

今回は、テキサス州で超人気のラーメン店、「Ramen Tatsu-ya」のレビューを翻訳して、アメリカ人のお客さんの声をお届けします。 お店の場所は、テキサス州の州都オースティンです。IT起業のメッカであり、目覚ましい発展を遂げている都市でもあります。ただ、ニューヨークや西海岸の大都市とは違い、ラーメン店の数は少なめです。こちらで日本人のタツさんが2012年にオープンした「Ramen Tatsu-ya」は、瞬く間に行列ができる人気店となり、すでに3号店までオープンしました。今回は、レビューサイト「yelp」に投稿された1号店のレビューを翻訳して、お届けします。 レビュー数は1684件(2017年4月14日現在)、評価の平均は5つ星中4つ星と、評判も上々。レビューの内訳は下図をご覧下さい。

↓では、地元のお客さんたちの声をどうぞ。 翻訳元: yelp
● 女性 テキサス州オースティン 評価:★★★★★
「そうね、ラーメンタツヤは、もうオースティンの新しい流行みたいになってるんじゃないかな。ええ、私たちも、この店がオープンするまでは、本当のラーメンがどんなものか、知りもしなかったのよ。ううん、ここで出すラーメンは、スーパーで売ってる13セントのラーメンとは別物なんだってば。」
行列に並んでいる間、私が弟に語ったのは、だいたいこんな感じの内容でした。
私が弟の所に遊びに行くと、いつも、彼は温かくもてなしてくれます。私はパンパンになったお腹を抱えて、よたよたしながら家に戻るのが恒例でした。そこで、今回は逆に、弟にラーメンをごちそうしてやろうと思ったわけです。 前菜として頼んだスライダー(訳注:ミニハンバーガー。この店のスライダーは、ハンバーグの代わりにカツが挟んであります。)が来ました。私はそれを二人分に分け、「さあどうぞ、一口食べてみなさい。」と、弟に言います。そう、これを食べたら、彼がショックを受けるだろうということを、私はよーく知っているのです。素直に食べた弟は、「な、な、なんだこりゃ?!」と叫びました。予想通りの反応です。だって、このスライダーはジューシーで、クリスピーで、気が狂うほどに美味しく、添えてあるポテトサラダも含めて最高の味なのですから。

さて、次はいよいよ、ショーの主役、ラーメンの登場です。運ばれてきたラーメンを見て、最初はマッケイラ・マロニーばりの不満顔だった弟ですが、いざ食べ始めると、もう相槌を打つ以外の反応を見せなくなりました。もちろん、彼は麺を口に運ぶ作業で忙しすぎたからです。一方、私の方も、とんこつオリジナルを夢中で食べていました。麺、玉子、チャーシュー、そしてスープ、全てがユニークでありながら、同時に完璧な料理でもあります。 いつかはデザートまでたどり着きたい、それが私の切なる願いです。というのも、必ずラーメンだけでお腹いっぱいになってしまうものですから。ただ、この願いを実現するには丸一日断食が必要になるでしょうね。デザートを食べるためにラーメンをスキップするなんて、絶対に間違っていますから。
アリガトウ。5つ星です。

● 男性 テキサス州オースティン 評価:★★★★★
行列に並んでいる最中、この店の内装を眺めていたけど、かなり良い感じだ。オシャレ過ぎず、かといって安っぽくもなく、威圧的でもなく、これぞラーメン店という雰囲気で、とても良いバランスだと思う。こんな店に食べに行ったよと、あとで自慢してもいい店だろうね。ただし、トイレだけは、なかなかぶっ飛んだセンスだった。別に店の雰囲気を台無しにするということはないが、一度、手を洗いに行く時にでも見に行くといいよ。
 トイレ
店内に入ったら、まずはカウンターで注文するようになっているんだが、ここには、ラムネ、ウーロン茶、緑茶など、色んな日本の飲み物がディスプレイされていて、もちろん注文もできる。日本製のビールだってあるし、日本のお菓子まである。最初に強く印象付けられたのは、ここのスタッフたちだ。彼らは、とても親切かつフレンドリーなんだよ。僕は注文しつつ、彼らと簡単な会話も交わしたのだけれど、とても感じが良く思えた。それは、僕らを単なる客としてではなく、人間として接してくれるからだろう。また、彼らは客の質問に、とても忍耐強く答えてくれる。相当バカな質問をする客に対してもだ。 今回は、この店にデートで来た。彼女は、ウォルマートで売っているような、1つ0.12ドル(13円)のインスタントラーメンを除けば、ラーメンの事などまるで知らない人なんだが、そんな彼女でさえ、この店のことを大好きになってくれたよ!
あと、この店には、お客がラーメンを楽しめるように、ラーメンの食べ方や日本文化に関して書かれた小さなパンフレットまで置いてある。また、多くの良いレストランと同様、お客が店に言いたいことや提案したいことがあれば、それを書き込めるコメントカードも置いてある。この店に来るのは、これで2回目だけど、絶対にまた来ようと思ってる。最初はとんこつオリジナルを注文したので、今回はこれを基準にして他の味を試してみたい。 なお、ラーメンの料金はだいたい8.5~9ドル(約920円~980円)くらい。あと、ラーメンにタケノコやチャーシューの追加など、トッピングを色々と選択できることも、かなり気に入ってるね。料金も別に高くない。たいていのトッピングはたった0.5ドル(54円)程度だ。他にも、「ボム(爆弾)」という追加メニューもある。これを追加することで、スープの味わいを変えることができるわけだ。もしクリーミーなスープにしたいなら、コーンボムやバターボムを頼めばいいし、辛いのが好きなら、スパイシーボムを頼むといった具合だね。ラーメンに入れずに、サイドメニューの1つとして頼むのもいいかもしれない。とにかく、ここは何もかもが素晴らしい。ラーメンの量はたっぷりだし、スープも最高、麺だって絶品、さらにチャーシューはとてもやわらかい。玉子ですら、実に見事だよ。どんな風に調理しているのか、想像も付かないけどね、ハハハ。 さて、2回めの来店である今回、僕が注文しようとしたのはミソ・ホットラーメンだ。ただ、どのくらいの辛さなのか、よく分からない。辛過ぎるのは困るなあと思っていると、店のスタッフが、普通の味噌ラーメンを注文した上で、スパイシーボムを追加すればどうかと提案してくれた。そうすれば、お好みで辛さを加減できるから、ということらしい。スタッフの言葉に従って、実際にやってみた。ちょうどいい具合にしたつもりだったけれど、結果的には、ちょっと辛すぎたかな。
 味噌ラーメン
あと、この店ですごく気に入ったのは、箸しか置いていないことだ。スプーンやフォークが無いんだよ。もちろん、これを問題だと感じる人もいるだろう。でも、箸だけの方が、間違いなく日本の文化にどっぷり浸かった気になれるんだよ。僕は「ここはアメリカなんだから、アメリカのやり方に従え。」という考え方を支持する気になれない。こういう事を言いたがる人たちは、もっと広い心を持つべきだと思うね。箸が使えない人は、リクエストすれば、店のスタッフが使い方を教えてくれるようになっている。僕のガールフレンドは日本料理を食べたことが無かったし、箸の使い方も知らなかったんだけど、ここで使い方を教えてもらっていたよ。そして、その体験がすごく嬉しかったそうだ。 もう、ちょっとしたエッセイでも書いた気分だけど、それだけの値打ちのある店だったと思う。ここで体験したことは本当に楽しかった。素晴らしい料理、見事なスタッフ、気の利いた内装に、安い料金。強くおすすめするよ。
● 男性 テキサス州シーダーパーク 評価:★★★★★
コレ ハ オイシイ デス! 僕は今、少々困惑しながら、このレビューを書いている。ここのラーメンを食べてから、僕の味蕾は混乱しっぱなしだ。まさに味わいの爆発のようなものだったからだ。僕が初めてラーメンタツヤに行こうと決めたのは、雨の降る寒い日のことだった。歩いて店のそばまで行くと、少し行列ができていた。並んでいるお客を見ているうちに、僕の中の期待感が、どんどん高まっていくのが分かる。なんだか、軽薄な女子学生にでもなったかのような気分だ。
店の内装は都会的な感じで、店内の雰囲気もいい。オーナーがカウンターの向こう側でドリンクのオーダーを取っており、他のスタッフは、彼を取り囲むようなポジションで、それぞれの仕事をしている。ランチメニューは種類が限られているので、注文を決めるのは簡単そうだ。僕が頼んだのは、オールドスクールラーメン。チキンしょう油スープと説明されている。これに味玉、それと、僕は豚肉ジャンキーなので、チャーシューも追加した。それに、名前が気に入ったので、コーンボムというトッピングも頼むことにした。他には前菜として枝豆も注文した。
 オールドスクールラーメン 今まで食べた料理の中で、一番スゴそうだぞと思う。ワクワクしながら待っていると、さあラーメンが来た。アツアツだし、見た目がなんとも華やかな料理だ。僕は迷うことなく食べ始め、そのまま一心不乱に食べ続けた。普段の暮らしの中で抱えているトラブルから、一気に解放されたような気分だ。僕は、もうしゃべることもできない。僕にできるのは、ただ麺を口に運び、味わいながら、「何を入れたら、こんな味になるんだろう?」とか「どうやって作っているんだ?」と考えることくらいだった。 スープは本当に複雑な味だ。多くの風味が混ざり合いながらも、見事に調和している。麺もコシがあって最高だし、豚肉は、口に入れたら溶けるほどに柔らかい。味のついた玉子も本当に良い味だった。他のすべての玉子に対して「一体、お前らは、今まで何をやってきたんだ?」と問い詰めてやりたい。正直、もう他の玉子は食べたくない。これ以上の味は、ちょっと想像できないと思う。食の神が現れて「お前に最後の食事を与えよう」と言われたら、迷うことなく、このラーメンをリクエストしたい。僕はこの時、食の頂点を味わったのだと思う。 あと、サービスも素晴らしかったことは付け加えておきたい。彼らは常にお客の状態を観察し、お客が満足しているかどうかチェックしている。

● 男性 テキサス州ルイスビル 評価:★★★★★
テキサス州では、ここのラーメンがぶっちぎりの1位だ。思い返してみれば、僕はオースティンに来る度に、常に、ここの店に寄ってラーメンを楽しんでいたようだ。初めて来る人は、とんこつオリジナルを注文するといいよ。あるラーメンを他の店のラーメンと比べたい時、とんこつラーメンが判断基準になるというのが、僕の持論なんだよね。
それに、他の人達も言ってるように、ここのとんこつラーメンを食べて後悔することは、まずないしね。僕も、あのクリーミーなスープにガッカリさせられたことは一度もない。一口吸ってもらえれば、時間をかけて丁寧に作られたスープであることが、すぐ分かってもらえると思う。このラーメンと最高のコンビネーションを見せてくれるのが、チャーシュー、玉子、キクラゲなどの具だ。実に良いよ。ここのは、ちゃんとした具しか入ってない。安っぽいものは何もないんだ。特にチャーシューは最高に柔らかくて、舌に触った瞬間に、文字通り溶けてしまうほどだ。 あと、ここのチャーシューは塩辛くないということも言っておきたいね。個人的に、料理を塩辛くする店は嫌いなんだよ。料理の味をごまかすために塩を使いすぎる店があるけれど、こういうのは恥ずかしい行為だということを分かってほしいもんだ。これで物足りないというなら、ラーメンに彩りを添えてくれる玉子だってあるよ。これも本当に最高だ。1つ食べたら、もう1つ追加注文したい気分になる味だね。

ここのラーメンで、唯一、僕が欠点だと思うのは、細麺を使っていることだ。それはもう、これは天使の髪の毛かと思うほど細い。この店が、なぜこんな細い麺を使っているのかは分からない。もちろん、ラーメンとして成立しているのは間違いないんだけれどもね。つけ麺では太い麺を使っているんだから、個人的には、ラーメンの方も、もうちょっと太い麺を使って欲しいと思うよ。つけ麺といえば、これもぜひ食べて欲しいメニューの一つだ。ラーメンとは、また違った体験ができるよ。こんなシンプルなものをここまで美味しくできることに驚くはずだ。ちょっとした変化を味わいたい人は、是非とも挑戦してもらいたいね。
1時間待ちでも構わないという人を除けば、混む時間帯は避けたほうがいいね。ラーメンタツヤは店を始めて1年になるけど、まだドアの外まで行列が絶えない状態が続いている。これは、彼らのラーメンがどれほど素晴らしいか、そして、みんなが何度も何度もそのラーメンを食べたいと願っていることを示す証だと思うな。

● 男性 テキサス州オースティン 評価:★★★★★
この店には、絶対に、また行かなきゃならない。最初のレビューを書いてから、さらに2回行ったけれど、最初に行った時よりも良かった。ここの店は、いつだって素晴らしいということだ。オーケー、正直に話そう。ラーメンタツヤは、僕の新しいクラック(コカイン)だ。しかし、普通のドラッグとはまるで違う。ストリートで手に入るドラッグは、1回目が一番ハイになれるわけだが、タツヤは全く逆だね。回数を重ねるごとに、どんどん良くなっていくんだから。
2回目に店に行った時は、確か、急にラーメンが食べたくなったんだ。どうしても食べたくてたまらなかったので、夕方の予定をキャンセルしてタツヤに向かうことに決めたわけだ。ああ、言われなくても分かってる。僕はもう、この段階で中毒になってたんだよ。そんなわけだから、ジムで軽くひと泳ぎだけすると、すぐにタツヤへ行った。もう、かなりの人が並んでいる。でも、別に問題無しだ。待つだけの値打ちがあるってことは十分承知しているからね。行列に並んでいる間は、面識のある常連たちとおしゃべりしながら過ごした。40分後、ようやく僕の順番だ。 その時、レジの担当はキュートな女の子だった。彼女はかなり礼儀正しく、我慢強く、そして仕事ぶりもプロフェッショナルだ。その彼女に、こちらの注文を伝える。僕が注文したラーメンは、いつものようにとんこつオリジナルだ。このスープは信じられないほどすばらしいからね。そして、チャーシューも最高だ。レジの彼女の勧めに従って、ファイヤー(追加スパイス)、ガーリック、ノリなども追加することにした。さらに、最近できた友達からチャーシュー丼もマストだと聞いていたので、これも注文する。
店内を眺めながらラーメンを待っていると、店員たちの動きがかなり素早いことに気づく。きっと、出来立てのラーメンを客に届けなきゃならないからだろうな、などと考えていると、ああ、とんこつラーメンが来た。自分の手でたっぷりガーリックをすりおろしてから食べる。このファイヤーはもう最高だ!これを勧めてくれたレジの彼女に感謝しなくっちゃ!とんこつの美味さに勢いが加わった感じで、まさにファイヤーの名前に恥じない味だった。唯一残念なのは、このスパイスの正式な名前が分からないことかな。分かっていれば、箱買いするところなんだが。

そして、チャーシュー丼も確かに絶品だった。チャーシューは、柔らかくて本当に良い味だ。そして、ショウガの風味が、料理全体を未経験のレベルまで引き上げてくれているように感じる。これは、まさに口の中のパーティだ。絶対に注文すべきだね。ちなみに3度目の来店時には、例の彼女がタケノコを勧めてくれた。もう「超スゴかった」としか言えない。彼女のアドバイスは実に的を射たものだったね。彼女は頭の回転が速いし、手際が良いし、ツボを押さえた事を言ってくれるし、人当たりだって、とても良い。ラーメンタツヤは、ただでさえ素晴らしいのに、さらに、ここでの体験を最高のものに高めてくれる、完璧なマッチメーカーもいるってことだ。もうこれ以上、何か必要ものがあるかい?ラーメンを堪能する僕に、最高の笑顔で挨拶してくれる彼女。全てがうまくいくように、色々と気も遣ってくれて、礼儀正しく、思いやりもあって、実にプロフェッショナルだ! まったく、なんて素晴らしい時間なんだろう!
暇な時にちょっと調べてみたことがあるんだけど、タツヤに来る客のうち、77%が待ち時間に不満を感じているそうだ。確かに、アメリカ人は待つことが嫌いだよね。でも、タツヤに関しては例外にして良いんじゃないかと思う。なんといっても、こんなレベルのラーメンは他では食べられないんだから。待つ価値ありだ!

● 男性 テキサス州シーダーパーク 評価:★
みんなには申し訳ないが、私はここではマイノリティのようだ。正直なところ、ここのラーメンがピンと来なかった。妻と一緒に来たんだが、彼女も途方に暮れていたよ。彼女は別の店のラーメンに関しては、大ファンなんだけどね。たまたま、ハズレの日だったのかな?と思って、念の為にもう一度行ってみたんだが、やっぱりダメだった。これだ!というような感覚は味わえなかったよ。
ただ、この店のファンにとっては良いニュースかもしれない。私が店に行かないことで、少々行列が短くなるわけだからね。
● 女性 カリフォルニア州サンタローザ 評価:★★
サービスは素晴らしいものでした。店員は、皆がとっても親切です。好きになれなかったのは、スープ、そして麺です。まず、スープはとても魚臭く感じました。それも、良くない意味での魚臭さです。私が、これまでに食べたことのあるラーメンのスープとは、まるで別物でした。ちゃんとした本格派のラーメン(オースティンにある他のラーメン店が本格派とは思っていませんよ)とも、まったく違います。さらに、麺も非常に硬いです。もう少し柔らかさがあっても良いと思うんですが。
残念ですけれど、私の好みではありませんでした。ただ、先ほども書いた通り、ここで働く人たちは素敵でした。そして、お店も清潔でしたよ。
● 男性 テキサス州オースティン 評価:★★★★★
オースティンのラーメンタツヤへウェルカム! それとも、イラッシャイマセ!というべきかな? ラーメンの世界には、守らなきゃならないしきたりは無いし、ややこしいルールも存在しない。一つあるとすれば、美味しくなきゃならないということだけだ。ラーメンは、こんな感じで自由な料理だ。しかし、オースティンの人々はラーメンについて、まるで分かってなかった…。ただし、あくまで「これまではそうだった」という話だ。
ラーメンタツヤは基本的にとんこつ醤油ラーメンの店だが、味噌ラーメンもある。僕が最初に注文したのはとんこつ醤油だった。濃厚なスープにジューシーなチャーシュー。とても味わい深いラーメンだったよ。ただ、基本的に僕はスパイシーなラーメンが好みなので、二度目に行った時は味噌ホットを頼んだ。これも驚くべき美味さだったね。こんな美味いラーメンは、2010年に日本を旅した時に味わって以来だ。味玉も良かったので、追加でもう一つ頼んだほどだ。ついでに麺も完璧だったので、こちらも追加した。「スパイシー・ボム」と呼ばれるスパイスも、やっぱり追加した。まあ、スパイスに関しては、僕が完璧に満足する辛さというわけでもなかったが、でも、十分満足できた。天国にいるようだった。

店の雰囲気も、僕が日本でよく通った店にとても似てる。ただし、流行りモノを追いかけてるだけの連中が列に混ざっていることを除けば、だけどね。とにかく、この店は急速に人気が出てきているから、待ち時間はかなりのものになることは覚悟しておいてほしい。しかし、店は目の回るような忙しさのはずだけど、この大勢の客をうまく捌いているスタッフたちの仕事ぶりは称賛しなきゃらないだろうね。特にラーメンは、出来上がったら、すぐに客に届けないとダメな料理なんだけど、それが確実にできているようだ。 ただ、何度か客の愚痴が聞こえてきたこともある。なんでこの店ではラーメンの持ち帰りが出来ないんだ?とか、フォークがないとか、そういうアメリカ人特有の不満だ。まったく呆れた連中だと思うね。僕は、タツヤが料理そのものについても、また、その提供の仕方についても、自分たちの基準を満たしたやり方のみを貫いていることを、素直に称賛したい。値段はボウルに入った麺料理としては少々高めなのかもしれないが、オースティンで美味いラーメンを出すのはこの店だけなんだ。だから、その価値はある。
結論:僕は、後ろ髪引かれる思いで日本から帰ってきた。その後に出会った中で、最高のラーメン。
● 女性 テキサス州オースティン 評価:★★★★★
さあ、すぐにこの店に来てラーメンを食べなさい。どうか、同じことを二度言わせないで下さいね!少なくとも、ここラーメンタツヤに並んでいる75人の人達は、みんな私の意見に賛成のようですよ。もちろん、私だって行列に並ぶことが好きなわけじゃありません。楽な方がいいに決まってますから。でも、フランクリンBBQ(地元オースティンの超人気店)とラーメンタツヤに関しては、並ぶ価値があるんです。冗談でもなんでもありません。
私がこの店に行った時の話をしましょう。私とボーイフレンドは土曜日の午後5時30分に店の前に来ました。その時はすでに大行列です。でもオーケー。想定していたことです。1時間待ちといったところでしょうか。私たちも列に加わることにしました。 私はお腹が空いてくると怒りっぽくなってくるのですが、この時も空腹のせいか、だんだん機嫌が悪くなってきました。それを察知した我が有能なるボーイフレンドは、近所のスーパーに軽いおやつと水を買いに行ってくれました。でも、この時は単なる空腹とは違っていたようで、彼が戻ってきた時には、私はほとんど気を失いそうな状態になっていたのです。目はかすんでくるし、倒れそうになるしで、大変でした。ひょっとすると、低血糖状態のようなものだったのかもしれませんが、今でもよく分かりません。とにかく、そのまま行列に並ぶのは無理だったので、絶対にまた来るわと心に誓いつつ、一旦、店を離れました。
時間は流れて、午後9時15分、私たちは、再び店に戻ってきました!もう、いつだってラーメンを食べられる状態になってます!! でも、問題が起きました。お店の人から、もうラーメンは売り切れてしまったので、他のものを注文して下さいと告げられたのです。なんて可哀想な私たち…。仕方なく、私たちはスライダーと枝豆、そしてサラダを注文することにしました。
注文してから7分くらい経ったところでスライダーが届きました。これは、小さなミートローフにパン粉をつけて揚げたものを、少々大きめのバンズで挟んだような感じでしょうか。ソースがかかっていて、コールスローも付いています。うん、これはおいしい。料金は少々高めですけど、これは注文して良かったですね。さあ、サラダと枝豆も来ました。サラダはシャキシャキとした歯ごたえで、気分をスッキリさせるおいしさです。枝豆はちょっと水分が多すぎるかなあといった感じで、これは忘れていいでしょう。なお、50セント追加すると「スパイシー」にできるオプションも有りますが、これも、特に必要なかったかな。ただ、私たちはラーメンを食べられなかったこともあって、なんでも一通りのものを試してみましたが。
しかし!! その時、店員さんの声が聞こえました。さきほど、ラーメンが品切れになったことを伝えた人です。彼は、どうやら「無いと思っていた麺のパッケージが見つかりました。ラーメンも注文して頂けますよ。」という趣旨の事を、今並んでいるお客さんたちに向けて説明しているようです。「えっ!ラーメンがあるの?なんで?どういうこと?」パニックになる私。しかし、有能なる我がボーイフレンドは、すぐさま別の店員をつかまえて事情を説明し、私たちもラーメンを注文できるよう頼んでいました。店員の女性もよくできた人で、ボーイフレンドを行列の先頭に回してくれます。「そうよ!でかしたわ!」と、見守る私。
それから10分もしないうちにラーメンが運ばれてきました。私はとんこつラーメンで、ニンニクを追加したものです。このラーメンの味は…、オーマイガッ、どう表現したらいいのでしょう?素晴らし過ぎるのです。スープは本当にとってもおいしくて、コクがあります。聞いた情報によると、豚の骨から作ったものらしいのですが、こんなスープは、これまで味わったことがありません。スープの具に入っている豚肉もおいしい。ソフトにゆでた卵もおいしい。もう、私は天国にいるかのようでした。正直なところ、ボーイフレンドにも分けてあげたくないほどです。でも、今日の彼は偉かったので、分けてあげました。とにかく、全てが良い味です。私は、なかなか5つ星をつけないのですが、ラーメンタツヤは5つ星にふさわしいお店でした。

ここまでは料理の素晴らしさについてお話ししましたが、もう一つのハイライトについても聞いて下さい。なんと、地元の有名シェフであるポール・キーも、この店で食べていたんです!! 私たちは注文を済ませた後、席に座るまで少し待ち時間があったので、ウォーターサーバーの近くで待っていたんですが、そこへポールが水を入れに来たんです。私は、思わず息をするのも忘れるほど驚きました。驚く私を、「大丈夫かい?」といった感じでポールが気遣ってくれたのですが、そこでボーイフレンドもポールの存在に気づき、私と同じ状態になってしまっていました。もちろん、良識あるオースティン市民として、食事中のポールに写真をせがんだりはできません。ただ、彼は席に戻った後で、こちらを見てニッコリ微笑んでくれたので、ああ、これで良かったのね、と思うことにしました。 また、ラーメンタツヤの話に戻りますが、もう一度、気を失いそうになることがあったんです!この店のオーナーであり、シェフでもあるタツさんが、私たちのテーブルまで挨拶に来てくれたんです。私たちは、この店のラーメンをどれほど楽しんだか、ということをお話しして、家に帰ったらYelpに今日のことを投稿しますよ、ということもお伝えしました。タツさんはニッコリ笑って、5つ星はつけて頂けそうですか?と仰ったので、ええ、ええ、もちろんですとも、と私もニッコリ笑ってお答えしました。 最高の料理で素晴らしい夜を過ごすことができました。みなさんも早めに食べに行って下さいね。ああ、あと、この店には料理の残り物を持って帰るための入れ物が置いていません。そして、私の過去のレビューを読んだことのある人なら御存知の通り、私は胃が小さい上にケチでもあります。そんなわけで、今回も、お店に自分のタッパーウェアを持って行きました。役に立ってくれましたよ。全然恥ずかしがる必要なんてありませんからね!
(翻訳終わり)
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何度お世話になった事か
管理人より: 長い記事になってしまいましたが、最後まで読んで下さった皆さん、どうもありがとうございました。また来週金曜日に更新します!
なお、過去の「日本の食事」ジャンルの記事は↓こちらです。興味のある方は、どうぞ、御覧下さい
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