
昨日(現地時間24日)のエンゼルス戦で、またもダルビッシュが素晴らしいピッチングをしてくれましたね。6回を投げて無失点、奪三振11、被安打3、四球2という見事な内容でした。レンジャーズは11-3で大勝。ダルビッシュも4勝目を挙げました。
今回は、このエンゼルス戦でのダルビッシュに対する地元ファンの反応を翻訳してお届けします。
↓翻訳元: texas.rangers.mlb.com
・ ユウがまたやってくれたね。まったく素晴らしいよ。サンク・ユウ!
・ ダルビッシュは実に凄かった。今夜のゲーム、そしてこれまでの5ゲームを見て、彼はアメリカンリーグでトップのピッチャーになるだろうと確信したよ。彼の投球は見ていて楽しいね。トラウトに投げたスローカーブは最高だった。それに、今夜はストレートも素晴らしかった。こうなると、もう彼を止めることはできない。あとは、球数をもう少しセーブできたらいいね。
・ ダルビッシュは、ここ18イニングで得点を許していない。これが全てを物語っている。圧倒的に試合を支配しているということだ。そして、試合ごとにどんどん調子を上げている。今夜なんか、エンゼルスのバッターをもて遊んでいるように見えた場面もあったぐらいだ。
・ ダルビッシュはアメリカンリーグでもトップ3に入るピッチャーだと誰かが言ってたが、僕も同意するよ。レンジャーズは、この調子を維持しろよ。ツインズ戦でも最低2勝してくれ。
・ 時速96マイル(約154km/h)の速球に61マイル(約98km/h)のカーブか。ということは35マイルもの緩急差があるわけだよな!バッターは、どうやったら対応できるんだろう?
・ 私はダルビッシュを真剣に愛してます。彼はあらゆる点で最高だから。ハア、プロムの相手になってくれれば最高なんだけどなあ。
・ 僕にとっては、今シーズン、これまでの試合の中で一番満足度の高い勝利だったよ。ユウ・ダルビッシュがまたも試合を支配して、プホルスやハミルトンからのものも含めて11個もの三振を奪ってくれた。攻撃陣も大量得点だ。そして、ライバルチーム、エンゼルスとのシリーズに敵地で勝利する…。もう、文句のつけようがないね。

・ 彼は、見事、アメリカの野球にアジャストしてくれたね。ほとんどの人たちは、去年、彼がもっと苦労するだろうと考えていたものだが、ストレスや環境の変化と闘いつつも、順調に勝ち星を重ねてみせた。彼が偉大なピッチャーである証拠だ。今後、何年間も素晴らしいピッチャーであり続けてくれるだろう。
・ 時速98マイルの速球と61マイルのカーブ。まったく、とんでもない組み合わせだよ。
・ ユウはあらゆる場面で存在感を見せつけてくれたね。この調子を維持してくれれば、オールスターチームで彼の姿を目にするのは間違いないだろう。オールスターの先発ピッチャーになれると言い切るのは、まだ早いかもしれない。でも、オールスターに選ばれること自体は確実だと思っているよ。
・ 今年はダルビッシュの年になるだろうな。彼が今みたいに良い仕事をし続けてくれれば、サイ・ヤング賞も獲得してくれるだろうと信じてるよ。
・ ダルビッシュは昨シーズンに比べると、はるかに洗練されてきたね。素晴らしい仕事ぶりだ。このままの調子で頼むよ。
・ 彼はビーストだ!
・ これまで何度もユウの登板を見てきたが、いまだに、彼の能力には畏敬の念を抱かされるね。まったく、すごい才能を持った男だよ。どうか、この調子で続けてもらいたい。
・ ユウは最高だ。去年より、さらに良くなったじゃないか。
・ ユウは、まるでマジシャンのようにボールを操ってみせるよな。

・ トラウトを三振にとったインサイドへの61マイルのカーブには笑ったよ。あんなの、打てっこないって。
・ レンジャーズは、投手陣については、うまく金を使ってくれたよね。特にダルビッシュは、よく獲ってくれた!
・ レンジャーズがダルビッシュを獲得したという話を聞いた後、私と妻は、レンジャーズが金を使いすぎたんじゃないか?という会話をよくやっていたものだ。ふたりとも、ダルビッシュがMLBでどれだけ活躍できるか確信が持てなかったからね。昨日の晩、妻がふざけて「あなた、まだダルビッシュにお金を払いすぎたと思ってるの?」と、聞いてきたよ。私は「そうだね、あのカーブがあるなら、それだけの値打ちがあるんじゃないかな。」と答えた。ダルビッシュには、ぜひ、今の良い調子をキープしてほしいね。
・ みんな、1イニング目、ダルビッシュが97マイルの速球でプホルスを三振にとった時、よし、このゲームはもらったと思わなかったかい? 本当に最高のゲームだった。我々は過去、若いピッチャーには酷い目にあわされてきたものだが、今回は違う!
・ この試合は全部見たぜ! ユウはどの球種も効果的に使ってたな。スライダーは二段階のスピードを使い分け、カーブは三段階、ストレートも三段階だ。最高の場面は、やっぱり6イニング目、トラウトが打席に立ったシーンだな。2球目、97マイルの速球を高めギリギリに決めた後、3球目は18インチ(約46センチ)も落差のある61マイルのカーブを投げてみせた。トラウトは、ただ見送って、ゆっくりダッグアウトに戻っていくしかなかった。
・ ↑トラウトはダグアウトに戻る途中、一瞬、笑ってたよね。彼ですら、昨晩のユウの投球には敬意を表するしかなかったわけだ。

・ ダルビッシュがキャッチャーのピアジンスキーのサインに首を振ってばかりいるもんだから、ピアジンスキーがマウンドに行ったシーンがあっただろう。ダルビッシュは笑って「いいから戻れって。黙って俺が投げるのを待ってればいいんだよ。」とでも言ってるように見えた。あのシーン、大好きだな。
・ ↑ああ、あのシーンは俺も楽しんだ。まるで春季トレーニング中のゲームみたいだったな。
・ あのシーンは良かったね。じゃあ、投げたい球を投げろよという感じでピアジンスキーが元の位置に戻る。そして、ダルビッシュは61マイルのカーブでジョシュ(ハミルトン)を仕留めたわけだ。あの投球の後、バッターのジョシュと同じように、ピアジンスキーも首を振っていたね。
・ もう、疑う余地はない。彼こそが真のエースだ。彼のピッチングを見るのは本当に楽しい。スポーツ番組で、誰かが「ダルビッシュはアメリカンリーグでトップ3に入るピッチャーだ。」と言っていたが、それには同意できないね。彼はベースボールの世界、全ての中でトップ3に入るピッチャーだ。単にアメリカンリーグのトップ3じゃない。数字もそれを裏付けていると思う。
まず、現段階で4勝は両リーグ含めてトップタイだ! 同じく、49三振も両リーグ含めてトップだ。防御率は1.65で両リーグ合わせて9位だが、彼より成績の良いピッチャーのうち、6人は打撃が弱いナショナル・リーグの選手だ。それに、彼はここ18イニングで得点を許していないんだぜ! おそらく、近いうちに防御率でもトップになってくれるだろう。WHIP(投球回あたり与四球・被安打数合計)は5位だが、0.80という見事な数字だ。被打率は3位で、わずか.145しかない!それに、ユウはまだホームランを1本も許してない! 彼は今シーズン中、もっと良くなっていく可能性も高いと思うね。
・ ↑素晴らしい投稿だ。

・ なあ、レンジャーズがユウに投じた金と、エンゼルスがCJウィルソン(元レンジャーズのエース。2011年12月にエンゼルスと5年総額7750万ドルで契約した)に投じた金、どっちが有効な使い道だと思う?
・ ↑CJウィルソンの方が良かったなんて言う奴がいると思うか?面白いことを聞くヤツだぜ!
・ 今のユウだったら、どんなピッチャーとでもトレードしたいとは思わないな。彼のピッチングには、見る者の度肝を抜く力があるから。
・ 今の4勝1敗という記録は、ユウが昨年からさらに進化したことを示している。彼はどの変化球も素晴らしいが、今年はストレートの球速が伸びた。そして、ストレートもバッターを打ち取る武器になった事は大きい。
・ ↑ボールの違いに慣れたんだろうな。慣れないボールで時速96マイルの球を投げて、なおかつ制球も良くするというのは、彼にとっても、かなり大変なことだったんだろう。

・ カージナルスのファンだが、ユウのピッチングは毎回見てるよ。彼はずば抜けているからね。ところで、彼が使いこなせる球種はいくつあるんだ?僕の見たところ、昨日は9つの球種を使っていたようだが。
・ 6つか7つらしい。ただ、同じ球種でも、彼はスピードを変えて投げることができる。それも計算に入れるなら、いくつ球種があるのか、誰にも分からないさ。
・ 僕も、それは考えたことがある。同じ球種でもバリエーションが異なれば、それは別の球種になるというのが、その時の結論だ。バッターの立場でパワーカーブとスローカーブを見た場合、全く違う球種に感じるはずだから。どちらも同じ球種というアプローチで臨めば、決してヒットに出来ないと思う。
・ キャッチャーのピアジンスキーは嫌いだったんだがね。でも、今は彼を全面的に信頼しているよ。彼は今のところ、ダルビッシュも他のピッチャーもうまくコントロールできているようだからね。
・ 私は長年野球を観戦してきた。ノーラン・ライアンを始め、ずば抜けて優れたピッチャーもたくさん見てきた。だが、調子が良い時のダルビッシュより優れたピッチャーは見たことがないね。60マイルのカーブと97マイルの速球を使い分けられる選手なんて初めてだ。彼は怪我さえしなければ、本当の意味で素晴らしいピッチャーになれるだろう。その日が来るのを楽しみにしてるよ。
・ ↑そういう熱い意見は好きだし、ユウが特別な選手であることは間違いないと思う。でも、現段階では、少し過大評価じゃないかな。ずば抜けて優れたピッチャーに「なり得る」選手であることには同意するけどね。
・ ユウが今の強烈な勢いを維持できたら、今シーズンは24勝6敗、奪三振は294になるわけか…。そうなったら、サイ・ヤング賞は確実だな。
・ ↑どうやったら、ダルビッシュが6つも負けるんだ?
(翻訳終わり)
著者:江夏豊 ¥ 756
おすすめ度の平均: 
投手の視線は最後に打者との勝負に行き着く
卓越した投手論
深く鋭い進行形のエース論 野球論
マネー・ボール的プロ野球観を補う、大投手の観察
繊細でデリケートであった江夏のエース論。とにかく面白い。
管理人より: 今年は調子が悪くても大崩れしそうにないので、頼もしいです。かなりの成績を期待できそうですね。
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