル乱発して締めくくりでしょ
名無しさん@Pmagazine #-|2017/09/08(金) 17:50 [ 編集 ]
最後まで読みましたよ。
ヤマト運輸とのタイアップに言及してるコメントはないのかな。
まあ、知らなくてもいいことだけど。
名無しさん@Pmagazine #-|2017/09/08(金) 18:05 [ 編集 ]
句読点が多いです。
小学生へのインタビューの回答のようにたどたどしい印象。大人だったら、もうちょっとスマートに一節、一節をつなぎたい。

だらだらうなうな長たらしい文章も困るけど、こんなブチブチちぎれた文章は目が泳ぐ。
  #-|2017/09/08(金) 18:17 [ 編集 ]
最後まで読みました
長いコメントも楽しくて
いろんな人が色んなシーンでこの映画を観てるんだなって知れて、あったかい気持ちになれました
翻訳ありがとうございます!
No Name #Q3hG61Yc|2017/09/08(金) 18:17 [ 編集 ]
宮崎もひねくれてねえで続編出せばいいのにね
No Name #-|2017/09/08(金) 18:18 [ 編集 ]
長い翻訳むしろ嬉しいです!
読み応えがあって楽しかったです!
ありがとうございました!

久々に魔女宅観たくなったわ…
No Name #-|2017/09/08(金) 18:19 [ 編集 ]
各海外バージョンのジブリや、ドラゴンボールを見てみたいです^^。OPとED、BGMもどうなってるのか凄く興味あります。
キキの名前は「OKIの機器」から由来してるんでしょうか・・。
No Name #-|2017/09/08(金) 18:24 [ 編集 ]
10年以上前、魔女宅がフランスで公開(あるいはDVD発売の為だったか)に合わせて現地で映画の紹介HPを作ったことを思い出した。地図の上をキキが旅をするように移動していくと小さな窓の中で映画のシーンが数秒流れるという凝ったつくりだったが当時のフランスの魔女宅への愛を感じれた。
No Name #-|2017/09/08(金) 19:10 [ 編集 ]
いったいどこにカットする所があるというんだよ
名無しさん@Pmagazine #-|2017/09/08(金) 19:18 [ 編集 ]
何か声優の評判がいいみたいだけど

 ・ 男の子の声を女性声優がやる慣習が無いためジジがおっさん声
 ・ しかもラストシーンでジジがしゃべる蛇足付き

なんだよなあ・・・
No Name #h0D/NfaY|2017/09/08(金) 19:26 [ 編集 ]
魔女宅大好きなんで向こうでも評価高いのは嬉しいね
No Name #-|2017/09/08(金) 19:46 [ 編集 ]
ドストエフスキーが例に出されるんだな
今の若い人でドストエフスキー読んでる人何%いるんだろう
名無しの日本人 #-|2017/09/08(金) 19:54 [ 編集 ]
良かったです。以前の分も含めて全て読ませて頂きました。
時代が変われば人も感性も変わるってもの。
またレビューが溜まったら追加の翻訳お願いします(^o^)
No Name #-|2017/09/08(金) 20:09 [ 編集 ]
先日テレビで久石譲inパリを見てジブリ音楽を聴いたばかりなのでタイミングのよい記事でした。すてきなレビューをありがとうございました。さらにジブリが見たくなりました。
やっぱり海外のレビュアーは表現がすてきです。
No Name #-|2017/09/08(金) 20:16 [ 編集 ]
女子はホウキの柄が上昇するときとか股間が痛くならないのかな?
俺は玉が当たってムリ。
No Name #-|2017/09/08(金) 20:22 [ 編集 ]
アメリカ版はジジが違いすぎる。
音楽も換えてるのでちょっとね。
No Name #-|2017/09/08(金) 20:31 [ 編集 ]
>長い記事になってしまいました。最後まで読んで下さった方がいらっしゃるのかどうか不安ですが、

おいおいおい~、見てるよ? いつも見てます、最後まで!
いいものは長くていいんです、お得です!
内容よりこのメッセージにびっくりしました

なんてこと言うんですか、これはコメントしとかないとうっかり更新やめちゃうんじゃないかと焦ってガラにもなくコメントしにきました!
見てます、最後まで。楽しんでます、いつも。
ひどい誤解です、うっかりやめたり短くしないでくださいね。
いつも楽しませてくれてありがとうございます。
No Name #-|2017/09/08(金) 21:07 [ 編集 ]
翻訳面白かったです!
私も久しぶりに映画を見たくなった。
もしまだやってなかったら、久石譲のジブリ音楽に対するコメントも出来たら翻訳お願いします。
ジブリ映画には欠かせない存在だけど、海外ではどのように受け取られてるのか気になるので、もし良かったらですけど。
No Name #-|2017/09/08(金) 21:47 [ 編集 ]
ハヤオさんは大作よりも、こういう小品っぽい作品でこそ真価を発揮する作家だな。
トトロ、紅の豚、そして魔女の宅急便。
この3作こそ個人的トップ3だ。
ストーリーはシンプルなのに何回でも見たくなる魅力がある。
映像作家って力量に感心するばかり。
名無しさん #-|2017/09/08(金) 22:08 [ 編集 ]
2011年の翻訳も未読だったので合わせて読ませてもらいました。
翻訳感謝です。
こことすらるどは日本語訳がすごく自然で読みやすいです。
  #-|2017/09/08(金) 22:33 [ 編集 ]
興味深く拝読させていただきました。
あっと言う間に全部読んでしまって、少し物足りないくらいでした。
魔女は98年にアメリカで紹介された作品なんですね。
それくらいの時期に大学のパソコンでインターネットを閲覧していて、本作やるろうに剣心追憶編、カウボーイビバップ等のアニメ作品がアメリカで好評を得ているとの記事を読んだことが思い出されます。
もののけ姫の国内での大ヒットがアメリカに伝わり、もののけ姫のアメリカでの公開を通して宮崎駿の名前が徐々に海外に広まり始めた時期であったかと思います。
当時、ナウシカ、ラピュタの評判はいまいちで、トトロ、魔女の評価は高かった。
後者の二作品は非オタクにも受け入れられやすい作風だったのに対して、前者の二作品はコアなファンにアピールするような内容だったからでしょうね。
一部の人にだけその真価が理解されていた「日本の宝」が、徐々に海外で名声を得ていくその前夜の高揚感のようなものを思い出させていただきました。
個人的にはとてもうれしい記事でした。ありがとうございました。
No Name #-|2017/09/08(金) 23:00 [ 編集 ]
ラピュタの音楽はアメリカ版だとかなり変更されてるのは知ってたが、魔女宅もだったのか。
まぁアメリカはテレビアニメのOPやBGMも変えるくらいだからな(ドラゴンボール、ポケモン、デジモン等々)
如何にも子供向けなものにするから良いと思ったためしがない。
No Name #-|2017/09/08(金) 23:21 [ 編集 ]
管理人待ってたよ、これこれー!
ジブリの翻訳もっとくれ~!!
No Name #-|2017/09/08(金) 23:54 [ 編集 ]
攻殻機動隊とか世界に大きな影響与えた硬派なアニメの翻訳もほしいれす
No Name #-|2017/09/08(金) 23:56 [ 編集 ]
これだけの量を翻訳するのは大変だったろうね。お疲れ様
おかげさまで読みごたえあったよ
No Name #-|2017/09/09(土) 00:51 [ 編集 ]
>>海外版の主題歌はどういうことになってるんだろう?
最初に出したディズニー版では
I'm Gonna Fly"ってタイトルの曲に置き換えられてるってぽい

今売ってるのだと日本語と同じみたいかな
No Name #sSHoJftA|2017/09/09(土) 01:47 [ 編集 ]
個人的には、あの事件以来、キキのコスプレをするのが女児の流行りになるというのも微笑ましいとは思うけど、やっぱり空飛ぶ魔女の存在を街の人が自然に受け入れてる設定は、作り話にしても無理があり過ぎる。一番違和感があったのは、おそのさんが自分の目の前で魔女が空を飛んだのに「ワーオ」としか言ってないところ。普通なら大騒ぎだと思う。黒猫はキキ以外に人に話しかけてるシーンがないので、キキとテレパシーで会話してたんだろうなということで納得はできる。まあ屁理屈はやめて素直に楽しみます。ごめんなさい。
名無しさん@Pmagazine #-|2017/09/09(土) 02:24 [ 編集 ]
ジブリでの宮崎作品ではこれが一番好き
  #-|2017/09/09(土) 03:11 [ 編集 ]
>>2017/09/09(土) 02:24
あれは現実世界に似ているけれど魔女が一般人とともに存在するのが当たり前な別世界と考えるべきだよ
キキの実家も周辺住民に受け入れられていて奇異な目で見られたり魔女狩りの被害に遭うわけじゃない
キキに友達がいるし母親を頼る人達もいる
キキが実家を出て定住した街には最近住んでいる魔女がいないけど近隣の街には占いをしている魔女がすでにいる
当然オソノさんなどあの街の住人も魔女の存在を知っているけど滅多には見かけないというだけだから大騒ぎというほど大げさな出来事ではない
  #-|2017/09/09(土) 03:31 [ 編集 ]
キリスト教圏では「魔女」ってのはネガティブだから
この作品も云々という話を聞くんだが
「奥さまは魔女」とか「かわいい魔女ジニー」とか
あったろ、と思う
No Name #-|2017/09/09(土) 04:08 [ 編集 ]
>ラピュタの音楽はアメリカ版だとかなり変更されてるのは知ってたが、魔女宅もだったのか。

北米版はホント酷いよ。
米国のオーケストラは久石譲の監修が一切入ってないから楽譜だけの演奏になってる。しかも勝手にアレンジ入れまくりで、もはや全くの別物、世界観ぶち壊し。
声以外完全オリジナルだと思って見てる北米の人達が不憫だわ。
(まぁ北米版がこうなったのも全部鈴木敏夫Pが悪いんだけどな。)

先日NHKBSで「久石譲inパリ 2017」の放送があったけど
そのフランスのオーケストラも、それを見るフランス人の聴衆も
しっかりオリジナル版を見てるから日本人とも同じベクトルで感動の共有ができる。
実際久石譲の監修を受けたフランスのオーケストラ達の演奏は素晴らしい完成度だった。
No Name #nGUNN/fU|2017/09/09(土) 04:08 [ 編集 ]
海外版、どうなんだろう。私はカナダに住んでいたことがありますが、ドラゴンボールのオープニングとエンディングの曲はなかったです。結構重要なファクターだと思うんだけどな~。犬夜叉もやってましたが、基本曲はかからず、ナレーターの人が前回のあらすじを簡単に紹介してから本編にはいる感じです。なので海外版にいろいろ欠けているものがあって不満があるという気持ちは十二分に理解できます。
通りすがりの日本人 #-|2017/09/09(土) 04:27 [ 編集 ]
ナウシカ、ラピュタは日本人にしかテーマがわからないと思います。そこが不評の原因ではないでしょうかね。
通りすがりの日本人 #-|2017/09/09(土) 04:31 [ 編集 ]
翻訳ありがとうございます!
お子さんたちの反応が見れるのが嬉しいです。
自分の体験を思い出させてくれます。
見た後に湖を散歩したエピソードがすごく共感しました!
No Name #-|2017/09/09(土) 07:25 [ 編集 ]
翻訳お疲れ様です。
まだ魔女宅は観ていないです。TV放送で断片的には記憶あるのですが。そんなに面白いなら見てみようかな、と。
コネクト様が次にどんな内容を翻訳してくれるのかワクワクして楽しみに待っています。
α #o8W6TmNQ|2017/09/09(土) 11:26 [ 編集 ]
たしか今売ってる北米版は日本語選択すると日本のと同じだし吹き替え以外完全オリジナル
最初に出たディズニー版が改変しまくり
No Name #sSHoJftA|2017/09/09(土) 12:08 [ 編集 ]
アニメは子供向けという認識が強かったり
かわいい魔女という設定が欧米の人からすれば
違和感がある事に逆に驚きました
ググったら魔女狩りってキリスト教主導だったんですね
面白かったです、また楽しみにしてます
No Name #-|2017/09/09(土) 13:54 [ 編集 ]
久しぶりに宮崎さんの作品を見たくなった。
名無しさん@Pmagazine #-|2017/09/09(土) 21:49 [ 編集 ]
ちいさいころにみました。こんなくそめがねにききちゃんはわたせるか!とおもいました。
No Name #-|2017/09/10(日) 05:19 [ 編集 ]
今回の翻訳もあっという間に読み終わりました!贅沢言うなら毎回これ位のボリュームが欲しいです 笑

No Name #-|2017/09/10(日) 11:35 [ 編集 ]
>宮崎監督の映画を、日本以外の世界に紹介してくれたウォルト・ディズニーにも、感謝したいですね

ディズニーを絡めなければ展開させてもらえなかっただけです。

ディズニー作品だと勘違いしている人もいますね。


     #-|2017/09/10(日) 20:00 [ 編集 ]
2011年の翻訳が何となく記憶に残っていて非常に懐かしい
もうあれから6年も経ったのか・・・これからも長くこのサイトが続くことを願っている!
No Name #-|2017/09/11(月) 00:42 [ 編集 ]
プログ主さん 翻訳お疲れ様です。
更新頻度は少ないですが、内容は他の翻訳ブログの10倍はあります。
中には、数行の翻訳で全体像のつかめない翻訳ブログすらありますからね。
これだけの翻訳は大変とは思いますが応援しています。
もし、可能なら「7人の侍」の続編もお願いします。
■-■ #-|2017/09/11(月) 18:14 [ 編集 ]
アメリカ版の「ラピュタ」では、空から降りて来たシータをパズーが見つける場面のように、オリジナル版では電子音しか流れないシーンにも、背景にオーケストラの演奏が付け足されています。 これは電子音だけだと、アメリカの映画館では安っぽい印象を与えてしまうからだそうです。

ビデオ販売だけなら音楽を作り直す必要はなかったのかも知れないですが、「ラピュタ」は「もののけ姫」に続いてミラマックスが全米公開する予定(当時)で、作曲した久石譲の指揮により、新たにアメリカのオーケストラによって音楽がデジタル収録されました。

ディズニーのビデオで英語音声や、国内で販売された「USA版」のCDなどで、オリジナルのサウンド・トラックと聴きくらべてみるのも興味深いと思います。
F #d/CpiV46|2017/09/13(水) 14:05 [ 編集 ]
テレビアニメの場合、アメリカで放送される時はBGMが差し替えられるのが普通だけど、
映画ではヤメて欲しいものだな
SE(効果音)なんかも差し替えられる事が多いけど、もう作品の印象が別物になってしまう…
これがアメリカだけならいいんだが、アメリカを起点に世界配信されたりすると、改変版が
世界標準になってしまって、日本だけが除け者になってしまうという最悪の事態になったりもするし
No Name #TYQG4Gb6|2017/09/15(金) 14:01 [ 編集 ]
〉オリジナル版では電子音しか流れないシーンにも、背景にオーケストラの演奏が付け足されています。 これは電子音だけだと、アメリカの映画館では安っぽい印象を与えてしまうからだそうです。

電子音て、テクノをご存じない?
久石さんが指揮したのなら、ジブリ楽曲の方向性を決定づけたミニマルミュージックに泥を塗るような改変はしないはず。
久石さんがその収録現場で指揮していないことは音を聴けば判ります。

ですが、指揮していたことが事実ならば
ファンとして若干、音楽家「久石譲」をその部分に於いて見損ないますね。
No Name #nGUNN/fU|2017/09/16(土) 06:45 [ 編集 ]
合衆国でのナウシカの扱いは
もう全くの別作品としか言えない編集のされ方だったので
評価が低いのは仕方ないのです
魔女の宅急便が高評価なのは奇跡なのですよ
でも英語版はキキとウルスラの声が同じ俳優さんじゃないのが残念ですね
翻訳ありがとうございます
   #-|2017/09/16(土) 21:05 [ 編集 ]
英語版とスペイン語版を見てみたけど、BGMは両方とも英語版準拠だな
オリジナルから極端に外れたイメージではないけど、主張が強すぎて疲れる事この上ない
しかもスペイン語版は明らかに英語版からの孫訳で、英語版の超訳もそのまま引き継いでいた
これがあるから英語版はキッチリ作って欲しいんだよなぁ
まぁスペイン語版と言ってもスペイン向けじゃないんだろうけど
No Name #TYQG4Gb6|2017/09/17(日) 13:34 [ 編集 ]
>>No Name #nGUNN/fU
あんたは思い込みだけで貶し
自分の理想と違ったからと勝手に失望してる。
こういうファンが一番要らない。
  #-|2017/09/22(金) 19:09 [ 編集 ]
子供たちに気に入られているみたいだが
夢を追って生きて進まなければいけないのに
今までは普通に出来ていたことすら出来なくなっていく。
停滞の中で今までの自分を見つめなおし、自分を再構築していく。
挫折とかスランプとかまだ経験のない子供には、本当のテーマは見えてないだろうね。
No Name #-|2017/09/23(土) 04:46 [ 編集 ]
>電子音て、テクノをご存じない?

説明不足を お詫びします。

これはアメリカの映画館で響かせるサウンド・トラックに限った話しで、久石譲さんはアメリカ側から そのような説明を受けたようです。

音楽の改編についても久石さんの意思というよりは、ミラマックスによる「ラピュタ」の全米公開に向けた要請によるものでした。

久石さんは 日本のファンに、あくまでオリジナル版の音楽を楽しんで貰いたいともコメントされていたように記憶しています。



F #d/CpiV46|2017/09/25(月) 18:39 [ 編集 ]
>句読点が多いです。
>小学生へのインタビューの回答のようにたどたどしい印象。大人だったら、もうちょっとスマートに一節、一節をつなぎたい。

明治、大正、昭和期に書かれた日本文学を試しにちょろっと眺めてみてください。一部作家を除いて驚くほど句読点が多いですよ。
おそらく、あなたが電子媒体の文章に慣れ過ぎているからそう感じるのだと思います。
電子媒体の文体に合わせろという要求なら、ちょっと行き過ぎな気がしますね。

わたしはブログ主様の文章とっても好きです!
こんなにすんなり読める翻訳、市販の文章も含めてそうそう見当たりません。
いつも楽しませていただいております。復活されて本当にうれしい。
No Name #-|2017/09/27(水) 01:33 [ 編集 ]
F #d/CpiV46|2017/09/25(月) 18:39

詳細な経緯のご説明をありがとうございます。
もしや関係者かな?

#-|2017/09/22(金) 19:09
>あんたは思い込みだけで貶し
>自分の理想と違ったからと勝手に失望してる。
>こういうファンが一番要らない。

詳しい方が説明してくれたように、
久石譲にとっても本意ではなかったことが解る。
つまり北米版は、久石譲の(魂が込められた)音楽とは言えないわけだ。(本当にファンであれば一度音を聴けば判るはずだが…)
それを踏まえて、もう一度コメを読み返してみることを勧める。
もしあなたも音楽を志したことのあるファンであるなら理解出来るでしょう。
それでも分からないのであれば、あなたはただの“信者”に他ならない。
そういうファンが一番要らない。(とは言えカネにはなるw)

P.S.
詳しく説明してくれた方とのやり取りを見て、
あなたも知り得なかった事実を知ることが出来たのではないかな。
#nGUNN/fU #fOICWar.|2017/09/27(水) 05:55 [ 編集 ]
英訳はたしかに酷かった覚えがある
No Name #-|2021/08/13(金) 23:32 [ 編集 ]
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