
「10ドルを切る激安製品なのに高音質」が売りの、パナソニック製イヤフォン「RP-HJE120」。なんと、米アマゾンでのレビュー投稿数は46,000件以上!ちょっと見たことがないほどの人気商品です。今回は、米アマゾンで圧倒的人気と高評価を誇り、長い間ベストセラーになっている、このイヤフォンの英語ユーザーレビューを翻訳して、人気の理由に迫ってみたいと思います。
米アマゾンに投稿されたレビュー点数の分布は下図の通りです。

↓では、レビュー翻訳をどうぞ。 翻訳元: Amazon
▽続きを読む▽
● 「Bose製99ドルvs パナソニック製6ドル」 男性 評価: ★★★★★ Bose製99ドル(約11,200円)のイヤフォンとパナソニック製6ドル(約680円)のイヤフォンを比べるだって?おいおい、マジか?と思っただろう。でも、まあ聞いて欲しい。
僕はBoseを6年ほど使い続けた。さすがに、かなりくたびれてきたので、そろそろ引退させる潮時だ。そこで、新しいイヤフォンが必要になったんだが、僕は金欠ときている。出せるお金は6ドルだけ。とは言え、安っぽい音には我慢できない。iPhoneのスピーカーから音楽を聴いても、気分が悪くなるだけだ。それで、この素晴らしい6ドルイヤフォンを買ったというわけなんだよ。
いや、みんなの言いたい事は分かるよ。確かに、Boseの高品質な音と同じというわけにはいかないかもね。でも、けっこう近い音を出してくれるのも確かなんだ! 僕がこれまで聴いたことのある他の6ドルイヤフォンだと、こうはいかなかったし、欲しいとも思わなかった。控えめに表現しても、これが過去最高の6ドルイヤフォンだということは言えるね。 僕は、もっと高価なJBLのイヤフォンも持っているけど、まさか、この6ドルイヤフォンがJBLに勝つとは思いもしなかった。いや、事実上、すべての面でJBLより上なんじゃないかと思えるよ。 もちろん、正しく耳に装着した上での話だということは強調しておきたいけれど、ちゃんと着ければ、その音に驚くことは間違いないね。耳に突っ込まなきゃならないのは確かだけれど、不快感は感じないよ。 僕のBoseは、着けている事を忘れるくらい快適だった。パナソニックは、そこまで快適ではないものの、決して悪くはないよ。音が良くなる最適の位置に装着できれば、低音は力強く鮮明に響いてくる。高音だって明瞭だし、存在感もある。全体的には、とてもナチュラルな音だ。音が誇張され過ぎることは無いし、大きくロスすることも無い。
今の10倍の値段だったとしても、まだバーゲン価格のようなものだから、僕なら喜んで払うよ。いや、疑うのは分かる。でも、フランクリン(訳注:100ドル紙幣のこと。肖像としてベンジャミン・フランクリンが描かれている。)を1枚か2枚使ってしまう前に、まずはこれを試してもらいたいね。驚くことは保証するからさ。
※ 後日追記:このイヤフォンは、まだ僕の一番のお気に入りだよ!Boseの方が快適だということは認めるけれど、音に関しては、もはやパナソニックの方が上じゃないかと感じるようになった。イコライザーをフラットにした状態で比較すれば、Boseの方が、音のリアリティが欠けている感じがする。パナソニックの方はパーフェクトだ。深みのある低音、切れ味の良い高音、中音もさほどの劣化はない。まったく驚きだよね。でも、とてもハッピーだ。
Boseの代わりを手に入れるのに大金を使わなきゃならないと思っていたから、本当にありがたい話だよ。アマゾンのユーザーにはお礼を言いたい。みんなのレビューのおかげで、良いものが手に入ったんだから。僕のレビューも誰かの役に立って、お金を節約してもらえるなら嬉しいことだね。

● 「安いサングラス程度の値段だが、これはイヤフォンなんだ」 男性 評価: ★★★★★ 本当にお買い得なイヤフォンだ。僕はミュージシャンで、100ドル(約11,300円)以上のイヤフォンも持っている。そうした高価なイヤフォンを打ち負かす…とまでは言わないが、値段を考えれば、素晴らしく良い音を出してくれるイヤフォンだよ。「音楽を聴く楽しさ」に限定して言えば、30~40ドル(約3,400円~4,500円)のイヤフォンと十分張り合えると思うね。それに着けていて快適でもあるよ。
安っぽい飾りなどは一切無い。荒っぽい扱いに耐えられるようなものでもない。でも、例えば仕事中にPCなどで音楽を聴くような用途だと、十分楽しめるだろう。低音を楽しめるだけの気密性もあるし、普通では聞こえないようなバックグランドの演奏が聞き取れて、感心することもある。
結論:オーディオファン向けの高価な製品より、もっと安めの製品が欲しい人にとってはうってつけだと思う。良い仕事をしてくれるし、つけ心地も良いし、軽い。僕は、これを1年間壊れずに使い続けられたなら、またもう1個買うつもりだよ。モノをよく無くす人向けでもあるだろうね。 ● 「もっと高価なイヤフォンと同等の音質」 男性 評価: ★★★★★ 私はもう2年近く、このイヤフォンを使っている。そして、これまで何も問題はなかった。コードも丈夫で断線も無いし、端子もイヤピースも完璧に仕事をしてくれているよ。他の安いイヤフォンなら、数週間で断線することくらい当たり前なんだがね。この製品に関しては、まるでそんな気配は見当たらないよ。
音質は、これまでに使ってきたもっと高価なイヤフォンと同じくらい良好だ。特に低音は良いね。ジャズミュージシャンである私にとって、これは重要なことなんだ。
ボリュームを上げると、この値段の製品としては、かなり大きな音が出るから、大音量で聴くのが好きな人は、耳を傷めないように注意して欲しい。また、同じ価格帯のイヤフォンよりコードは長めだ。私は音楽を聴く時、イヤフォンを繋いだプレイヤーを、ズボンのポケットに入れるようにしているんだが、この場合、コードが短いイヤフォンだと問題が起こりがちだ。でも、このイヤフォンのコードは十分な長さだから、安全だね。
また、確実に良い音で聴くためには、正しく装着してもらいたいね。これは耳を覆うタイプではなくて、耳の中に装着するようになっているんだ。そして、深めに押し込むようにすれば、気密性も高くなる。そうすれば、低音も聴き取りやすくなるというわけだ。それに、周囲から聞こえてくる雑音もブロックしてくれるし、耳からイヤフォンがポロリと落ちにくくもなるからね。 高音質でコードが長いイヤフォンを求めている人になら、誰にでも、この製品を強くおすすめするよ。 ● 「低予算で手に入る最高にお買い得なイヤフォン」 男性 評価: ★★★★☆ もしイヤフォンにかけられる予算が限られていて、一番お買い得なものを求めているなら、これを選ぶと良いよ。僕も同じように考えて、他の安いイヤフォンを数え切れないほど買い、そして、ひどい目にあってきた。だが、このパナソニックのイヤフォンは「この値段としては」だけれど、卓越した製品だよ。
装着感 - 製品の写真を見ると分かる通り、耳にすっぽり入るデザインになっている。そして、実にピッタリだ。これが不快という人もいるかもしれないが、このデザインのおかげで、かなり強く頭を振っても、耳からイヤフォンが外れることはまずない。
イヤーピースは交換可能で、最初からついているものに加えて、小サイズのものと大サイズのものが別に付属している。この中から自分に選んだものを取り付ければいい。耳の奥までフィットするようにすれば、外からのノイズもかなり抑えてくれるはずだ。車や飛行機、バスや電車に乗った時のノイズも聞こえにくくしてくれるし、ランナーにも向いているだろうね。ただ、こうした装着感のイヤフォンが気に入らない人にはおすすめしない。人それぞれ、好みの違いはあるものだからね。
低音域 - 値段を考えれば、かなりのものだ。もし、低予算でも低音は大事にしたいと思うなら、君の払った7ドル(約790円)は報われることになるだろう。
中音域 - 安いイヤフォンは、たいてい中音が弱点になるものだが、それはこのイヤフォンも例外じゃない。結構な劣化がある。原音に忠実な部分も、そうでない部分もあるけど、全体としては、もっと高価なイヤフォンを使わない限り、多くの音が失われるのは確かだろう。値段を考えれば、よく出来ているのは確かだが、やっぱり7ドルのイヤフォンだ。支払った値段に見合った品質のものしか手に入らないという現実からは逃れられない。
高音域 - 値段相応といったところだね。特別なものは感じなかった。10ドル(約1,130円)未満の予算では、多くの音が劣化するのはやむを得ないし、避けることも出来ない。
その他 - 10ドル以下のイヤフォンは、ノイズがきつい。プラグを差し込むと、ヒスノイズのような音が聞こえるのは、安いオーディオ製品では普通のことだ。だが、この製品では、そうしたノイズはかなり少ない。外から聞こえるノイズも含めてだ。これは10ドル以下のイヤフォンでは、かなり値打ちのあることだと思う。全体のサウンド品質は、この価格帯のイヤフォンからは聞いたことが無いほど優れている。リモコンは無いが、もし、気になったら購入して欲しい。
まとめると、ポッドキャストやオーディオブックしか聴かない人、音質にさほどこだわりのない人、そして予算に制約のある人にとっては素晴らしい選択肢になると思う。ただ、もっと高音質で音楽を聴きたい人や、もっとイヤフォンにお金を使ってもいいという人には覚えておいてもらいたいんだけど、この7ドルのイヤフォンは、300ドル(約34,000円)のサウンドを聴かせてくれる奇跡の製品ではないということだ。 ただ、7ドルとしては、明らかに上々のイヤフォンだ。地元の店で手に入る15~20ドル(約1,700~2,260円)のイヤフォンよりは良い音を聴かせてくれるだろうね。4つ星が妥当なところかな。このレビューが役に立つことを願っているよ。

● 「ひどい製品」 男性 評価: ★☆☆☆☆ 僕は、ここでは、明らかに少数派のようだね。でも、このイヤフォンは本当に酷かった。左耳からパチパチ音が聞こえてくるし、耳に入れる位置をどんなに調整しても、ちょっと耐えきれないくらい安っぽい音しか鳴らない。なぜ、レビューがここまで高評価なのか、理解に苦しむね。
それに、このイヤフォンは、ほぼ100%高音しか鳴らない。低音は無いも同様だ。僕は別に低音にこだわりすぎるというわけじゃない。バランスの良い音が好きな方だ。だが、このイヤフォンは酷かった。肯定的なレビューを読んだから期待していたんだけどね。
良い面としては、耳からポロリと落ちたりはしない、ということかな。 ● 「50ドルのクオリティが6ドルで体験できる。こいつを買おう!」 男性 評価: ★★★★★ 僕は普段、100~250ドル(約11,300~28,300円)のイヤフォン(Shure、UEなど)を使っている。問題なのは、よくそれらを失くしてしまうということなんだよ。そこで僕は、誰もが絶賛する、このパナソニック製イヤフォンを使ってみることにしたというわけだ。6ドルのイヤフォンなら、失くしても大きなダメージにはならないからね。普段100~250ドルのイヤフォンを使っている分、ハードルは高い。でも、予測していたより、ずっとずっと良い音だったんだ。高評価のレビューにも納得だね。 まずは、ハッキリさせておきたいんだけど、このパナソニックのイヤフォンは、100ドル以上のイヤフォンと張り合えるほどの音質だと言うつもりは無い。ただし、30ドル以下(約3,400円)の製品を集めた中ではトップクラスになるだろう。恐らく、50ドル(約5,660円)の製品とも張り合えると思う。ここに長所と短所を書いておくよ。
長所:もちろん価格だね。もし、これが30ドルであっても、お買い得だったと思うだろう。サウンドには少々温かみがあり、かなりニュートラルだ。低音は締まっていて、良好なレベルだね(ちゃんと装着して密閉性を高めた場合)。高音も良いし、明瞭だし、甲高すぎることもない。エレキギターのシャキシャキした音も際立たせてくれるし、心地良い。複数のイヤーピースが付属している。
短所(6ドルのイヤフォンとしては、短所は無いに等しいけれど、僕が普段使っている100~250ドルのものと比べると、及ばない点はある): ケーブルが細くて、もつれやすい。この辺は、いかにも6ドルの製品といったところだ。ただ、端子はしっかりしている。中音域は、それほど明瞭でもないし、前面に出てこない感じだ。これが一番の弱点だね。
1時間から2時間ほど聴き続けていると、少し疲れてくる。恐らく、音のクリーンさが乏しいからだろう。聴くのを止めたくなるほど酷いわけじゃないけれど、でも、それに気づいてしまうのは確かだね。もっと高価なイヤフォンだと、4~6時間でも、疲れずに聴き続けていられるものだから。
結論としては、この6ドルという値段を考えれば、もしイヤフォンを買いたいと思っている人でなくても、手に入れておく価値ありだね。僕は、もう2つ買って、1つは歩きながら聴くために、もう1つはDJをする時の予備として、DJコントローラーケースに放り込んでおこうと思っているよ。

● 「私とイヤフォンの切ないラブストーリー」 女性 評価: ★★★★☆ 夫からは、私のイヤフォンの扱い方がひどい、とよく言われます。私としては自覚がありません。むしろ、子供を甘やかす親のような態度でイヤフォンに接してきたつもりです。私は、新しいイヤフォンに対しては、いつも溺愛からスタートします。イヤフォンの方も、しばらくの間は愛情を返してくれます。 でも、時間が経つと、彼らは徐々に態度が悪くなってくるのです。彼らの酷いふるまいにも、私は我慢します。でも、ついにコードが擦り切れてしまう時が来ます(いつだってそうなってしまうのです)。そうなると、もう我慢できません。けじめをつける時ですから、私は、再び財布を開くことになるのです。何度こういう経験を繰り返したことか。もう数え切れないほどです。 どんな有名なシリーズのイヤフォンであっても同じでした。アップル、ソニー、パナソニック、スカルキャンディ、Dr.Dre、Koss、フィリップス、JVC、パイオニア等々。どのイヤフォンも、私の前に現れ、大した印象も残さずに去っていったのです。Bose QCだけは別でした。ただ、彼は耳をすっぽり覆うタイプのヘッドホンです。だから、今回の話とは関係ありません。 パナソニック エルゴフィットの話に入りましょう。パナソニックのイヤフォンは初めてではありません。あと2日でエルゴフィットがパートナーになってから6週間になるのですが、今のところ、私たちはずっと一緒にいます。そして2人でいるときは、いつもアグスティン・バリオス、ホアキン・ロドリーゴ、エミール・ワルトトイフェル、バスター・スミス、トゥーツ・シールマンス、ローリンド・アルメイダ、チック・コリアなどの美しい音楽を流してくれます。時おりチャック・プロフェットなどを聞くのも楽しいものです。 先ほども書いたように、私たちの新しい関係は、まだ6週間も続いていませんので、バラ色とまでは言えません。私が、今から数カ月間以内に、この4つ星の評価を書き換えることがなければ、私はパナソニック エルゴフィットとの間に本当の愛を見つけたということです。私たちに幸運が訪れることを願っています。2016年8月20日
(翻訳終わり) 管理人より:翻訳したレビューは「RP-HJE120」のものですが、日本では主にコンビニでしか販売されておらず、さらに高音質で価格もほぼ同じの「RP-HJE150」の方が人気です。興味のある方は↓をどうぞ。なお、リンク先ページで「スタイル」の項目から「Amazon.co.jp限定」をクリックして頂くと、「RP-HJE120」と同等の「RP-HJE122A」を選ぶこともできますよ。
なお、次回の更新は来週金曜日、7月21日になります。おすすめ度の平均:   6年使いました!耐久性は十二分!  この品質でこの値段は破格  この価格で、この高品質はすごい  この価格でワンランク上の音質  はっきり言ってアマゾン限定版は音質が違います。
|