2019/11/22 15:55|日本の映像作品 |TB:0 |CM:40 |▲
ご無沙汰しております。長らく更新をお休みしていましたが、また再開いたします。更新休止中にも見に来て下さった方、メッセージを下さった方、どうもありがとうございます。またご覧頂ければ幸いです。 今回は、映画「ゴジラ」(1954年)の海外レビューを翻訳しました。 「ゴジラ」と言えば、説明は不要でしょう。1954年の公開以降、国内外で計30本以上の続編があり、今年になってからも海外版の「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」が公開されて人気を集めているのですからね。 海外にも強い支持者を持つこのシリーズ、今回は映画批評サイト「IMDb」に投稿された初代ゴジラのレビュー(投票数:26,416件、平均点:10点満点中7.6点)を翻訳して、海外ゴジラファンの声をお届けいたします。↓では、レビュー翻訳をどうぞ。 ※ 2019/12/10:次回更新日時を変更しました
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● 「最も重要な映画(私にとって)」 評価:★★★★★★★★★★ これは私が映画業界で働くきっかけを作ってくれた映画だ。鑑賞した当時の幼かった私にとっては、過去最高の映画だった。何度も何度も繰り返し観たものだ。そびえ立つような巨大な怪物に怖れを抱きながら、同時に強く惹きつけられた。心底恐れを感じ、憂鬱にさせられながら、熱くさせられもした。とにかく私の感情は激しく揺さぶられたのだ。ゴジラの登場する悪夢を何度か見ることになってしまったものだが、同時にこの映画のすべてを愛してもいた。後になってゴジラには続編があり、何本もの作品があることを知った時には狂喜したものだ。 今でも、スクリーンに登場するこの「ビッグG」のことはずっと愛している。ただし子供時代の私は、この作品の本当のメッセージは理解していなかった。その後、成長するにつれ、ゴジラが放射熱線を吐く単なる巨大モンスターでないことに気づいていった。 ゴジラは戦争の象徴だったのだ。このモンスターを生み出したのは我々であり、我々を破壊していたのは、実は我々自身だった…。そのことに気づいた時、ゴジラは私にとって真の傑作になった。 ● 「巨大な傑作だ!」 評価:★★★★★★★★★☆ 1933年の「キングコング」と共に、このオリジナルの「ゴジラ」も最も重要なモンスター映画だ。そして、すべての映画愛好家が少なくとも一度は鑑賞するべきと思える数少ないホラー映画でもある。 なぜかって? もちろん、この映画には安っぽいモンスター映画をはるかに超えるものがあるからに決まっているだろう!この映画は黙示録さながらの暗いSFの形を取りながら、核と新たな兵器への恐れが表現されているんだ。と言っても、私としてはゴジラの裏側に隠された深い意味に入り込むつもりはない。一番大事なのは、体にアドレナリンが駆け巡る圧倒的なアクションシーンを鑑賞することなんだから。理論武装をしてから観る必要なんて一切なしだ。 私がこの映画を深く愛する多くの理由の一つ(キングコングにも共通している)は、我々が見たくてたまらない巨大モンスターを目にするまで、長々と退屈なスピーチを聞かされたりして延々と待つ必要がないからなんだ!ゴジラの記念すべき初登場は、映画開始からたったの20分後だ。そして、そこから楽しくも忙しい狂乱のモンスター・パーティが始まるぞ! ただ、最初はちょっと不満を感じるだろう。というのも、ゴジラは海から来ることになっているので、最初の舞台は島だからだ。だが安心してもらいたい。ゴジラはすぐに大都市東京へ向かってくれる。もちろん、ヤツはあの圧倒的パワーと放射熱線で東京を破壊したくてたまらないからだ!そしてゴジラは期待通り日本の首都、東京で思う存分暴れまわってくれる。建物を破壊し、街を火の海にする姿は実に印象に残る。まさに伝説的なレベルだ。 モンスターのコスチュームを身に着けた役者は非常に良い仕事をしてくれた。個人的にはコンピュータで作られた特殊効果よりずっと好ましい。注意深く再現されたであろう東京のミニチュアセットにも魅力がある。そしてあの力強い音楽も忘れちゃいけない。あのおかげで、ゴジラの恐ろしさも一層引き立つというものだ。スタッフたちはみんな最高だ! ゴジラには山のように続編があるが、それも初代のゴジラがあれほど素晴らしい作品だったからこそだ。それらの続編も観ていくつもりだが、どの程度期待していいかは分からない。まあ、初代ゴジラの半分くらいの出来であってくれたなら、十分満足できるんだが。 ● 「ゴジラ:圧倒的な日本映画」 評価:★★★★★★★★★★ この作品は傑作だ。昔からゴジラシリーズの大ファンで、この初代ゴジラを観たのは12歳くらいのころだったと思う。心から感銘を受けた最初の作品だった。その頃、周りの友だちは日本について知っているのはポケモンくらい、観ている映画は普通のハリウッド映画くらいといったものだったんだが、僕はその時すでに良い映画を見極めるセンスを持っていたわけだ。最近になってからもう一度ゴジラを鑑賞したけれど、最初に観た時の強烈な印象は何も失われていなかった。 この映画はすべてが完璧だ。まずはあの独特の雰囲気。映画の出だしは最高のホラー映画としての価値がある。観客が目にするのは破壊、恐怖、苦しみ、そしてこれから何が起こるのか分からないもどかしさだ。観客は身を乗り出してスクリーンに釘付けにならざるを得ない。そしてゴジラが登場した時の、背筋が凍るようなあの感覚。この醜い巨大生物は、たとえ外見が似通っていようとも、平凡なアメリカ映画に出てくるモンスターとは比べ物にならないほど恐ろしい。 この映画のもう一つの強みは役者たちの演技だ。風変わりで孤独な芹沢博士は、最後には温かい心を持つヒーローとなる。このキャラクターは実に印象的で、芹沢博士を演じる平田昭彦の演技には心をつかまれた。最後は泣きそうな気持ちにさせられたものだ。好奇心旺盛だが頑固者の山根博士を演じる志村喬、そして彼の美しい娘を演じる河内桃子も素晴らしい。これに宝田明が演じる尾形秀人が加わった4人の関係は、とてもうまく描かれている。彼ら4人を結ぶのは単なる愛と尊敬ではなく、もっとずっと深いものがあるんだろうなと感じさせてくれるんだ。 彼らが登場するのは1時間半ほどに過ぎないが、同時代の3時間や4時間のハリウッド映画に登場するキャラクターたちよりもよっぽど本物らしくて、多様で、強い印象を残してくれる。日本のほうがはるかに先へ進んでいたようだ。また、通常とはだいぶ異なる見せ方ではあるけれど、日本文化の一端を垣間見せてくれるという意味でも興味深い作品だった。また、この時代の作品としては特殊効果も優れていたし、それをとらえるカメラワークも実に緻密かつアーティスティックなものだったと思うね。 東京湾に現れたゴジラは電車を破壊し、送電線を断ち切り、長い時間をかけて組み立てられたであろうミニチュアの街を一瞬で踏み潰してゆく。個人的にはゆっくりと倒れていく塔の描写が好きだったが、これらのシーンはどれも強烈に心に残った。忘れがたさという意味では、今の技術を使っても、これほどのものを作り出すことは出来ないだろう。 第二次世界大戦の直後で戦争の記憶が生々しく残っていた頃だったからこそ、こんなマジックを生み出せたのかもしれない。また、サウンドトラックも忘れちゃいけない。暗く不気味な音楽だけど、同時に堂々としていて、どこか威厳のようなものを感じるメロディでもある。そして、一度聞いたら耳から離れない。だからこそ、何十年もの間、繰り返し繰り返し使われ続けてきたんだろう。モンスターの叫び声も、同じように耳に残り続けている。 この作品は四部構成になっていて、互いのバランスも良い。最初は大惨事を扱うホラー映画として始まり、続いて科学と政治を扱うシリアスなドラマになり、次には凄まじい破壊が描かれる。そして最後は人間性と哲学的なメッセージで締めくくられるわけだ。 4つの素晴らしい映画を1つにまとめたこの傑作には、退屈する瞬間がない。僕は毎月観続けることだってできる。まだ観たことがない人はぜひ観るべきだね。あなたの傑作リストに新たな一本が加わることは確実なんだから。 ● 「嬉しい驚き」 評価:★★★★★★★☆☆☆ 授業でゴジラのオリジナルを観ることができて、とっても興奮したよ。まあ、特殊効果が陳腐なものだったと感じたことは認めざるを得ない。とは言え、僕が特殊効果について語るのは適切じゃないのかな、とも思う。僕は映画学校に通っているから、最先端技術を駆使した映像を普通の人よりはるかに見慣れている。そんなわけで、ゴジラの特殊効果を安っぽいとか言うのはアンフェアかもしれない。 この初代ゴジラは単なるモンスター映画ではなく、ドラマからサスペンスまで幅広いジャンルをカバーしている。トーンは終始一貫して暗く悲劇的だ。そんな中、キャラクターの三角関係は実に効果的な味付けをしてくれている。全体としても役者たちは内面の葛藤を非常にうまく表現できていた。 そしてなんと言っても素晴らしいのは、今に至るまで続く長いシリーズをここで確立させたということだ。映像で反核兵器のメッセージを表現できたことも素晴らしい。今の時代にも十分に通用するメッセージだ。ゴジラは人間の無知と油断を象徴するものだが、そういった意味では、監督の本多 猪四郎は本当の意味でのグロテスクなモンスターを作り出してくれたのだと思う。その視点から見ると、最近の作品に出てくるゴジラは初代ほどには生々しくも感じられないし、恐ろしくもない。街を破壊するモンスターを真剣に受け止めようという気持ちになかなかなれない。 ただ、これほど長い旅を続けて大きな支持を受けているゴジラについて、僕なんかが批判めいたことを言うのもどうかな、という気持ちがあるのも確かだ。少なくともオリジナルのゴジラは、世界で最も認知された日本文化のシンボルだった。そして、その地位に値する存在だとも思う。改めて、監督の本多猪四郎は素晴らしい仕事をやってのけたのだと感じる。 最近のゴジラだって、やっぱり最初のゴジラがあってこそだし、ゴジラは後に続く他のSF映画の基礎ともなった。僕は皆に鑑賞されるべき作品だと思う。最近のゴジラを観たことのある人は多いだろう。でも、このモンスターがそもそもどこからやってきたのか、どれほど長い道のりを経てここにいるのか、ぜひ自分の目で確かめるべきだ。 ● 「緊迫感があり、よく練り込まれた物語」 評価:★★★★★★★★☆☆ ゴジラが初めてにこの世界に解き放たれたのは1954年、もう60年以上も昔の話だ。ゴジラは一つのジャンルを作った作品だった。そして、同じジャンルの他の作品を評価する基準にもなった。公開当時の時代を反映した作品でありながら、同時に時代を超えて人々の心をとらえ続ける稀な作品でもある。 数あるゴジラ映画の中でも最高なのが、この初代ゴジラだ。モンスターの全体像を見せるまでにかなりの時間をかけるという手法も興味深く、スピルバーグがジョーズで同じことをやったのは、ゴジラから20年も経った後だ。今の映画でも、この手法は観客の緊張感と期待を高めるうえで非常に効果がある。物語を積み重ねた上でようやく登場したゴジラの全体像は、これぞ本物の驚きと言えるものだった。 強烈な印象を残すゴジラだが、実際にゴジラが登場するシーンの長さは、映画全体が100分未満であることを考えても、実はかなり短い。モンスターの存在感を高めるために登場シーンを長くするのではなく、逆に短く抑えるというやり方は実に面白い。 この映画は、あの時代としては素晴らしい特殊効果でも人々の記憶に残っている。もちろん、今日の映画と比べれば時代遅れには違いない。ゴジラは明らかに着ぐるみをつけた人間だし、ミニチュアを使ったセットも、万人を納得させられるようなものではない。とはいえ、あの時代において印象的なものであったのは確かだ。製作者たちが試みたのは、観客が想像力を働かせられる映像を提供することだ。そして結果として、観客の頭から離れない伝説的な映像が出来上がった。さらに、足りないものを埋め合わせるだけの物語もあった。 ゴジラはモンスターが暴れまわる映画であると同時に、暴走した科学技術と、そこから生まれた結果を描いたものでもある。これはある意味、映画が製作された時代が反映されたものでもあるのだろう。第二次大戦末期、アメリカは日本に二発の核兵器を投下した。また、通常兵器による大規模な爆撃も行った。この映画は、まだその余波が残る頃に作られたのだ。また、冷戦の初期段階において核実験が繰り返されていた時期でもある。この映画はその時代の感覚が強く感じられるものになった。そして感情を掻き立てる力もある。こうした要素が、同じジャンルの他の作品から感じられることはほとんどない。 この要素のおかげで、ゴジラは驚くほど知的な映画にも感じられる。同じ1950年代にイギリスのBBCによって制作されたナイジェル・ニール脚本の「クオーターマス・シリーズ」にも匹敵するシナリオだ。両者に何らかの具体的な関係があるとは思っていないが、世界を襲う恐怖に科学で立ち向かうという点において、両者のシナリオはかなり似通ったものになっている。 ゴジラの基本的なアイデアは、失われたはずの古代の力が科学の発達によって今の世によみがえり、現代の世界を恐怖に陥れる…というものだが、これもニールの脚本に極めて近いものを感じる。そして脅威の正体を見極めようと努力する科学者が登場し、権力者たちと衝突するというのも、やはり「クオーターマス・シリーズ」を思い起こさせる部分だ。実際、1950年代のその他のSFには比較的頻繁に登場した要素でもあった。だが、ゴジラほど思慮深い作品になっているものは稀だ。 おかげで、ゴジラは時代を反映した作品でありながら、同時に時代を超えて鑑賞され得る作品となった。過去の恐怖が現代に甦るという要素は決して今も色あせていないものだし、原子力もまだ我々を脅かし続けているではないか。 ゴジラにどう対処するかという議論は、ある脅威をストップさせるために、さらに恐ろしい兵器を使うことが正当化されるのかということでもある。これは冷戦時代の軍拡競争を思い起こさせるだけではない。無人機による戦争行為は許されるのか?大量監視社会は許されるのか?つまり「結果は手段を正当化できるのか?」という現在の我々が抱く根元的な疑問とダイレクトに繋がりを持っているのだ。 だからこそ1954年に作られたゴジラは、公開当時同様、今も観るべき映画としての価値を持っており、数多くの続編やリメイクが作られた後でも独創的な映画としての地位を占めているのだ。この映画はとてもよく練り込まれたSF作品であり、今後数十年は鑑賞し続けられるだろうと思う。 (翻訳終わり) なお、次回の更新は 12月27日(金曜日) です。よかったら、また見に来て下さいね。
2019/05/17 15:55|日本の映像作品 |TB:0 |CM:55 |▲
今回は、以前から頂いていたリクエストにお応えして、伊丹十三監督作品「タンポポ」(1985年)の海外レビューを翻訳しました。 自分の店で美味しいラーメンを出そうと奮闘する女性店主タンポポの姿を描いたこの映画、海外での影響力はなかなか強かったようで、この作品をきっかけに日本文化を学ぶようになった人もいれば、アイバンラーメンの店主のように、ラーメン店を開業するまでになった人もいます。当ブログでは海外のラーメン店レビューをよく翻訳していますが、ここでも「タンポポ」の影響がうかがえるコメントはよく見かけますよ。 今回は映画批評サイト「IMDb」に投稿されたタンポポのレビュー(投票数:13,277件、平均点:10点満点中7.9点)を翻訳しました。↓では、レビュー翻訳をどうぞ。 ※ 6/7 訂正:次回更新日時を6月7日から未定に変更しました。
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● 「最高だよ!」 評価:★★★★★★★★★★ 驚くほど素晴らしい作品だった。僕は映画学校の生徒だからかなり多くの映画を鑑賞してきたけれど、この映画は最高だ。みんなが笑うオースティン・パワーズのユーモアなんて、この映画のユーモアに比べれば存在しないも同然だと思う。 僕のように奇妙なユーモアのセンスを持つ人ならば、この映画は大好きになるはずだ。スパゲティ・ウェスタン(マカロニ・ウェスタン)の偉大なパロディで、行き当たりばったりに展開していく感覚が実に楽しい。 僕は初めてデートする相手にこの映画を観せることにしている。相手が頭の古いタイプかどうかをチェックしたい時にうってつけの映画だということは保証するよ。映画の最初の頃には、みんなある程度笑ってくれる。でも、映画が終わる頃には、意味が分からずポカンとしているか、あるいは満面の笑みを見せてくれるか、キレイに分かれるからね。 そろそろ、これがどんな映画か確認したくなってきたんじゃないかな?どうか、この映画を手に入れてもらいたい。そして「最高の作品の目撃者」の一員に加わってもらいたい。過去最高の作品とまで言えるかどうかはともかく、比較的最近観た中で最高に面白かったことは間違いないからね。 ● 「ハリウッドの誇大広告を信じられない理由のひとつ」 評価:★★★★★★★★★★ まさに魔法だ!最初の一コマから最後の一コマまで、この映画はほとんどの人が忘れかけていた場所にあなたを連れて行ってくれるだろう。そこには現実感のこもった本物の言葉と本物の興奮があり、生の本質、そして死の本質があるのだ!物語は生命の根源としての「食」と共に描かれている。 ストーリーは、「窮地に陥った乙女を救うためにやってきたヒーロー」というベーシックなテーマを中心に展開してくのだが、そこからいくつか枝分かれしていく。その先では賢明な教えを聞けたり、実に奇妙な感覚を味わえたり、なんの意味を持つのかさっぱり分からないシーンに遭遇したりもする。しかし、トータルでは実に味わい深く、満足感の高い映画体験ができるというわけだ。 全体を通して貫かれているのは日本とヨーロッパへの食文化や欧米の映画スタイルに対する尊敬、そして、3回か4回、あるいは5回観て初めて意味がわかるジョークにあふれていることだ。レンタルして観るだけではなくて、所有すべき映画だと思う。もちろん、デートムービーとしても素晴らしいし、仲の良い友だちと一緒に鑑賞して語り合うのにも良いだろう。 ただし、これはディズニー映画じゃないということには気をつけてほしい。つまり、この映画には悲劇も描かれている。家族のために最後の食事を作った後、命を落とす若い母親が出てくるシーンがある。取り乱した彼女の夫は子どもたちに「母ちゃんが作った最後のご飯だ。まだ温かいうちに食べろ!」と食べながら怒鳴るのだ。ここは妙に記憶に残るシーンだった。他にも色々なユーモアも散りばめられているが、ここでネタをばらして台無しにするつもりはない。これはまだまだ命を持っている映画なのだ。 誰であれ、この映画を鑑賞した人は、必ず自分のお気に入りリストに入れてしまうだろう。もっと幅広く知られてほしいものだ。私がこの映画を最初に観たのはイギリスのテレビで、恐らく80年代後半頃だったと思う。この作品にすっかり魅了されてしまった私は、当時、どうにか手に入れようとしたものだが、どこからも手に入れることはできず、結局は諦めてしまった。この映画を観た人はいないかと、ずいぶんたくさんの人たちに聞いてまわったりもしたものだが、私の周囲には誰もそんな人はいなかった。 そんなわけだから、ずいぶん後になってから、ネットで中国製の怪しいDVDを見つけた時は、モラルを放り投げて購入してしまったものだ。正直なところ、嬉しかった。そうやって手に入れたタンポポのDVDを友人に貸してあげたところ、「フxxク!こんな映画が一体、今までどこに隠れてたんだ?最高じゃないか」という反応が返ってきた。 言うまでもなく、これは彼の言葉であって、私のものではない。 ● 「なんという傑作だ!」 評価:★★★★★★★★★★ 1993年に地元のレンタルショップで借りてきて以来、数え切れないほど何度も、この驚くべき作品を鑑賞したものだ。この作品は偉大なレシピとも言える。このレシピを自分のものにするためにも、何度も繰り返し観て頂きたい。 私は観るたびに新たな面白さに気付かされる。年齢を重ねるごとに(同時に賢くもなっていると思いたいが)、楽しさが増してくる作品なのだ。ゴージャスで官能的で名人芸のようにも感じられる作品で、傑作のひとつであることは明らかだ。フリッツ・ラングやキューブリックの作品と同じジャンルと見なされることはないだろうが、傑作としての手触りに関しては、近いものを感じる。 なぜ、このピュアな作品がこれほど心に残るのか、理由をいろいろ考えていくと一晩は費やしてしまうだろう。ただ、この映画を味わうためには、別にそこまで難しく考える必要はない。基本的には生と死、そして進行中の恋愛と料理を描いた作品だ。この映画を観るまで、日本人の中に美食という価値観があるとは思いもしなかった。だが、実際には我々西洋人をはるかに上回るほどの哲学があったのだ。 また、この作品では我々の傲慢な人間の社会をいろいろな角度から切り取って、実に面白く心に触れる形で見せてくれる。こうした点においては、比較できる他の作品が見当たらないほどのものであり、まるで人間のあらゆる特質を記した百科事典のようだ。あえて近い作品を挙げるとすれば1973年の「最後の晩餐」に、いくつかの点では似ているかもしれない。しかし、「タンポポ」の方がはるかに深い。そして何より、「タンポポ」の方がずっと楽しいのだ! 一本の作品の中でこれほど多様な人間性を見せてくれて、なおかつ、観るたびに楽しい気分にさせてくれるというのは、実に驚くべきことだ。脚本も監督も編集もすべて素晴らしい。撮影も完璧だ。だが、くれぐれも、シリアスで退屈な映画ではなく、笑いを誘う面白い映画であることをお忘れなく…。また、少々クレイジーでもある。そして、この映画を観た後、ラーメンを見る目がそれまでとまるで変わってしまったことにも気づくだろう。 さあ、どうぞ「召し上がれ!」 ● 「これまでで一番好きな映画です!」 評価:★★★★★★★★★★ 私はこの作品を繰り返し何度も鑑賞したものです。 どうしてかって?正確に説明することは難しいですね。確かに演技は素晴らしいし、ストーリーだってすごく良いのですが、「タンポポ」をこれほど特別な作品にしているのは定義が難しい「何か」です。私としては、その「何か」は作品で一貫して表現されている楽観主義であると解釈したいところですね。つまり、「この世界で暮らす人々には、他の人々のために良いことをしてあげる親切さがまだあるんだ。」と信じさせてくれる作品なのです。 もしかすると、予想外のロマンスにも心惹かれるところがあるかもしれません。もちろん、これは食べ物がテーマの映画ではありますが、より重要なテーマは、むしろ人間です。人々が共に働き、共に食べ、共に努力して、共に何かを達成するという映画なのです。 脚本は完璧です。すべてのシーンは次のシーンに溶け込むように展開していき、あなたを新しい場所へ案内してくれます。物語は時々脇道にそれて、前衛的かつ楽しいシーンにも導いてくれます。 「タンポポ」は個人レベルのとてもささやかな冒険を描いた映画です。私が観たこれまでの数々の映画とは別物で、とてもチャーミングな映画です。一度鑑賞してみる値打ちは十分にありますよ。 ● 「独創的で日本的なバカバカしさあふれる楽しい映画」 評価:★★★★★★★★★☆ 主人公たちが次から次へと困難に直面し、それを克服していくという楽しい映画だ。そこには日本映画に典型的な要素もあるし、伊丹映画特有の親しみやすさもある。 主人公タンポポと彼女の先生は完璧なラーメン作りを探求している。それは喜劇的でもあり、いくら日本人とはいえ、少々やりすぎでもある。しかし、それと同時に、この作品は日本人の姿を描いた美しい肖像画でもあると感じた。人生のいろいろな局面において完璧を追い求めようとする日本人の姿、それは恐らく、我々西洋人に完全には理解できないものなのだろう。 もちろん、料理作りを極めた人は西洋にも存在する。しかし、料理の分野における完璧さに対しての尊敬が、社会に広く定着しているとまでは言えない。TV番組にしても、料理の作り方を解説するハウトゥーものの番組はあるが、「料理の鉄人」のようにシェフをヒーローとして扱う番組は日本から来るのを待たなければならなかったではないか。 伊丹の妻である宮本信子は、「タンポポ」ではひたむきなヒロインを演じている。興味深いのは、4~5人の男性エキスパートたちの助けがあって、初めて彼女が成功に到達するという物語になっていることだ。それが性差別かどうかは分からない。私としては、彼女が伊丹の他の作品でどんなふうにヒロインを演じているのか、それもぜひ観てみたい。 ● 「すすれ!楽しいぞ。」 評価:★★★★★★★★☆☆ アジアでも西洋でも、シニカルで暗い作品や退屈で自己陶酔的な作品が多い中、タンポポは実に楽しく鑑賞できる傑作だ。この作品の監督は人間性というものに対して思い違いをすることなく、温かさと共感をもって人間を見つめている。また、バカになることなく人を楽しませ、横柄にならずに深遠さを表現でき、憂鬱になること無くシリアスなテーマを扱える手腕も持っている。 タンポポは実に独創的であるため、安易にジャンル分けされることを拒否する作品だ。心を打つが実に愉快でもあり、同時に悲しくもある。決して言葉でくどくど説明したりすることはないが、哲学的な深みがある。ただし、それは完璧な麺のように、じつに繊細な味わいとして表現されているのだ。 主人公たちは成熟した大人で、誰もがそれぞれの人生で負った気持ちの擦り傷の痛みを抱えている。観客は彼らの悲しみと同時に、ささやかな達成から得たほのかな喜びを味わえるのだ。シンプルなストーリーは、この映画にとって重要なポイントではない。キャラクターたちの関わりあいと、それがどのように発展していくか、これこそがこの映画の本当の中身だ。少々誇張気味だが独自の世界観を持つコメディ要素にも存在感がある。 サイドストーリーも豊富で、ガールフレンドの前で殺害される悪党、店内の食べ物を指で押して回り、店主を怒らせる高齢の女性など、暴力から笑いまで様々な要素を含んでいる。タンポポは観客にとっての素晴らしい喜びであると同時に、新鮮で独特な視点を提供してくれた作品だ。そして、きっとあなたを空腹にしてくれる作品でもあることだろう。 (翻訳終わり) 申し訳ありませんが、次回の更新は 未定 です。確定次第、またご報告させて頂きますね。
2019/04/26 15:55|日本の食事 |TB:0 |CM:52 |▲
今回は、サンフランシスコで大人気の居酒屋「Izakaya Sozai(そざい)」のレビューを翻訳して、日本の居酒屋文化に触れたアメリカの人々の声をお届けします。 「Izakaya Sozai」は2010年に日本人の大須賀さんがサンフランシスコにオープンした居酒屋さんです。焼き鳥や串焼き、あるいは唐揚げやたこわさのような居酒屋メニューが充実していて、サンフランシスコ在住の日本人にも好評を博しています。もちろんアメリカ人にも大人気で、開店前から行列ができるほどの盛況ぶりです。 今回はレビューサイトYelpに投稿された「Izakaya Sozai」のレビューを翻訳しました。アメリカの人々が日本の居酒屋のどんなところを愛しているのか、何を楽しみに来店しているのか、リアルな声をお聞き下さい。なお、レビュー集計(2019年3月26日現在)は下図をご覧下さい。↓では、レビュー翻訳をどうぞ!
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● 女性 サンフランシスコ 評価:★★★★★ 居酒屋ソザイはマックストアのようなレストランです。いつも満員で、そこにいるみんなが笑顔で、そこで手に入るものはどれも素晴らしくて、中にはやみつきになってしまうものまであったり…。 そして、他のレストランを経営しているプロたちが食べに来るお店でもあります。このお店がどんな魔法を見せてくれるのか、彼らも自分の目で確認したいのでしょうね。昨日もこのソザイで、ある有名店のオーナーに出会いました。彼は一緒にいた私の夫のことを覚えてくれていたので、夫も得意げでした。私にも、夫がなんだかロックスターのように見えましたよ。 このお店のイカを使ったサラダも、いつものように絶品です。夫の注文したラーメンは、彼が何週間も食べたくてたまらなかったものですが、これも最高。スープだけでもちゃんとした料理として通用しそうです。それに、今日のスペシャルメニューだった鴨の串焼きは私の夢にまで出てきそうな美味しさでしたよ。 でも、私にとって一番楽しいのは、すべての料理を嬉しそうに食べている夫の姿を見ることですね。夫の料理の腕は抜群なのですが、ソザイでは、彼が作れないタイプの料理が味わえるのです。ええ、待ち時間は長いですよ。でも、もしあなたが料理オタクなら、この居酒屋ソザイはあなたがとてもハッピーになれるお店です。 ● 男性 サンタ・ローザ 評価:★★★★☆ 東京のサラリーマンたちは、日々、考えられないほど長時間働いている。しかも、辛い仕事を終えたあとの疲れ切った空腹の彼らを待ち受けるのは、ラッシュアワーの最悪に混雑した電車だ。当然、すぐに帰ろうという気にはならない。そんな彼らの気持ちをほぐし、気分を高めてくれるのが、日本の居酒屋だ。愛する妻が作ってくれる手料理も、この居酒屋の誘惑には勝てない。結果、日本のサラリーマンたちは居酒屋の料理を楽しみ、酒に酔いながら、男同士の連帯を深める方を優先させてしまうのだ。 居酒屋ソザイは、こうした日本の居酒屋とは少し雰囲気が違う。店に集まるのは日本のサラリーマンのような人たちというより、流行りものが好きな人たちだ。そして、ここは新宿でもない。なによりも私たちの目当ては、ここで出してくれる料理なのだ! とり貝はこちらでは珍しい。一般的には寿司のネタとして知られているものだ。食感は柔らかく味わいが素晴らしい。このソザイでは寿司を握ってはくれないが、少しゆでることで甘みを十分に引き出してくれている。軽めのドレッシングで味付けしたトマトのサラダも素晴らしい。オクラが加わることで食感も最高だ。オクラと言えばオクラのベーコン巻きも良い。オクラをベーコンで巻くことによって生まれる、肉と野菜の味わいのコンビネーションは実に創造的だ。香ばしくて塩気のあるベーコンとほのかに酸味のあるオクラ、これにレモン果汁を加えた時の素晴らしさは、他に例えようもないものだ! ホタテの西京焼きは、伝統的な味噌よりも少し甘めでマイルドで塩気控えめなものが使われていたので、塩分が気になる人にとっても安心だ。味噌漬けというのは冷蔵庫のなかった頃からの優れた保存方法でもあるのだが、今日でも味の素晴らしさという点で、強い魅力がある。私はホタテ自体の甘みと柔らかい口当たりが大好きなのだが、特に西京漬けにした時のホタテの味わいには抗しがたい魅力がある。ホタテが好きな人は、このメニューを見逃すべきではない。 スズキは脂が乗っていて柔らかく、そして実に美味い。ここまで口当たりの良いものになるとは驚きだ。特にポン酢をつけて食べると絶品だった。スズキは大した個性を感じない魚だと思っていたのだが、日本の本格的な料理方法をもってすればここまで美味しいものになるのかと驚いた。ちなみに、ポン酢は柑橘系の果物から作られた日本の伝統的なソースで、魚には非常によく合う。 個人的に、最後はやっぱり炭水化物をたっぷり摂取しておきたいところだったので、とんこつラーメンを頼んだ。麺は硬めで歯ごたえがあり、日本のラーメンに比べればスープの温度はぬるめだ。しかし、濃厚でクリーミーで味も良い。やはり、ショーの主役はこれだなと思わせる美味いラーメンだった。ラーメンエッグとしてよく知られている半熟卵も良かった。白身は固まっているのに黄身は柔らかくて醤油の味が染み込んでいるものだ。今日のような寒い晩に食べる料理として、熱いラーメンは最高の選択だったと思う。 しかし、行列は凄い。この店はいつも店の外に長蛇の列ができている。だから、予約無しでこの店の夕食にありつこうとは思わないでもらいたい。店のサイズは小さいが居心地は良く、くつろげる雰囲気だ。ただし、騒々しい店でもあるので、会話を交わすためには叫び続ける必要がある。 ゴチソウサマ デシタ! ● 男性 オークランド 評価:★★★★★ 少し前、これまで何年も我が家の食卓に並べられてきた料理について、母親と話してみたことがある。改めて思い出してみるまでもなく、僕らが長年食べてきたのは大手チェーン店のピザやハンバーガー、パスタのようなものばっかりだった。それら以外の料理がテーブルに並んだ時はとても興奮したものだけど、それはかなり稀な事だ。 たまに外食しても、僕はハンバーガーやフライ、コーラ以外は何も頼まない。いや、以前ニューヨークに旅行した時はもっと違う料理も食べたと思う。でも、よくよく思い返してみれば、食の新たな世界を切り開くというよりは、伝統的な料理を幅広く食べたような感じだったかな。まあ、僕がこれまで食に関して保守的な人間であったことは認めざるを得ない。そして、このままだと、これからも変わらないだろう。以前にも同じようなことを感じたことはあった。どうにかしたいなとも思ったけれど、でも、その時はなんだかメディアやら商業主義やらに踊らされているような気もしたので、結局は何も行動に移さなかった。 でも今回は違う。もう誰かに踊らされてたっていいじゃないか。知らない誰かの収入やストックオプションを増やすことになっても構わないじゃないか。食に関してシンプルそのものだった僕の考え方も、いろんな人たちのおかげで少しは成長してきたんだ。今回、そのきっかけになったのは「タンポポ」という映画だ。とても面白い映画で、翌週には「二郎は鮨の夢を見る」という映画も見た。いずれの作品も人と食の深い関わりを描いたもので、もし観たことがないのであれば、ぜひ観てもらいたい。 そして、とどめを刺してくれたのが、最近知り合ったガールフレンドだ。新しいものを学ぶこと、そして食に関して冒険することは、常に彼女の優先リストの上位にランクしている。僕とまるで正反対の人だ。僕は見慣れないもの、特に上品ぶったものはイヤで、そういうものを見かけるとついつい不信感を抱いてしまう。そしてサッと目をそらし、自分にとって馴染み深いものに視線を戻すタイプだ。ただし、このガールフレンドのことは深く信頼している。そこで、今回は彼女のおすすめする店に行ってみることにした。 彼女と僕は公園で楽しい一日を過ごした後、居酒屋ソザイに向かった。気持ちのいい晴れた日だったが、そろそろ日も沈もうかという頃だ。歩いて店の前まで来ると、行列ができていた。この店のことをよく知っている人たちは、かなり早い時間から来ているようだ。だからもし予約をとっていない場合はできる限り早く来たほうが良さそうだ。 僕らの席はラッキーなことにカウンターだった。注文したのはたこ焼き、シシトウ、マグロタルタル、焼き鳥、牛タンの串焼き、そしてラーメンだ。 たこ焼きは完璧な歯ごたえのタコを熱いハッシュパピーのような衣で完璧にくるんだ料理だ。シシトウにはカツオブシという薄く削った魚がまぶされていて、これが手を振っているかのようにゆらゆら揺れる。なにやら昔の先祖たちが食べ物に乗り移り、化けて出てきたかのように思えたので、僕には少し恐ろしかった。でも、箸を使ってペタッと平らにならしてやれば、揺れはおさまる。なお、シシトウの味自体は良かった。 ラーメンは完璧だったし、とても美味かった。マグロタルタルも同様だ。焼き鳥や串焼きも楽しめたけど、他の料理ほどじゃなかった。ただ、これは別に焼き鳥が水準以下の料理だったというわけじゃなくて、他の料理が際立って良かったからだ。 ここまで書いてきて、自分の料理に関するボキャブラリーの乏しさを改めて感じる。特に「完璧」という言葉を使いすぎているのは自分でも気づいているんだけれど、まだまだ勉強中の段階なので、どうか勘弁してもらいたい。表現したかったのは、居酒屋ソザイでの体験は僕にとって非常に特別なものだったということだ。ボキャブラリーに関しては、これから経験を重ねていくにつれてマシになっていくだろうと思う。最後に、今回の体験をさせてくれた居酒屋ソザイ、そしてガールフレンドに心からの感謝を捧げたい。 ● 女性 サンフランシスコ 評価:★★★★★ とにかく美味しかったですよ。あん肝は非常に素晴らしい味でした。これまで食べた料理の中で最高だったかもしれません。私はアメリカでもフランスでもミシュラン3つ星のお店でフォアグラを食べたことがありますが、それよりはるかに美味しく感じました。銀だらも柔らかくて良かったですね。鶏の軟骨もこの世のものとは思えないほどでしたし、タコワサも他の店で食べたことのあるものより美味しかったなあ。 モチのベーコン巻きも美味しくて、ラーメンは控えておこうと思えるほど、炭水化物もたっぷりでした。まあ、隣の席の人たちが食べていたラーメンはとても魅力的ではありましたけどね。でも、休日太りしないように、自分には厳しくしないといけません。最後に友だちの誕生日を祝うために抹茶チーズケーキを注文しました。繊細な抹茶の味とクリーミーなチーズのバランスが絶妙でしたよ。 ここにいる間、ずっと私が考えていたのは、「これまで、どうしてこんな素敵なお店のことを知らなかったんだろう?」ということです。ずっと以前にニューヨーク・タイムズで「ニューヨークの美食家たちの間で居酒屋の評価が高まっている」という内容の記事を読んでいたんですけどね。このお店に来るまで、自分が体験しそこねてきたものの大きさにまるで気づいていませんでした。 この先、二週間ほど日本に旅行する計画があるので、日本に行ったらぜひ居酒屋を巡ってみたいですね。特に、あん肝を是非試してみたいです。今の段階ですでに熱狂的ファンになってしまってますからね。一度食べたら、あなたもやみつきになるでしょう。このお店に来るたびに注文し続けることになってしまうはずですよ。 今日以上に素晴らしい夜はあった?と聞かれたら、絶対になかったと答えます。ちなみに、私達が予約した時刻は8時15分だったのですが、実際には20分ほど遅れてお店に着きました。でも、すぐに席に案内してもらえましたよ。とっても可愛らしいウェイトレスが料理を運んでくれます。 私の目の前に開けたばかりの新しい世界にワクワクしています。今、ソザイと私はちょっとしたハネムーン期間中のようなものですね。 ● 男性 ロンドン 評価:★★★★★ スープに入ったヌードルは、僕の一番好きなタイプの料理だ。そしてロンドンのラーメンシーンも、このところは、以前よりかなり良くなってきた。でも、やっぱりラーメン店の充実しているベイエリアに行く時は、可能な限りラーメン店に足を運びたくなってくる。これまで僕が一番好きだった店は「Orenchi Ramen」だった。 しかし、ある時、食に詳しい友人が「居酒屋ソザイのラーメンが最高だよ。」と言ってきた。僕は彼のことを尊敬しているので、この言葉は気になる。とは言え、居酒屋で出すラーメンが最高なんてことが実際にあり得るんだろうか?念のため、僕はソザイに行ってみることにした。ただし、到着は予定より遅れてしまい、開店15分後になってしまった。行列ができていたうえに小さい店でもあるので、席に座れたのはその1時間後だ。 待ち時間の間、2人のウェイトレスを見ていると、まるで「ダイナーダッシュ」のゲームをプレイしている気分になったものだ。彼女たちは文字通り店内を飛び回っていた。注文を取り、料理を運び、テーブルを片付け、店内に入ってきた客と話し、電話の受け答えもする。僕にも時々、残りの待ち時間を教えに来てくれた。てんてこ舞いの忙しさなのに、明るく元気なままで接客する彼女たちの姿には本当に驚かされた。 僕は結局、キッチン前のカウンター席に座れた。これは特等席だぞと思う。この席からはキッチンがよく見えるからだ。スタッフたちは実に静かに、そして機嫌よく料理を作っている。 もちろん、僕はラーメンを注文した。スープを一口吸った瞬間、僕の待ち時間が報われた気分になった。これは確かに最高のスープだ。実に深みのある豚骨スープだった。麺はアルデンテでチャーシューは柔らかい。友人の言葉に同意せざるを得ないと思った。僕はまだ日本には行ったことがないけれど、これまで味わった中では一番美味いラーメンだ。僕は焼き鳥も2つ頼んだ。こちらも美味いし、歯ごたえもいい。 他にもメニューの種類はたくさんあるし、日替わりのスペシャルメニューも充実していた。今度来る時は、友だちをぞろぞろと従えて、ぜひみんなでいろんな料理を味わってみたい。間違いなく、また行きたくなる店だったよ! ● 女性 サンフランシスコ 評価:★★★★☆ 4つ星をつけはしましたが、二度とこのお店には行けません。私はひどいことをしてしまいました。ここで盗みを働いてしまったのです。 ルームメイトによれば、ここはサンフランシスコで最高のラーメンを出すお店だとのこと。そこで私達は、ある寒い日、ここにディナーの予約を入れました。行ってみるとお店のサイズは小さく、長蛇の列が出来ています。でも、サンフランシスコの人々は待ち時間の長さなんて気にしてないようです。 ルームメイトと私はとんこつラーメン、そして前菜を何種類か注文しました。前菜は良い味でしたけど、お腹いっぱいになりたいなら、多めに注文した方が良さそうですね。ラーメンが来た時、私はラーメンに入っているはずの玉子がないことに気づきました。箸を使ってどんぶりの中を探ってみましたが、どこにも見当たりません。そこで私は店員さんを呼んでそのことを告げると、彼女はすぐに玉子を持ってきてくれました。 さて、そろそろラーメンを食べ終えようかという時、なかったはずの玉子が、実はどんぶりの底にちゃんと入っていたことに気づいたのです。ルームメイトもそれを見て、大きな声をあげました。そして、これは玉子泥棒だぞと私に言ってきます。でも、私は恥ずかしくて、さっきのは間違いでしたと店員さんに言うことはできませんでした。それに、決してわざとやったわけじゃないんです!普通はラーメンの上にあるはずの玉子が底に沈んでいたので、気づかなかっただけなんですよ。 そんなわけですので、心から申し訳なく思うと同時に、恥ずかしいのでもうこのお店には行けません。でも、どうか皆さんはこのお店に行ってラーメンを注文して下さいね。本当に美味しいラーメンでしたから。 (翻訳終わり)管理人より:次回の更新は 5月17日(金) です。よかったら、またご覧下さいね。
2019/04/12 15:55|日本製品 |TB:0 |CM:23 |▲
今回は、広角から超望遠までを一台でこなすカメラ、Nikon P900の海外レビューを翻訳してお伝えします。 2015年の発売当時にはかなり話題になったカメラですので、ご記憶されている方も多いでしょう。83倍ズームレンズを搭載していて、月のクレーターはもちろん、土星の輪まで撮影できるという凄いカメラです。ジャンルとしてはネオ一眼ですね。ネオ一眼はイメージセンサー(画質を決める重要なパーツ)にサイズの小さなものを搭載することで、巨大になりがちな超望遠レンズを含めたカメラ全体を、非常にコンパクトに抑えることが可能なのです。それと引き換えに、サイズの大きなイメージセンサーを積んだ一眼レフやミラーレスと比べれば、画質はある程度犠牲になります。 とは言え、数あるネオ一眼機の中でもこれほどの高倍率ズームを実現しているのは、このP900と上位機種のP1000(こちらは125倍)くらいのものですので、これはやはりNikonの高い技術力があったからこそ実現できた製品というべきでしょう。値段も日本のアマゾンで5万円程度と、比較的お手頃です。海外でも人気の高いカメラで、米アマゾンではレビュー総数525件、レビューの平均は5点満点中4.5点を獲得しています(レビューの集計は下図をご参照下さい)。 さて、破壊的とも言えるズームを搭載したこのカメラ、海外ユーザー達はどのような感想を抱いたのでしょうか?↓では、レビュー翻訳をどうぞ!
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● 「この値段としては驚くほど多用途に使えるカメラ」 評価:★★★★★ このP900の購入後、カメラに関する考え方が変わってしまったよ。これまでの長い年月、ずっと無駄なエネルギーを使い続けてきたような気分だ。25ポンド(約11.3kg)ものカメラやレンズ、三脚を苦労して運ぶ必要なく良い写真が撮れるというのは実に素晴らしい。設定変更中やレンズ交換中にシャッターチャンスを逃す心配がないのも良い。 楽しさという点に関して言えば、何千ドルも費やしたハイエンドの装備で撮影するよりも、この小さなカメラで撮影するほうが、明らかに上だということは認めざるを得ないね。もちろん、RAWで撮影することができないのは確かだし、より値段の高いカメラと比べれば暗所の撮影に弱いのも間違いないところだけれど、それでも十分に実用的な画質の写真が撮れるんだよ。だいたい、100倍近いズームレンズで撮った写真が最高にシャープではなかったとしても、いったい誰がそこを気にする?まずは100倍近いズームレンズで表現されているディテールに感心するはずなんだから。 不満があるとすれば、モード設定のダイヤルをうっかり回してしまいやすいということだけだね。気づかずにダイヤルを回してしまって、変な挙動になってしまったことが2~3回あったよ。 ただし、手ぶれ補正のおかげで、撮影者の腕が中途半端なものでも、そして三脚を使わなくても、2000mmのレンズでしっかり被写体を捉えられて、実用的な写真を残せる点はやっぱり素晴らしいと思う。 このカメラは決して値段3000ドルの高級機じゃないけど、支払った金額を考えれば実に値打ちがあるよ。そして時々、高級機では撮れない写真が撮れるカメラでもあるんだ。 ↓広角ではこんな感じ。でも山をズームで拡大すると なんと、クライマーの姿までバッチリ写ってます!● 「ついに私の能力をカメラが上回った」 男性 評価:★★★★★ このカメラは私の撮影能力を超えたね。私は30年以上、プロの写真家として活動してきた。最初のカメラは80年代に買ったキヤノンのフィルム式一眼レフだ。以来、私が撮影した何千枚もの写真が世界中の雑誌や新聞や書籍に掲載されたものだよ。だから、私にとってカメラは単に写真を撮るための道具ではなくて、収入を生み出してくれるものでもあるわけだ。 その私から見ても、このカメラは凄い。冗談でもなんでもない。今はまだ色々と試している最中だが、このまま持ちこたえてくれるなら、これは私が所有してきた中で最高のオールラウンドカメラということになるだろうね。 ● 「今まで、どうしてこのカメラ無しでやってこれたんだろう?」 男性 評価:★★★★★ ワオ!最初にこのカメラを使って撮影した写真を見た瞬間、僕は言葉を失った。一体僕に何が言える?画質はシャープでクリアで、ズームは最高だ。想像以上の仕事をしてくれたよ。僕はこのカメラを買う前に、長所も短所もずいぶん調べたもんだ。でも、実際に手にとってみると、欠点は無いに等しかったね。重さだって、もっとずっしりくるものだと思っていたけれど、予想より軽かった。特にレンズを前方に引き伸ばした時はバランスの悪さが気になるだろうとも思っていたけれど、そんなこともない。うまく設計されているということなんだろうね。 RAWで撮影して現像できるようになっていれば素晴らしいだろうとは思うけれど、それは無理だ。ただ、そのくらいの犠牲なら喜んで受け入れるよ。どうしてもRAWにこだわりたい人にとっては、その点がこのカメラの唯一の欠点ということになるだろうな。 ● 「制約はあるけど、素晴らしい仕事をしてくれる」男性 評価:★★★★★ このカメラはブリッジカメラ(ネオ一眼)だから制限はある。僕はそれを承知で購入した。最高画質の写真を撮りたければ、そういうカメラは別に持っているから問題なしだ。 ここ数年、僕はスポッティングスコープを使った撮影にハマっていて、心の底から大好きだ。ただし、スコープを使った撮影は、事前によく考えて計画を練っておく必要がある。急に撮りたくなったものをパッと撮るわけにはいかないんだ。 このニコンP900のことを知ったのは去年だ。それ以降、このカメラのことに関して読めば読むほどどんどん欲しくなっていった。実際に手に入れてみると、まさに期待通りだ。僕は撮影後の現像処理に関しては大ファンというわけではないから、RAWで撮影できないことはそれほどのダメージでもない。暗所が苦手なことも分かっているけれど、スポッティングスコープでも暗所で撮影することの難しさはよく分かっていたから、少なくとも、僕にとっては目新しいことじゃない。 むしろ、重いスポッティングスコープや三脚を持ち運ぶ必要なく森の中を歩き回り、いつでもすぐに撮影できるありがたさの方が大きいね。僕にとっては感動的だった。買う前にやりたかったことはすでに今やっているから、今後、このカメラを使い込んでいった後に、どんなことができるようになるのか、今はそれが楽しみだね。 ● 「P900で野鳥撮影」 男性 評価:★★★★★ 妻と私は野鳥観察を始めた。妻の一番の楽しみはワシの巣を観察することだ。そこで、私は妻の要求を満たしつつ、ボータブルで使いやすいカメラはないか探してみることにした。いろんな製品のレビューを読むのに数週間を費やした後、注文したのはパナソニックのFZ300Kだ。かつてはプロとして写真を撮っていた私だったが、それもフィルムカメラ時代の話で、カメラを購入するのはずいぶん久しぶりだった。 アマゾンでFZ300Kを注文した後、私と妻はすぐ野鳥観察にでかけた。行き先はテネシーの州立公園、セブン・アイランズ・ステート・バーディング・パークだ。一緒に行った仲間の一人が持っていたのはキヤノンの一眼レフに300mmの望遠レンズをつけ、コンバータを使って630mmにしたもので、別の一人はニコンのP900を持っていた。 同行してくれたガイド達はフィールドスコープを持っている。倍率は40倍から60倍程度だが、50倍を超えると、かえって見づらくなるらしい。また、キヤノンの一眼レフを使う仲間は、焦点距離が固定されているレンズなので、画角がずいぶん狭くて使いづらいと不満の声を上げている。一方で、P900ユーザーの仲間が言うには、1500mm~2000mmの超望遠でも実用的に使えるとのことだった。彼によると、このカメラでは撮影後の現像処理などはできないし、暗所の撮影も苦手ではあるけれど、実用的に使える範囲をちゃんと把握していればセンサーの小さいP900でも何ら問題はなく、むしろかなり楽しいとのことで、この価格はバーゲン価格のようなものらしい。 私は家に帰った後、すでに注文していたFZ300Kをキャンセルし、P900を注文することにした。 早速使ってみた。撮ったのはワシの巣がある木だ。80フィート(約24.4m)ほどの高さに巣がある。倍率8倍の双眼鏡を使えば巣の存在は分かるが、かなり遠方なので巣にワシがいるかどうかまではわからない。P900を使って撮影してみたが、現場で確認したところ、背面の液晶モニタでは細かい部分がちゃんと写っているかどうかが分かりづらかったので、家に帰ってSDカードを取り出し、コンピュータで確認してみることにした。妻も私も興奮した。親鳥とヒナがちゃんと写っていたのだ!自分たちの目的にピッタリのカメラを購入できたことも嬉しい。 ケースとストラップも追加購入することにした。プラスチックのボディではあるが、カメラ自体の造りも良い。ニコン、そしてキヤノンのカメラを40年以上使ってきた私の眼から見ても、P900の品質、そして何より、その価値は実に印象深いものだった。 ↓赤い四角の箇所をズームで拡大すると● 「トップシークレットのズーム」 男性 評価:★★★★☆ このカメラのズームは実にクレイジーだよ。だから、たかだか600ドル(約67,000円)程度支払えば家に届くということが信じられないね。まるで国防総省が極秘の技術を元に開発したカメラで、軍かCIAで使われているもののように感じられるんだ! 光学ズームを使っている限りは、どれほど拡大しても画質は良好なままだ。ただし、デジタルズームを使うと、画質は急激に落ちていくけどね。正直なところ、僕はプロの写真家でもなければカメラに詳しいわけでもない。だから、おそらくこのレビューは撮影経験豊富な人にとって役立つものではないだろう。 4つ星をつけた唯一の理由はマイクだね。マイクは実に貧弱だ。かなりひどい。動画撮影の時に強めの雑音が入ってしまうんだよ。どうにかならないかと色々調べたけど、解決法は無いようだ。マイクの位置に問題があるんだと思う。だから、もし音を重視するなら後継機のP1000(こちらはマイク専用の端子がついている)にした方がいいと思う。でも、その件を抜きにすれば、このカメラは僕にとってパーフェクトだね。 ● 「素晴らしいカメラではないかもしれないが、最高のおもちゃ」 男性 評価:★★★★★ 私は、このNikon P900という「トリックカメラ」を1年半ほど使ってきました。目玉機能であるズームを含めて大きな欠点のあるカメラですから、これをあなたの「唯一のカメラ」として購入するべきではないと思います。とは言え、一眼レフのレンズより長い焦点距離のレンズが欲しくてたまらない人であれば、このカメラはあなたが求めてやまないものをあっさりと提供してくれることでしょう。 このカメラで撮影した写真は、一般的なレベルで言えば、かなり上等です。しかし、プロフェッショナルレベルの品質ではありません。基本的には、カメラ内部で多数の処理を加えた後の、少々人工的な味付けの写真しか提供してくれないのです。 昨日、このカメラで撮影してきました。日中ではありましたが、太陽は西に傾き、空はかなり曇っているという状況です。この程度の悪条件でも、このカメラにとってはかなりの悪条件ということになってしまいます。光量が足りなさ過ぎるのです。結果として、撮れた写真はまずまずという出来で、決して素晴らしいものにはなりませんでした。 明るい晴れた日で、被写体に太陽がまぶしい光を注いでくれている状態なら、かなり印象的な写真が撮れます。驚くほど細かい部分までくっきりと写し取ってくれるのです。それでも、大きくプリントした場合はガッカリする結果になってしまうかもしれません。 このカメラの大きな問題点は、飛行中の鳥を効果的に撮影するのには向いていないということです。動きの速いものを撮影するには、カメラの反応がスロー過ぎるのです。シャターを押してから実際に撮影がなされるまでタイムラグがあるため、被写体やシャッターチャンスを逃しやすくなってしまいます。飛行する鳥を撮影するためには、もう少し焦点距離が短く画角の広いレンズを一眼レフに取り付けて撮影し、後から必要な部分だけをトリミングして残すようにするべきでしょう。 オートフォーカスも問題になる可能性があります。特に木の枝の向こう側にいる鳥にピントを合わせようという時、オートフォーカスは繰り返し間違ったところにピントを合わせ続けることなるでしょう。ただ、AFのモードをシングルポイントに切り替えれば、常にフレームの中央にある被写体にピントを合わせようとしてくれますので、ある程度、この問題は解消可能です。ズームに関して言えば、2000mmまでズームするのに数秒の時間を要します。したがって、被写体を探そうとズームイン・ズームアウトを繰り返すような場面では、けっこうな時間がかかることになります。 このカメラにはP1000という「兄貴分」がいます。この機種は3000mmまでズーム可能となっていますので、理屈上はこれがP1000のアピールポイントということになるのでしょう。ただし、2000mm以上の焦点距離が必要かどうかは疑問です。2000mmであっても、三脚を使わない手持ちの場合は、被写体を捉えるために、とても細かく繊細にカメラを動かす必要があります。P1000の性能自体はP900より上ではありますが、3000mmもの長い焦点距離になると、画角が極めて狭くなりますので、細心の注意を払わなければ被写体を画角内に収めることさえ難しいでしょう。 さらに、P1000は値段が高くなっていますし、重量も増していますので、ここは大きなマイナスポイントになります。重くなるほどカメラをコントロールするのは難しくなりますし、P900よりも焦点距離が長いわけですから、非常に扱いにくくなっているはずです。もちろん、P1000にはP900よりさらに強力な手ぶれ補正機能が搭載されていることは承知していますが、それでも、やはり扱いにくさは変わらないでしょう。 値段の高さも問題です。私はP900を500ドル(約55,900円)未満で入手しました。私の小遣い程度の値段とまでは言えないものの、趣味のために使う金額として、どうにか正当化できる額ではあります。P1000の方はその2倍の価格ですので、私にとっては、購入を正当化するのが難しい金額になります。P1000はRAWで撮影することが可能ですから撮影後の現像もできるのですが、この種のカメラとしては無意味であるように、個人的には思えます。もちろん、人の好みは様々ではありますが。 そんなわけで、レビューの大半をこのカメラの欠点を語ることに費やしてしまいましたが、それでも私はこのカメラに5つ星を付けます。それは私の撮りたい写真を実に楽しく撮れるからです。そして、他のカメラでは決して撮れない写真が撮れます。その意味では実にユニークなカメラでもあるのです。無制限に近い超望遠レンズで自然の風景を撮りたい人にとって、このカメラはほぼ唯一の選択肢と言っていいでしょう。 私はこのカメラを使い続けて、これからも楽しく写真を撮り続けるつもりです。 ● 「大自然を写すカメラ」 男性 評価:★★★★★ 実用レベルの写真が撮れる望遠レンズ付きカメラを探している人にとっては最高のカメラだね。ただ、良い結果を残せるようになるまでには慣れが必要だ。特に、ピントを正確に合わせ続けるためには、ある程度の試行錯誤が必要になってくる。うまく使えるようになれば、1000mm以下の焦点距離では驚くほど良い写真が撮れるよ。これほどサイズの小さなセンサーのカメラとしては十分な画質だね。 ただし、1000mmを超えると画質は落ちてくる。とは言え、僕らのような野生動物を追う写真好きにとっては、こうした超望遠レンズがあるかないかの違いは大きいものなんだ。超望遠があれば独創的なショットが撮れる可能性が生まれるけど、なければ何も生まれない。何もないよりは、少々画質が甘くても超望遠があったほうがずっと良いんだよ。 ちなみにこのカメラで最長の焦点距離である2000mmを使うと、画質も悪いが、何よりピント合わせが完全に運任せになってしまう。そこで、少しだけレンズを引っ込めて1950mm程度で撮ると良いよ。そうすれば成功率は格段に上がるから。まあ、それでもまだ画質が多少甘いのは一緒だけどね。ただ、1000mmまでズームアウトすれば、それでもかなりの望遠だし、ピントが合う確率も画質も飛躍的に向上するんだよ。そうやって撮った写真をプロに見せたこともあるけど、「うーん、ちょっと甘いね。」なんて返事が返ってくることはなく、「おい、一体どうやってこの写真を撮ったんだ?」と驚かれたもんだ。 もし、最高にシャープな写真が撮りたければ、一眼レフを買って超望遠レンズを取り付けるしかない。それだけの資金を準備するのは気が進まないのであれば、このP900を買おう。信じられないような写真が撮れて、毎度毎度笑顔になれるはずだよ。 おすすめ度の平均: 2000㎜の超望遠に取り憑かれ 軽さとコンパクトさからは想像を超えた性能 性能は抜群 ズームは文句なし! 一眼とは違った楽しさ (翻訳終わり)管理人より:いつもコメントを投稿してくださる皆さん、どうもありがとうございます!次回の更新は 再来週の金曜日(4月26日) です。よかったら、また見に来て下さいね。
2019/03/29 15:55|日本の映像作品 |TB:0 |CM:46 |▲
今回は漫画「キングダム」の海外反応をお届けします。 「キングダム」は春秋戦国時代の中国を舞台にした歴史漫画で、後の始皇帝・政と共に中国統一を目指す主人公・信の活躍が描かれています。累計発行部数3600万部以上を誇る大人気作品でもあり、今も週刊ヤングジャンプで連載中です。来月には実写映画も公開されます。 まだお読みになっていない方のために「キングダム」の印象を簡単にお伝えするなら「王道路線の少年マンガに、大人でも思い入れできるような深みを加えた作品」といったところでしょうかね。「ベルセルク」のような作品が好きな方なら、「キングダム」も好きになってもらえるのではないかと思いますよ。 海外にも熱烈なファンの多い「キングダム」。今回はこの作品が大好きな外国人の反応をredditから抜粋して翻訳しました。↓では、翻訳をどうぞ!
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★ テーマ1: 「キングダムを読んだばかりで、今とても興奮しているんだ!」 ・ 合従軍のところまで読み終えたんだけど、ワオ!と叫びたい気分だよ。キングダムは圧倒的に素晴らしかった。これまで語られてきた全ての物語の中で最高だったと思うよ。特に蕞の町を守る話には引き込まれたね。予想もつかない展開とは、まさにこのことだ。最初は寝る前に何話かだけを読むつもりだったんだけど、結局、朝の6時までこのマンガに釘付けになってしまったね。読み終えた後に疲れて一度は寝たんだけど、目が覚めて頭がスッキリしたら、改めて感激がこみ上げてきたんだ。ここまで僕の心を動かした物語は他になかったよ。 これって半分くらいは中国で本当にあった話なんだろうか?バカな質問だったとしたら申し訳ないけれど、キャラクターも物語も本物であってほしいと思えるくらい、本当に良かったんだよ。 ここに描かれているのは過酷な戦争の世界だ。こうなるだろうと予測した展開はことごとく外れたけど、ちゃんと筋の通った物語でもあるし、全てが現実であるかのように感じられたね。僕は心から没頭したよ。李牧はとてつもなく強大な敵だったが、あの山の民が現れた時、僕は実際に今自分が助けられたかのように涙したもんだ。湧き上がってくるこの強い衝動をどこへぶつければいいんだろう。今はそんな気分だよ。 ・ ↑これから5回や6回読み返したくなることは避けられないよ。そして、全く同じ気持ちを何度も感じることになるだろうね。ストーリーに関していえば、史実をかなりドラマチックに作り変えたものだから、もしネタバレを避けたいなら、秦の本当の歴史は読んじゃダメだよ。 ・ 時々、「紀元前XX年、○○将軍が○○の都市を包囲した」というような史実に基づく文はキングダムのマンガにも出てくるよ。ただし史実はそこだけで、残りの全ては作者の想像によって生み出されたものだ。くれぐれも中国古代史は読まないようにね。かなり痛いネタバレを経験することになってしまうから。 ・ ↑キングダムを全部読み終えたら、本当にそうしようと思ってたよ。これまでの人生で中国の歴史に興味を持ったことなんて一度もなかったんだけどね。 ・ ↑それこそプロの歴史家レベルまで中国史に深入りするのでなければ、歴史を勉強してもマンガを楽しむことはできると思うよ。個人的には結果がどうなるか知っていても、十分にマンガを楽しめた。原先生は史実をマンガにするにあたって、かなり自由な解釈で物語を作っているからね。まだまだ興奮しながらマンガを読んでいるよ。 ・ 安らかに眠れ、麃公よ。 ・ ↑彼が勝つと思っていたから、すごく悲しいよ。 ・ ↑王騎の時より悲しかったね。 ・ ↑火を絶やすでないぞ! ・ 個人的には合従軍の章がキングダムの中で一番素晴らしかったと思うよ。もしかしたら全ての少年マンガの中で最高の戦いだったかもしれない。 ・ ↑キングダムは青年マンガだぞ。 ・ 青年向けのマンガ雑誌に掲載されているわけだから、青年マンガというのが正確なのかもしれない。ただ、若い少年が明確なゴールに向かって、次から次へと強い敵を倒していくという少年マンガのフォーマットに忠実な作品であるのも確かだと思うよ。キングダムは信の個人的な物語というよりも秦が統一を進めていく物語だと捉えるのであれば、少年マンガ的なサイドストーリーを持つ青年マンガという風にも言えるだろう。まあ、秦の王様である政も、やっぱり少年マンガ的な描かれ方なんだけどね。 ・ 作者の原先生は歴史書に書かれたほんのわずかな文章から、あれほど凄い合従軍の物語を作り出したんだよな。キャラクターや戦争の詳細、誰が誰と戦ったかなどという残りの部分は全て創作なんだぜ。 ・ ↑ああ、完全に狂気と言っていいほど凄い腕だよね。 ・ キングダムを読んでスレ主のようになるのは、ごく普通のことだよ。なるべくゆっくり読むことをおすすめしたいね。全て読んでしまうと、新巻が出るまで苦痛だから。原は毎回、続きが気になる終わり方をするし。 ・ 僕はキングダムを少なくとも10回は読み返したね。合従軍のところは15回読んだ。一切、誇張してないよ。 ・ 人生の中で出会う最高の作品の一つだね。 ・ 心配しなくていい。キングダムを見た人のごく当たり前の反応だから。この作品の中毒性はすごいよ! ・ スレ主の気持ちは分かるよ!僕は先週読み終えたところだ。期末試験の直前に読むべきじゃなかったとは思うけどね。試験のことよりキングダムの方に気持ちを奪われてしまったもんだから。全て読み終えた今でも、合従軍のところはぜひもう一度読み返してみたいと思うね。今後の物語もきっと気に入るはずだよ! ・ 蒙武vs汗明が最高だったなあ。 ・ ハリウッドがキングダムのTV版を作ったら、人気はゲーム・オブ・スローンズと同等か、それをしのぐものになるだろうね。 ・ ↑無理だろうなあ。戦いが多すぎるし、予算がないよ。1シーズンで10話としても、1億ドルくらいはかかってしまうだろうし。1話を撮るのに600人のクルーに70頭の馬、4つのカメラチームで25日くらいかかるかな。 ・ キングダムが好きなら、ゲーム・オブ・スローンズは絶対見るべきだね。 ・ 史実に描かれている部分はごく少なくて、その穴を原が埋めていくわけだけど、その手腕が見事だね。盛り上げつつも史実に矛盾しないように物語を進めていく技術は本当に素晴らしい。★ テーマ2: 「みんながキングダムにハマったきっかけは?」 ・ 僕のいとこがキングダムを読めと、ずっとしつこく言ってきたんだよ。数週間後、ついに降参して読むことにしたんだけど、とにかくハマったね。2日で500話以上読んでしまった。僕が興奮してキングダムの感想をいとこに伝えたところ、彼が気まずそうに言うには、彼がすすめていたのはキングダムじゃなくて三国志演義(Romance of the three kingdoms)だったらしい。ちなみに三国志演義の方はまだ読んでないよ。 ・ 最初はキングダムハーツの情報を探すつもりだったんだ。そこでキングダムとタイプして出てきた検索結果が目にとまったのがきっかけだね。意図してたわけじゃないけど、最高の結果だったよ。 ・ ↑僕の場合は逆にキングダムの情報を探そうとしたらキングダムハーツの情報が出てきたけどね。 ・ ↑ハハハ、普通はそうだよね。 ・ 僕は中国の歴史が好きで政治や歴史を扱ったマンガも好きだ。それに、戦争や軍事を扱うマンガも好きだしね。だから、キングダムにはあっさりハマったよ。 ・ 軍事マンガを探していて偶然見つけたんだよ。最初はさほど印象付けられなかったけれど、楊端和と王騎が出てきてからはハマったね。以来ずっと読み続けていて、全体をもう一度読んだりもする。30回は読んだんじゃないかな。今は黒羊の戦いを改めて読んでるところだ。 ・ ↑それくらい熱心になれるとは、たいしたもんだ。僕もこのマンガにのめり込んだのは王騎の存在が大きかったよ。彼が戦場の真ん中でただ一騎たたずんでいる姿は今も目に焼き付いてるね。 ・ キングダムというマンガの存在だけは前から知っていて、かなり面白そうだな、自分の好みに合いそうだなとは思ってたんだ。それまでずっと追いかけてたのはワンピースだったんだけど、ワンピースのフォーラムでキングダムをおすすめされて、それをきっかけに読んでみたというわけだ。 ・ ↑ああ、僕らの大半はキングダムの主人公信は、ワンピースの世界よりもう少し現実寄りの世界に生きるルフィだと思ってるよ。彼がなりたがっているのは海賊王じゃなくて天下の大将軍だけどね(笑)。 ・ 大学の友達にすすめられたから。すっかり夢中になったよ。 ・ 友達と中間試験の勉強をしていたんだけど、その友達が帰り際に何気ない感じですすめていったのがキングダムだったんだ。その晩から読み始めて、もう他のことは目に入らなくなってしまったね。もっと試験の勉強をしておけばよかった。 ・ ↑友達からどんな風に勧められたの?僕も何人かの友達に勧めているんだけど、今のところまだ誰も読んでくれないんだよ。 ・ ↑僕の場合は、かなり何度も熱心に勧められていたんだけど、なんといっても話の数が多いもんだから、正直なところ、最初はちょっと及び腰だったね。でも、結局は読んでしまったよ。まあ、人の興味を惹くためにはアニメじゃなくてマンガの方をすすめた方がいいだろうね。最初の方は少々退屈でもあるから。 ・ 過去数年間、いろんな人のSNSなどのお気に入りリストでキングダムの名前を見かけていたからだね。しばらくは忘れていたんだけど、最近になって久しぶりにもう一度キングダムの名前が挙がっているのを見かけたから、試しに読んでみたんだ。読み始めると、もう止まらなくなってしまったよ。ただ、キングダム以外の漫画の名前も頻繁に見かけるものだから、その中からなぜキングダムを手に取ろうと思ったのかは分からない。まあ、偶然ということになるんだろうね。 ・ ワンピースをずっと読んでたんだけど、その気晴らしのつもりでキングダムを読み始めたよ。ほんの数話読んだだけで、すっかり虜になってしまったね。4~5日で全部読み終えてしまった。心ここにあらずという感じの僕を見て、両親はとうとう僕にガールフレンドができたんじゃないかと思っているよ。違うんだ! 変な女よりキングダムの方がよっぽどいいんだよ! ・ 過去10年間の手塚治虫文化賞受賞作家の作品をチェックしているときに見つけたんだ。このアプローチで素晴らしいマンガをたくさん見つけることができたよ。キングダムはその中でも最高だね。 ・ 外で友達と食事をしていたんだけど、彼は上の空という感じで、僕の話を聞いてない様子だった。そこで、一体何してるんだいと聞いてみたら、キングダムを読んでいるとの答えが帰ってきた。見せてもらうと、絵柄は僕の好みじゃなかった。ただ、その友達に言わせると史上最高のマンガらしい。以前にはワンピースのことも史上最高と言っていたヤツだから、まあ誇張なんだろうなと思って、そのときはそれっきりだった。その後、読んでるマンガが退屈に感じ始めたのでキングダムの方を読んでみたんだ。次の日もその次の日もひたすら読み続けた。病気ということにして仕事も休み、とうとう全てを読み切った。それだけの値打ちがあるマンガだよ。 ・ それほど親しくない友人から勧められたんだよ。彼が言うには「どん底にいる人間が多くのものを犠牲にしつつ、いかにしてトップまで駆け上っていくかが描かれているマンガ」ということだった。彼の説明は正確じゃなかったと思うけど、マンガそのものは僕の期待をはるかに上回っていたね。今では一番のお気に入りだよ。 ・ ある友達から勧められたんだ。その頃の僕は少し「尖って」いて、21世紀少年やMONSTER、ベルセルクなどを読んでいた。そしてナルトやブリーチを読むヤツのことは見下していた(ありがたいことに、今はもうそんな段階は通り過ぎているけどね)。そんな僕にフェイスブックの友人がすすめてくれたのがキングダムと火鳳燎原だったんだ。キングダムの方は絵柄が好みじゃなかったので、先に火鳳燎原を読み始めたんだけど、正直なところ、まるで良いと思えなかったんだよね。そこでキングダムの方を読み始めたんだけど、一週間で全部読み終えてしまったよ。 ・ キングダムを読んでみてよと勧めてきたのは、僕の兄弟だ。今では二人とも夢中で、二回読み直したよ。このマンガがいかに面白いか、そして次の展開がどうなるか、今の僕らの会話の大半はそんな感じになっているね。 ・ いとこから3年ほどずっと勧められていたんだ。その上、多くの友達がSNSでキングダムはいかに面白いかという議論しているのを見て、読んでみることにしたんだ。マンガというのは、これほど素晴らしいものになりうるんだということに気付かされたよ。 ・ 戦争ゲームが好きな友達からの勧めだね。彼は家族でキングダムの話をしているらしいよ。 ・ 仕事もなく、恋愛もせず、退屈していた時期だった。僕はただマンガを読むだけの生活を送っていたんだけど、そのときに読んだ中の一つがキングダムだった。2012年頃の話だけど、今は結婚して仕事もして子供もいる。その子にはシンと名付けたよ。 ・ 仕事の休憩中に同僚が読んでるのを見たからだね。最初は絵がイマイチだと思った。画力の問題じゃなくて、絵のスタイルが好みじゃなかったということだ。でも、退屈していたある時にこのマンガのことを思い出し、読んでみたんだよ。もう20回以上再読しただろうな。同僚が僕の目の前で読んでくれていたのは、本当にラッキーだったと今になって思うよ。 ・ 2014年、ぼくはコールセンターで働いていた。その会社は月曜日にかなりの自由時間があるんだ。その時にマンガでも読んで時間を潰そうかと思って見つけたのがキングダムだ。単なる暇つぶしとか気晴らしのつもりで読み始めたんだけど、いやもう完全な中毒になってしまったよ。 ・ デスノートに似たアニメはないかと質問して、勧められたのがキングダムだったんだ。いや、まるで似てないんだけどね(笑)。でも不満を言うつもりはないよ。そして、アニメからマンガに移行したわけだね。 ・ ワンピースのフォーラムで「主人公が一切出てこない回でも最高に面白いマンガ(ワンピース以外)」という話題になってたんだ。その時に名前が挙がったのがキングダムだ。僕は興味をそそられたので読んでみることにした。のめり込んだしまうまでは、あっという間だったよ。今ではワンピースと同じくらい大好きなマンガだね。 ・ キングダムを読んだきっかけはハッキリ覚えているよ。僕の友達で、フェイスブックにいつもキングダム関連の投稿をしているヤツがいたんだよ。調べてみたらキャラクターが醜い(初期の頃の絵柄だった)から、これを好きになることはないよなと思っていた。でも、今ではその友達よりハマっているよ。★ テーマ3: 「キングダムで一番印象に残ったセリフは?」 ・ 最近だと、フィゴの王のセリフだね。 「上空より愚かな人の営みを観て楽しんでおれ 愛鳥よ。」 ・ 「黙って貴様らは敗者として史に名を刻め」 -楊端和 最高に格好いい女の最高に格好いいセリフだ。 ・ ↑あれは確かに力強いセリフだったね。 ・ 「私の目に狂いはない。」 続きは知ってるよね。 ・ ↑「あ奴はいい囮になる。」 -王翦 ・ 「火を絶やすでないぞ。」 -麃公 ・ ↑それを見ると泣きそうになるよ。いや、本当はもう泣いてるんだけど。 ・ ↑あの部分は大好きだ。胸が張り裂けそうになる。 ・ ↑鳥肌が立ってくるよ。 ・ 「嫌です」と言って信を崖から蹴落とす王騎 ・ ↑キングダムは4回読んだけど、その場面は何度読んでもインパクトがあるね。 ・ 「秦は武力を以て趙を含む六国全てを攻め滅ぼし 中華を統一する! 血を恐れるならお前達は今すぐ発ち帰り 趙王に完全降伏を上奏するがいい!」 政から李牧への宣戦布告 ・ ↑ここは読んでてゾクゾクした。 ・ ↑あそこは傑出したシーンだったね。政は王様がどれほどカッコ良くなれるものかを示してくれたよ。 ・ 「もし、お前らが本気で死んだ奴らのことを想うなら 奴らの見た夢を現実のものに変えてやれよ!」 -信 ここは読みながら泣いたよ。 ・ 「突撃じゃあ」 -麃公 ・ ↑合従軍のところだね。あそこは最高だった。 ・ ↑いちいち説明されなくても分かるところが素晴らしいね。 ・ ↑そのセリフを聞いただけで絵が頭によみがえってくるよ。 ・ 「苦しいんなら 俺の背中を見て戦え」 -信 ・ 万極vs信 「だから あいつは国を一つにまとめるんだ そして俺は その金剛の剣だ」 -信 ・ 蒙武のセリフが好きだな。 「貴様は超越者などではない ただ昨日まで相手に恵まれていただけだ」 ・ 「俺がうれしいのは ようやく 生まれて初めて全力を引き出して戦う刻が来たからだ」 -蒙武 ・ 「さ さいきょうは…か」 -汗明 最期の言葉 ・ 「大将軍になるために必要なものは 百の精神力!そして百の腕力 さらに百の知恵 あと百の経験と百の幸運」 -廉頗 ・ 「天下の大将軍ですよ」 龐煖と戦う王騎 ・ 「民兵達は十持ってるうちの二十を出しきった だったら俺たちは十持ってるうちの三十を出す ちなみに俺は百を見せてやる!」 -信 僕にとってはこれが最高のスピーチだったよ。 ・ 「いるかよ」と言って玄峰の首を切り落とす。 -桓騎 ・ 「喜べ昴 奇跡が起きたぞ」 -信 ・ 「凰は正に将軍の馬です あなたは今 この戦場の中で将軍の馬に乗って走っているのです 理解したらゆっくり目を開き目にするものをよォく見てみなさい 敵の群を敵の顔を そして味方の顔を 天と地を これが将軍の見る景色です」 -王騎 ・ 「我らの国を絶対に守り切るぞ!!」 この時の政のスピーチは、10回読んでも感動で鳥肌が立つよ。 ・ 「剛情な奴め…」 張唐将軍から桓騎将軍へ最期の言葉 ・ 「 “法”とは願い!国家がその国民に望む人間の在り方の理想を形にしたものだ!」 -李斯 僕の法に対する考え方を実際に変えてくれたセリフだよ。 (翻訳終わり)管理人より:いつもコメントを投稿してくださる皆さん、どうもありがとうございます!次回の更新は 再来週の金曜日(4月12日) です。よかったら、また見に来て下さいね。
2019/03/08 15:55|日本製品 |TB:0 |CM:76 |▲
一人あたりのお米の消費量は日本より格段に少ないアメリカですが、アジア系やプエルトリコ系、あるいは日本人よりお米を食べると言われているキューバ系など、毎日のようにお米を食べる方たちもたくさんいらっしゃいます。ただし、彼らが米を炊くのに使う調理器具は普通の鍋だったり、あるいは日本円で数千円程度の安い炊飯器だったりすることが多く、あまり強いこだわりはなさそうです。 そんな彼らが日本メーカーの作る高性能な炊飯器で炊いたご飯を食べると、どんな反応を示すのでしょうか?今回は米アマゾンで販売されている象印製の炊飯器に投稿されたレビューを翻訳して、彼らの抱いた感想を見てみましょう。なお、レビュー対象となっている炊飯器は1リットル(5.5合炊き)で、値段は157ドル(約17,500円)の製品です。レビューの集計は下図をご参照下さい。↓では、レビュー翻訳をどうぞ!(次回更新日時を訂正しました 3/18)
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● 「値段が高いだけの価値あり」 男性 評価:★★★★★ この炊飯器を買ったのは4ヶ月前だ。これまで僕らが使っていたのは、50ドル(約5,600円)程度のノーブランドの炊飯器だ。炊飯器なんて大して重要なものと思っておらず、これを使うとおおむねチャイニーズレストランで食べる米と同じような味に炊けるから、まあいいかと思っていたわけだ。この数十年間はだいたいそんな感じで、地元の量販店で売っている平均的な値段の炊飯器を買っていた。でも、今年になって、僕らも少しは贅沢して高価な炊飯器を買ってみようじゃないかということになった。そう、この象印の炊飯器は平均的な炊飯器の3~4倍は値段が高い。 僕らがこの炊飯器を買って最初に炊いたのは、いつも食料品店で買っているジャスミン米だ。心から驚いたよ。まったく何と大きな違いがあるんだろう。40年以上生きてきたけれど、米がこれほど美味しいものだったとは、思いもしなかったね。食感が別物だし、香りだって、もう調理している段階から別物だった。まるで20年以上乗っている車から、急にGPSナビ搭載のハイテクカーに乗り換えたような気分だったよ(笑)。 この違いを言葉で説明するのは本当に難しいね。ただ、僕は今までどんな炊飯器を使おうとも、炊きあがる米の味に大きな差はないと思いこんでいたわけだけれど、それが完全に間違いだったということは言えるよ。一般的な炊飯器と象印の炊飯器とでは、炊きあがる米の味にすごく大きな違いがある。それは間違いない。 まだ使い始めて4ヶ月だから、もし壊れたり誤作動を起こしたりするようなことがあれば、またこのレビューを書き直すつもりだ。他のレビュワーで誤作動を起こしたと書いている人がいたので、この点は少し心配だ。あと、メイド・イン・ジャパンだと思いこんでいたのに実際はメイド・イン・チャイナだったから、その点も不安は残るね。この心配が単なるステレオタイプな思い込みに過ぎなかったら嬉しいんだけどね。このレビューが誰かの役に立ってくれることを願ってるよ。 ● 「完璧なご飯」 男性 評価:★★★★★ 今日届いたばかりだから、まだ一度しか使ってない。炊いたのはジャスミン米だ。 僕はキューバ人だから、これまでの人生で、ずっと米を食べ続けてきた。今まで使っていたのは値段20ドル(約2,200円)ほどの安い炊飯器だ。今回買ったのはそれよりずっと値段の高い炊飯器だから、安い炊飯器と比べて明らかな違いがないと困る。でも、そんなに大きな違いがあるはずないよなあと思いながら、炊きあがった米を食べてみた。 驚いた。これは完璧だ。完璧に炊きあがっているんだ。この違いを言葉で説明するのは難しい。でも毎日米を食べる人なら、必ず違いを分かってくれるだろう。これまで食べてきた米と比べて、圧倒的な違いがあるんだ。今、すごくハッピーな気分だよ。 ● 「僕の命を助けてくれた」 男性 評価:★★★★★ 以前のことだけど、家の一部が倒壊してしまったため、数ヶ月間キッチンを使えなかったことがある。その間、料理を作る道具はこの炊飯器と電気ポットだけだった。これはえらいことになったぞと思ったけれど、意外にも、その間の食生活はかなり良好だったんだよ。この炊飯器でご飯を炊き、インドマーケットで買ってきたカレーをかけて食べたりしていたわけだけど、正直なところ、毎日かなりまともな食事を摂っているという印象だったね。 その時の経験があったから、それ以降はほぼ毎日のようにこの炊飯器を使っている。毎朝、確実に温かいご飯にありつけるというのは、実に嬉しい気分になるものだ。このご飯を象印のベントーボックスに入れて職場に持っていけばランチタイムになっても温かいままなので、同僚からは羨ましがられているよ。以前、ドラッグストアで買った安物の炊飯器とは雲泥の差だ。この炊飯器が僕の食生活を良い方向に変えてくれたことは間違いない。これは自信を持ってそう言い切れるよ。 まず、炊きあがったご飯の質がまるで別物だ。安い炊飯器と違って、ご飯に硬い部分が全くないんだ。炊きすぎることもなければ、その逆もない。寿司を作るのだって、簡単になったような気がするね。ただし、炊くのに時間がかかることは注意してもらいたい。玄米を炊く場合なんて、2時間もかかってしまう。でも、出来上がりが素晴らしいんだから、作るのにもそれくらいの時間が必要だということなら、まあそれはそういうものなんだろうと納得できる。 この炊飯器を使ってご飯を炊いたのは、もう1000回ほどになるんじゃないかと思うけど、今も新品同様に動いてくれるね。ただ、しゃもじを入れておくホルダーだけは壊してしまった。ここの品質だけはあまり高くない気がする。象印のサイトでそのホルダーの部品を注文したら、かなり高くついてしまったしね。ただ、6年間使って壊れたのはこの部分だけだったよ。 ● 「手に入れるべき炊飯器ですよ!」 女性 評価:★★★★★ 数日間を費やして炊飯器のことを調べ、アマゾンのレビューも熟読した結果、象印が一番素晴らしいメーカーだということがわかりました。数々の家電製品を買った経験から言えることですけれど、結局は一番良いものを買っておくほうが時間の節約になるんですよね。それに、我が家の食生活を向上させる上で、もっと穀類を摂ることが大事なんだろうなと常々考えていました。そのためにも役立ってくれるだろうということで、私はこの炊飯器を買うことにしたんです。 ワオ!家に届いた箱を開けた瞬間から、私はこの炊飯器を大好きになりました。私がこの機種を選んだのは、他の機種にない色々な特徴があるからです。色を選べること。私はステンレス外装の家電が好きなので、我が家のキッチン家電はアーストーンでまとまっています。この炊飯器もキッチンにピッタリ合ってくれました。 色んなタイプの米(玄米など)や穀類も調理できるようになっています。 リサーチした結果知った「ファジー理論」というものを試したくなったのですが、この炊飯器もファジー機能搭載です。 ご飯が炊きあがった時、音で教えてくれること。この音はキッチン以外の場所にいても聞こえます。音は設定で変更できますので、ビープ音にも音楽にも、そして無音にもできます。 コードをコンセントから抜いても時計を合わせ直す必要はありません。これはかなり気に入ってますよ。 中の釜は焦げ付いたりすることもないので、とっても洗いやすいですよ。毎回、使うたびに洗っています。 しゃもじホルダーがついていること。しゃもじがどこに行ったか探す必要がなくなるので助かりますよ。 この炊飯器が家に届いて以来、ほぼ毎日使っています。最初の一回だけはちゃんと炊けなかったのですが、これは私のミスでした。ちゃんとした量の水を入れていなかったんですね。私はこれまでずっとインスタントの米を使ってましたので、水を入れる必要があることを知らなかったのです。そんなわけで、勉強が必要な要素も少しはありました。でも、もう今では自信を持ってご飯を炊いていますよ。いろんな種類のお米を買いに行くのが楽しみになってます。キヌアのようなお米以外の穀類も試したりしています。 大学に通うようになった私の娘も、これを大学の寮に持っていきたいと言っています。いつもこの炊飯器で炊いたご飯を学校で食べるランチ用に持たせてあげてましたので、娘もこの炊飯器がお気に入りなんです。娘はご飯とノリを、いつも学校に持っていっていました。ええ、もちろん普通は子供がランチにそういうものを持っていったりしないということは理解してますよ。家でも普通はご飯を食べないでしょうし、私たちの文化の一部になっているわけでもありませんしね。でも、子供がハッピーな気持ちになってランチを全部食べてくれるわけですから、私にとっても子供にとっても大満足なんです。本当に娘がこの炊飯器を大学に持っていった場合に備えて、他の象印製炊飯器を今から調べています。 夫はというと、なぜ炊飯器が必要なのかということを、最初はまるで理解してくれませんでした。でも、これだけご飯が簡単に、しかも毎回完璧に美味しく作れるということ、そして私たちが同じことを炊飯器なしにやろうとしても無理だということを徐々に理解してくれましたので、今では彼も気に入ってくれてますよ。彼は普段食べないような穀類を買ってきて試してみるようにまでなっています。おかげで、私たちの食べる料理の幅もずいぶん広がりました。 この買い物を成功と呼ばずして、なにが成功だと言えるのでしょう! ● 「お米だけじゃなく、チーズケーキもスポンジケーキも、それからオムレツまで作れます!」女性 評価:★★★★★ 私たちはすでに象印の湯沸かしポットを使っていて、7年間も動いてくれてます。そのことが頭にあったものですから、炊飯器も象印に決めました。台所のカウンターに置いた時の見た目の良さも気に入っていますけど、仕事ぶりが信じられないほど凄いんですよね。玄米を炊く時に私がやったことといえば、玄米と水の量を測り(どこまで水を入れればいいかも親切にわかりやすく表示されています)、メニューの中から玄米を選び、スタートボタンを押す、これだけです。それで美味しく炊きあがりました。 チーズケーキも焼けるんです。美味しかったですよ。夫の誕生日にスポンジケーキを焼いてあげたこともあります。彼は今までで最高のケーキだと言ってくれました。オムレツの出来も完璧でしたよ!フリッタータに近い仕上がりだったかな?夫はそれにご飯の残りを混ぜて食べていましたね。手軽に作れて美味しい料理でした。 タイマー機能もいいですよ。朝、とても早い時間に起きなければならないお客さんを自宅に泊めたことがあるのですが、その前夜にあらかじめオートミールを調理する設定をしておきました。お客さんが起きたタイミングで、オートミールは完璧に仕上がってましたね。湯沸かしポットと同じく、この炊飯器が長持ちしてくれることを願っています。 ● 「妻がヒスパニック」 男性 評価:★★★★★ 妻がヒスパニックなので、僕らの家ではかなりの量のご飯を食べる。これまでご飯を炊くのは妻の仕事で、彼女は鍋を使ってコンロで米を炊いていたものだ。僕がこの炊飯器を買ってくると、彼女からは「こんなものにお金を使ったの?」と小馬鹿にされたが、それも、この炊飯器を使って実際にご飯を炊いてみるまでのことだった。 今では、ご飯を炊くのは僕の仕事になっている。以上だ。 ● 「これがなければ飢えてしまうだろう」 男性 評価:★★★★★ 結論を先に言ってしまうと、もうこの炊飯器がない生活は想像できないね。おかげで食事がずいぶんバラエティ豊富になったよ。僕はこの象印を愛している。今やキッチンの中心的存在だ。僕はいつもこれを使って料理をするんだけど、出来はいつでも良好だ。 実は米を炊くことはあまりなくて、オーツ麦を料理することが一番多い。と言っても、僕がやるのはオーツ麦と水を入れて、それからポリッジ(おかゆ)にセッティングしてボタンを押すだけだ。あとはこの炊飯器が全てを判断して全てをやってくれるんだよ。2時間ほど経ってから見に行けば、完璧に調理された状態になっている。僕は一週間分をまとめて料理してしまうもんだから、毎朝、僕がやることは、それを電子レンジに入れるだけだ。 オーツ麦を料理することの次に多いのは卵を茹でることかな。大きめの卵でも8個は同時に茹でられるよ。他にも野菜やチキンを蒸したりすることもあるね。とにかく、この炊飯器を通せば、全ての食材が美味しく仕上がって出てくるんだよ。 機能で一番気に入っているのは保温機能だね。オーツ麦でも米でもいいけど、調理を始めるとする。その後に家を出ても何ら心配する必要がないんだ。というのも、調理が終われば自動的に保温機能が作動して、中の料理がなんであれ、家に戻って食べるまでの間、ちょうどいい温度に温めておいてくれるんだよ。無くてはならない機能だね。この炊飯器自体も今や無くてはならないものになっているよ。これがなければ僕は飢えてしまうだろうな。 ● 「ラブラブラブ」 女性 評価:★★★★★ 最高の170ドル(約19,000円)でしたよ。もっと安い炊飯器を買うという選択肢もありましたけど、やっぱり値段ですね。この炊飯器を使えば常に完璧です。失敗はありえません! 私はプエルトリコ人ですので、私の家で米のご飯は欠かせません。これまではガスコンロを使って炊いていたのですけど、仕事でかなりの時間を取られるものですから、もっと簡単に炊ければなあと思って購入しました。実際、すごく簡単になりましたよ! ● 「完璧なご飯が炊ける。それも毎回。」 男性 評価:★★★★★ この日本の炊飯器の素晴らしいところは、一切コツを覚える必要なく使えるということだね。最高級レストランと同じ品質の米が炊けるのに、何かを習得する必要がまるでないんだ。米を洗い、水を入れ、ボタンを押す。あとは一時間待てば完璧な米が炊きあがりというわけだ。 炊飯器を作っているのは日本だけではないけれど、少なくとも完璧な炊飯器を最初に作ったのは日本だ。第二次大戦後の日本では、女性を含めて誰もが労働者になったおかげで、適切な時間にディナーを作れるだけの余裕がなくなってきた。そこで、米を炊くだけでなく炊きあがった後も長時間保温しておいてくれる炊飯器の人気が高まったということらしい。 最初の炊飯器を発売したのは東芝だが、現在、この分野で巨大な存在になっているのは象印とタイガーの二社だ。だから、間違いなく高品質な炊飯器が欲しいと思う人は、この二社の製品を選べばよいというわけだね。ただし、アメリカでの存在感が大きいのは圧倒的に像印の方で、僕も象印ファンの一人だ。電気ポットも持っているし、ランチボックスも持っているし、水筒は複数持っているよ。特に水筒はもはや手放せないね。保温力の凄さは本当に見事だよ。 僕は毎食米を食べるというわけではないんだけど、なんといっても簡単に使えるものだから、サイドディッシュとして米を炊いたりする時にすごく便利なんだよね。機能も豊富なんだけど、なんといっても素晴らしいのが保温機能だね。僕はランチ用に米を炊くことが多いんだが、この保温機能のおかげで、炊いた米をディナー用にとっておけるんだよ。そしてディナーの時になっても、まるで炊きたてのような味わいなんだ。安い炊飯器と比べて一番大きな違いがここだと思う。この機能のために値段が上がっているのかもしれないけど、少し余計にお金を払う価値は十分にあるよ。 このために値段が高くなったんだろうと思える要素は他にもあって、それは「ファジー理論」に基づくコンピュータ制御で調理されているということだ。基本的には室内の気温を読み取り、それに応じて炊き加減を調整してくれるというものだ。調理時間や熱の具合を微妙に調節してくれることで、毎度毎度完璧なご飯が炊けるというわけだ。この機能のおかげで、ボタンさえ押せば、あとは放っておいても大丈夫なんだよ。 内側の釜も、ちょっと信じられないほど手入れが簡単だ。お湯と洗剤を使ってすすげば、それだけで十分きれいになるんだよ。スポンジまで使う必要があることはほとんどないね。レビュワーの中に、使って1年かそこらで釜の内側の表面素材が剥げてきたという不満を書いている人が何人かいたけれど、替えの釜は象印のウェブサイトに行けば35ドル(約3,900円)程度で入手できるよ。ただ、釜の内側が剥げるのは、金属のタワシを使って洗うからなんだ。それさえしないように気をつけておけば、何年も良好な状態で使えるものだよ。 コードは掃除機のコードのように半自動で炊飯器の中に収まるようになっているから、収納するのにも便利だし、取っ手がついているのもいいね。フタを取り外して洗うのも簡単だ。 Youtubeをチェックして、炊飯器を使ったレシピを色々と見るのも楽しいよ。日本の専業主婦の女性たちは、日本の家庭なら必ずあるような家電製品を使って、興味深い料理を簡単に作る方法をいくつも編み出しているからね。 そんなわけで、この炊飯器の値段が少々高いからといって心配する必要はないよ。僕もいい買い物が出来たと思っている。 おすすめ度の平均: 操作性良好。時間短縮機能が優秀 大正解!! 美味しく炊けます! 値段から考えると大満足。美味しく炊けます コスパ最高! (翻訳終わり)管理人より:いつもコメントを投稿してくださる皆さん、どうもありがとうございます!次回の更新は 3週間後の金曜日(3月29日) です。よかったら、また見に来て下さいね。 ※ 次回更新日時を訂正しました
2019/02/22 15:55|日本の食事 |TB:0 |CM:40 |▲
今回は、サンフランシスコの大人気ラーメン店「MENSHO TOKYO」のレビューを翻訳して、ラーメンを愛するサンフランシスコ市民の声をお届けします。 「MENSHO TOKYO」は2016年、サンフランシスコにオープンしたラーメン店です。ラーメンクリエイターとしてメディアにも登場される庄野智治さんのMENSHOグループが海外一号店として出店しました。ラーメン一杯12~20ドル(約1,330~2,210円)と高めなのですが、オープン直後から地元の人々の絶大な支持を受けて、連日大行列ができるほどの人気を誇っています。どうしてこれほどの人気店になったのか、どうか、レビュー翻訳を読んでご確認下さいね。 なお、レビューサイトYelpに投稿された「MENSHO TOKYO」のレビュー数は1863件(2019年2月22日現在)、平均は5つ星中4つ星です。レビュー集計は下図をご覧下さい。↓では、レビュー翻訳をどうぞ!
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● 男性 サンフランシスコ 評価:★★★★★ この店の前評判はものすごかったね。オープン前から流行りに敏感な人々や自称ラーメン通の人たちがひっきりなしに噂していたもんだよ。正直、ちょっとウンザリするほどだった。オープン直後に聞いたところによると、ラーメン一杯で18ドル(約1,990円)、しかも2時間以上待たなきゃならないらしい。さすがにハードルが高すぎる。そんなわけで、しばらくこの店のことは考えないことにしていた。 しかし、オープンから6週間経過した昨日の木曜日、仕事が早く終わった事もあって、僕はついに迂回するのをやめてこの店に行ってみることにした。みんなから「開店1時間前の午後4時には行っておいた方が良いよ。」と言われていたので、その通りにしてみる。金切り声を上げているホームレスの女性を除けば、午後4時35分まで誰も現れなかった。 スタッフたちは僕に向かって、来店してくれたことと辛抱強く待っていることに礼を言ってくれるから、僕の存在に無関心というわけではなさそうだ。その後、僕の後ろにどんどん行列が出来ていき、最終的にはけっこうな数になっていた。僕は午後5時の開店と同時に入店する。席はカウンターの正面だ。キッチンの様子がよく見える良い席だった。カウンターの向こう側ではスープの入った鍋が煮立っていて、スタッフが真剣な表情でチャーシューを切っている。 僕の席の隣にはフィリピン人の家族が座っていた。彼らはもう少しで美味いラーメンが食べられるぞという興奮をどうにか抑え込んでいるという様子だ。僕も彼らと気持ちは同じだし、注文すべきものも分かっている。なんと言っても入店を待つ間、1時間も考えていたわけだからね。まずは前菜の牡蠣だ。醤油で味付けされていて料金は5ドル(約550円)。新鮮だし、実に美味い。でもメインイベントはこれからだ。 さあ18ドルの鶏パイタンラーメンが来た。僕は1.5ドル(約170円)の追加料金を払って鴨チャーシューを追加している。やっぱり、金の使い所はここしかないよね。うん、麺の硬さはアルデンテで完璧だ。チャーシューも決してクドくなくて肉の味が実に良い。スープに浮かぶメンマ、ケール、ゴボウ、カツオ節などの具も良い。 しかし、主役はやっぱりこのパイタンスープだ。これは単に味覚を刺激するだけのものじゃない。口に後味を残すだけじゃなくて、記憶にもずっと長く残り続ける味だと思う。このナチュラルなクリーミーさは最高と呼ぶ以外にないね。そして、この店のラーメンが他と比べて際立っているのも、やっぱりこのスープがあってこそのことなんだ。そう実感できる味だったよ。 なお、メニューには他にもオーガニック醤油ラーメン、塩ラーメン、ヴィーガン担々麺、まぜそばなどが載ってたよ。飲み物は日本のビール職人が作った特別なビールをおすすめされたけど、料金が高かったので、また次回に頼むことにして、気の弱い僕は今回は4.75ドル(約530円)のサッポロプレミアムを頼んだ。 僕が帰る頃には行列はさらに長くなっていた。でも、また来たいなと思う。 料理:5つ星 パイタンラーメンは最高だった 雰囲気:4.5つ星 清潔な店内だ。唯一の願いは店内スペースが3倍の広さになってほしいということ。そうすれば行列ももっと短くなるだろうからね。 サービス:5つ星 スタッフは素敵な人たちだった 総合: 5つ星 決して自称ラーメン通のためだけの店じゃなかった。ただし、忍耐力は必要だ。 鶏パイタンラーメン● 女性 サンフランシスコ 評価:★★★★★ 私としては、これが過去最高に美味しいラーメンなんじゃないかと思いますね。ベストを尽くしてこのレビューを書きますけど、美味しさを十分に表現できるかどうかは分かりません。 待ち時間:私がMENSHOに着いたのは水曜日の午後6時30分でしたが、40分後には席に着けましたよ。金曜日や週末なら待ち時間はさらに長くなるでしょうけれど、でも、それくらいのことをする値打ちはあるお店です。 店内:MENSHOはかなり小さなラーメン店です。こざっぱりとしたインテリアで、色は白一色です。全てがとても清潔でピカピカでしたよ。 スタッフ:サービスはずば抜けているというほどではありませんが、本格的なアジアンレストランで受けられるのと同じくらいのサービスを受けることができます。スタッフの手際が良いおかげで、お客の回転はスムーズですね。 ラーメン:ちょっと信じられないくらい素晴らしいというレベルです。私が注文したのは鶏パイタンラーメン、18ドルとちょっと高めですが、ラーメンに高いお金を払うのは慣れてます。スープを一口吸った時、思わず微笑まずにはいられませんでした。強烈な味わいと、その味の豊かさにショックを受けましたね。 このラーメンには小さな鴨チャーシューが二切れ、そして大きい豚のチャーシューが一切れが入ってます。鴨のチャーシューは完璧に味付けされていて、とても独特な味なんですが、とても美味しいんです。豚のチャーシューはちょっと脂肪が多めでしたが、こちらも良い味でした。麺はほとんどのラーメン店(私が個人的に好きなお店)で出てくるものより太めで、弾力があるように感じます。歯ごたえの良さと柔らかさのバランスが最高でしたね。でも、なんと言っても最高なのがスープです。リッチなのに決して重すぎることはなくて、究極なまでに風味が良いんですよ。 ボウルの中の全てが完璧な組み合わせであるように感じました。一杯の量はちょっと少なめに感じられるかもしれませんが、スープの味のリッチさがそれを補ってくれますよ。私としては、4分の3ほど食べたところでもう十分だなと思いました。それでも完食せずにはいられない味でしたね。麺の最後の一本まで平らげました。この量でお腹がいっぱいになるんだろうかと心配している人もいるかもしれませんが、大丈夫です。私が保証しますよ。 一杯のラーメンに感動したいと願っている人はいますか?サンフランシスコであなたの希望に一番近いラーメンを出してくれるのが、このMENSHOです。まずは足を運んでみて下さい。後悔することはありませんよ。 ● 女性 ロサンゼルス 評価:★★★★★ ラーメンのために2時間待つなんて、これまでそんな経験は一度もありませんでした。でも一口スープを吸って、その値打ちがあったことをすぐに理解しましたよ。私は外に駆け出して、まだ行列に並んでいる人たちに向かって「待つだけのことはありましたよ!」と、大声で教えてあげたい気持ちになりました。辛い待ち時間も報われる味でしたね。 私がお店に着いたのは日曜日の午後4時45分頃です。寒い日だったのに、薄着でサンダル履きという服装でした。すでに50人位の人たちが並んでいて私のお腹も空いていたのですが、よし並んでやろうと決意を固めました。とは言え、並んでいる間は、ひょっとして人生最悪の時間を過ごしているのかも、という思いが頭をかすめたりはしましたけどね。 私が注文したのはヴィーガン担々麺でした。そして、これが人生最高のラーメンだったんです。もう圧倒的です。非現実的なレベルです。友達が注文したのは抹茶ラーメンで、まるで抹茶ラテのようでしたよ!麺は太くて、濃厚なスープは味わいの宝庫で、麺ともよくからんでくれます。ヴィーガン担々麺は、本当にこれがヴィーガン向けの料理なの?と思うほど、信じられない美味しさでした。またこの店に行く日が待ちきれませんね。 ヴィーガン担々麺● 男性 サンフランシスコ 評価:★★★★☆ もしあなたがサンフランシスコの住人でないなら、ここにはたくさんの素晴らしいラーメン店があるに違いないと想像するはずだ。なんと言っても、ここは大都市なんだから、そう思うのは当然だよね。 しかし、悲しいことだけど、あなたが地元の人に美味しいラーメン店がないかと期待を込めて聞いてみると、地元のラーメン店には行かずにはるか遠いサンマテオやサンノゼの店に行った方が良いよと説得され、ガッカリしてしまうはずだ。それでも僕のようにこのサンフランシスコを離れたくない人間は、東京やロサンゼルスにあるようなうまいラーメンを食べさせてくれる店には決して出会うことができないという運命を受け入れざるを得なかった。 そこにオープンしたのが、この「MENSHO TOKYO」だ。MENSHOの開店以来、途切れることのない長い行列を見てもらえれば、サンフランシスコ市民がいかに深刻なラーメン不足にあえいでいたか、すぐに分かってくれるはずだ。この店がこれだけの人気店になったのは、この付近で食事ができる店は意外と少ないからという理由もあることはあるんだよ。でも、開店から数ヶ月経った今でもこれほど長い行列ができているのは、やっぱりそれだけの理由じゃないんだ。ちなみに、開店前の午後4時30分頃に来れば、待ち時間は1時間以内で済む可能性が高いよ。 ここが大人気店になっている一番大きな理由は、この店が疑いの余地なく街で最高のラーメンを出してくれるからなんだ。特に鶏パイタンラーメンは絶品だよ。これほど味わい深くて、これほどピュアな鶏の味がするスープが他にあるだろうか。本気でそう思うよ。ヴィーガンラーメンもショッキングだったね。肉を使わずにこれほど肉みたいな味わいを出してくれるなんて、本当に驚きだ。いや、疑うのは分かるよ。でも、どうか冒険してほしいね。決してガッカリすることはないと保証させてもらうから。 ここで食べたラーメンはどれも素晴らしかった。個人的に本当に最高と思うのは「ラーメン道場」や「山頭火」のラーメンなので、ここが一番だとは思わない。でも、サンフランシスコで最高なのは間違いないね。うまいラーメンが食べたくてたまらない人は必ず行くべき店だよ。 ● 女性 サンフランシスコ 評価:★★★★★ このラーメンがどれほど美味しいか、それを完璧に表現する言葉は存在しないと思いますね。それほど、このお店のラーメンは抜きん出ています。圧倒的です。このレベルに近いものすら存在してません。 長い間、私はずっとこの店に入ろうとは思っていたものの、店の前の行列を見てはあきらめる日々を繰り返していました。でも、ある時、勇気を出して行列に並んでみたんです。結果、意外にも驚くほど早く店内に入ることが出来ました。 かなり小さなお店で居心地はとても良く、インテリアもクールです。椅子やテーブルは背が高いものを使っていて、その下には持ち物やコートを入れておける木製ボックスがあります。これは気に入りました。食べている時に足がぶつかったりすることもありませんしね。 ラーメンの方は、伝統的なものではないようです。独創的で最先端な食材と最先端なスタイルのラーメンだ…と思います。まあ、ベイエリア付近のラーメン店しか行ったことのない私の感想ですけどね。ともかく、一般的なラーメン店じゃないなと感じました。とんこつラーメンがないのはガッカリですけど、気を取り直して鶏パイタンラーメンを頼んでみることにしました。 そのラーメンが私の目の前に運ばれてきます。今にして思えば、これは私の人生最良の出来事でしたね。まったく、こんな豊かな風味の食べ物が他にあるでしょうか!とっても濃厚でクリーミーなラーメンなんですよ、みなさん!先ほども書いたように、このラーメンを称賛するのに適当な言葉を見つけることはできません。このラーメンの美味しさを表現するのにふさわしい言葉は発明されてないんじゃないでしょうか。 ともかく私に言えるのは、このラーメンを食べるためなら、毎回2時間待ちをするハメになっても全然気にならない!ということですね。本当にそうなんです。 ● 女性 サンブルーノ 評価:★★★★★ このお店で食べてからレビューを書くまでに長い時間が経ってしまいましたけど、ラーメンの味は保証しますよ。食べてから1ヶ月経過しても、私の舌はあの味をまだ覚えているくらいですからね。 このお店のことを記事で読んだ私と友人は、これは絶対に試してみなきゃということになり、早速お店に向かいました。着いたのは午後9時30分で、注文できたのは午後10時20分頃だったでしょうか。他のレビューでは2時間待ちの人もいたようなので、悪くない待ち時間でしたね。 私たちが頼んだのは、一番人気の鶏パイタンラーメンです。スープを一口飲んで、もう死にかけました!私は理解したつもりでいた「うまみ」の意味が、このスープが味蕾を直撃するまで実はまるで分かっていなかったことに気づいたんです。麺との相性も最高でした。 このスープを表現するのは本当に難しいです。すごく滑らかで信じられないような味としか言えませんね。スープに気を取られがちだったので、チャーシューの方を味わうのはおろそかになっていましたが、こちらも良かったですよ。またこのラーメンを味わうため、今はお金を節約しているところです。もう一回行かずにはいられないと感じさせるスープでしたからね。中毒になってしまうことを保証しますよ。 ※ なお、テーブルは共同テーブルしかありません。また、ここはラーメンを食べた後、友人についてのゴシップや新しいボーイフレンドのことについて長々と語り合うようなお店ではありません。お腹をすかせた人たちがラーメンを待っています。ですから、ラーメンを食べたら、早めにお店を出ましょうね。 ● 男性 サンフランシスコ 評価:★★★★★ 時々、僕は遠くにある妻の職場まではるばる歩いていくことがある。ある日、その途中で、たくさんの人々が行列を作っている店があるのに気づいた。いったい、これはなんの騒ぎだろう。ちょっと考えて思い出した。ここは日本のラーメン店だ。それもかなり前評判の高い店だった。 確か日本で多くのレストランを所有している人物が、日本国外で最初にオープンした店だったはずだ。彼がサンフランシスコを選んだのは良い判断だと思う。僕らは本格的なラーメン店がサンフランシスコにオープンするのを長い間待ち望んでいたからだ。僕自身の経験から言っても、最高に美味いと思えるラーメンを味わった場所は、L.A.やラスベガスしかない。 その後、僕はこの店の前を通りかかるたびに、行列の長さを目で測っていた。まあ、いずれ行列も短くなって入りやすくなるだろうと思っていたが、2ヶ月経ってもそうならない。そこでこの前の日曜日、開店前に行ってみようじゃないかと、僕は妻の説得を試みた。しかし、彼女は時間の無駄だと言って、なかなか応じてくれない。結局、僕らが店の前に着いたのは午後7時だった。ここから忍耐の時間だ。うまいラーメンを食べるためだからやむを得ない。この我慢が報われるといいなと願いながら1時間待った。 ようやく、僕らは席につくことが出来た。僕らが頼んだのは鶏パイタンラーメン(チャーシューを追加した)、そして前菜として牡蠣のホイル漬けも頼んだ。牡蠣は軽い味付けで醤油の風味が心地よかった。ただ、もう少し味が濃いとさらに良いかもしれない。 そしてラーメンだ。鶏パイタンのクリーミーなスープの中に2枚のポークチャーシュー、そして鴨チャーシュー2枚、メンマ、ケール、ゴボウなども入っている。スープの味わいは、まさに極上だった。濃厚でリッチで、クリーミーで、決して味が濃すぎるわけではないのに、弾けんばかりのうまみが凝縮されている。麺は太めで硬さはアルデンテだ。僕は一口一口の歯ごたえを存分に楽しんだ。 ここがもし日本だったら、僕は日本で習得したテクニックを使って、麺とスープと適度な空気を同時にすすり上げていたところだ。この方法を使って食べると、麺にスープの味が良くなじんで、ラーメンの全てを味わっているという気分になれる。また、熱々のラーメンでも冷ましながら食べられるという効果もある。 ただし、僕らが座っているのは他のお客もいる共同のテーブルだ。あの方法を使って食べたい…、という誘惑に駆られはしたが、ここは日本じゃないので、「礼儀正しく」食べるしかない。とは言え、僕らは十分にラーメンを楽しむことはできた。そして、これは今のところ、僕が食べた中で最高のラーメンだとも思った。 追記:ここのシェフが新しい味のラーメンを出そうとしていると聞いて興奮している。彼はラムベースのスープを日本で作り出したそうだが、この店でもそのスープを出してくれるということなんだろうか。保険基準やら規則やらの違いがあるから、全く同じスープを出せるかどうかは分からないけど、どうにかしてもらいたい。彼がそのスープを使ったラーメンを出してくれるのなら、今度はあのテクニックを使って、ぜひともそのラーメンをすすってみたいものだ。 (翻訳終わり)管理人より:次回の更新は 再来週の金曜日(3月8日) です。よかったら、また見に来て下さいね。
2019/02/08 15:55|日本の映像作品 |TB:0 |CM:57 |▲
今回は、かなり以前に頂いたリクエストにお応えして、小津安二郎監督作品「東京物語」の海外レビューを翻訳しました。 「東京物語」は1953年に公開された映画ですので、今から66年前の作品ということになります。高齢の夫婦が子供たちに会うために東京へ出てきたものの、忙しい子供たちからは温かく迎えてもらえず、心から歓迎してくれたのは血の繋がらない義理の娘だった…、というストーリーが、非常にゆっくりとしたテンポで語られています。 興行的にも成功した作品で、国内はもちろん海外でも高い評価を受けています。英国映画協会が10年毎に選出するランキングの最新版では「映画批評家が選ぶベストテン」で第3位、「映画監督が選ぶベストテン」で第1位にランクされました。 海外の映画のプロたちから高い評価を受けている本作品ですが、海外の一般映画ファンたちはどのような感想を抱いたのだろうということで、今回は映画批評サイト「IMDb」に投稿された東京物語のレビュー(投票数:42,436件、平均点:10点満点中8.2点)を翻訳しました。↓では、レビュー翻訳をどうぞ。
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● 「涙の映画」 評価:★★★★★★★★★★ 初めてこの映画を観た時のことは、今でも鮮明に思い出せる。ここダブリンにあるアート系の映画館で開催されていた日本映画フェスティバルで、この「東京物語」が上映されていたのだ。その段階では小津の名前も知らなかったのだけれど、退屈していたし、好奇心も感じたので、観に行ってみることにした。 映画が終わった時、自分が涙を流していることに気づいた。そのことを気恥ずかしく感じたので、僕は周りに気付かれないようにすばやく涙を拭き、席を立った。出口に向かっている時に気づいたのだが、もうエンディングクレジットが流れている最中だったのに、席を立った人は僕以外にほとんどいない。館内は満席に近かったが、そのほとんどの観客は、次に上映される作品についておしゃべりしたりすることもなく、黙って席に座ったままだった。そして、その半分以上が涙を流していた。僕は映画館でそんな光景を目にしたことは一度もない。 その後、DVDでもこの映画を観た。そして、じっくり考えてみた。このシンプルな映画が、なぜこれほど力強く感じられるのだろう。なぜこれほど多くの人々が「過去最高の映画の一つ」と評しているのだろう。なにより、僕自身がこれまでに観た映画の中でトップ10、いやトップ5に入るほどの作品だと感じたのはなぜなのか、自分で知りたかったのだ。でも、その理由はなかなか分からない。別に過去最高の脚本というわけではない。そして、本当の意味でオリジナルと言える要素もそれほど多くない。役者たちの演技は素晴らしいが、過去最高と呼べるほどではないし、撮影技術も平均的なものに思える。 結局、この作品は極めて純度の高いアートだからあれほど素晴らしく感じたのだろうとしか、僕には言えない。僕にとって純度の高いアートとは、技術的には高度なことをやっていても、一見したところ非常にシンプルに見え、それでいて我々の人生における深い真実を表現しているものだ。 僕が「東京物語」について考える時、他の映画と比較しようという気にはならない。その代わり、レンブラントの自画像やフェルメールの絵画、あるいはジェイムズ・ジョイスの「死者たち」のような小説と比べてしまう。いずれもシンプルで飾り気がないものでありながら、深みを感じさせるものだからだ。恥ずかしながら、アートについての正式な教育など受けたこともない僕が書くレビューだから、見当はずれのことを書いているかもしれないということは認めよう。ただ、ここまで書いてきたことは僕が本気で感じたことだ。 これまでにも家族や老い、あるいは生命の本質を描いてきた素晴らしい映画はたくさんあった。でも、その中で、この「東京物語」はある種の完璧さまで手が届いた作品だと思う。だからこそ、僕が他の映画につけたことのない唯一の10点をこの作品に捧げたい。 ● 「東京物語の普遍的魅力」 評価:★★★★★★★★★★ 全ての素晴らしい映画作品と同じく、この作品もスタイルやリズム、ディテールの表現などで独自の完璧さに到達している。ただ、「東京物語」で最も素晴らしいのは、その魅力が普遍的なものであることだ。だから全ての親にとっての映画でもあるし、全ての息子や娘にとっての映画でもある。つまり、全ての人に魅力が伝わる映画だということだ。この作品は半世紀以上も前に日本で作られたもので、遠く離れた場所で暮らす家族が描かれている。しかし、同時に、これは私たちや私たちの家族のことが描かれた作品でもあり、私たちの抱える問題や私たちの犯す罪について描かれた作品でもあるのだ。 小津の作品は、観客が映画マニアであることを求めない。複雑な象徴的表現の意味を解き明かさなければ理解できないようなものではない。「東京物語」も最初の2/3は観客に微笑みを提供するコメディであり、後半の1/3に悲しみを伴う見せ場がやってくるという構成だ。 小津安二郎は、この作品をとても穏やかで、一見とてもシンプルなものに仕上げた。ここで描かれているのは高齢の夫婦の物語だ。彼らは東京へ旅し、息子や娘たち、そして第二次世界大戦で亡くした息子の元妻であり、今は未亡人となった義理の娘に会う。子どもたちはこの老夫婦を愛してはいるものの、彼ら自身の生活や仕事があまりに忙しすぎるため、多くの時間を割くことはできず、結果として邪険な扱いをしてしまう。幼い孫たちも自分の祖父母のことをあまり知らず、もっと知ろうともしない。 その中で、血の繋がらない義理の娘だけが老夫婦を心から歓迎し、彼らの旅を楽しいものにしようと努力する。老夫婦が家に戻った後、子どもたちは母が危篤状態に陥ったという知らせを受け取る。今度は彼らが実家に旅する番になったわけだ。 小津はこの作品の中で誰も裁こうとはしない。しかし、年老いた夫婦の丁重な受け答えや微笑み、穏やかな声の下には、隠れた深い悲しみが表現されている。避けがたく強烈な疎外感が表現されている。家族を描いた実にシンプルなドラマを、実に深い真情を込めて語ってくれている。 私はこの映画を観終えた後、すぐ電話を手に取り、母親と話をした。ただ声を聞くだけのやり取りだったが、どうしてもそうせざるを得ない気持ちになったのだ。 ● 「良さがあまり知られていない映画」 評価:★★★★★★★★★★ 僕がこの映画を観たのは、ロンドンの映画館で外国映画の再上映がされていた時のことで、まだ一ヶ月しか経っていない。 何年も前に、日本人の先生から「これは最も美しい映画の一つだよ。」と教わったことがあったのだけど、それは本当だった。ただし、その当時の僕は外国映画(ハリウッド映画以外)を観始めたばかりで、「東京物語」がどんな映画なのかまるで想像がつかなかった。それに、いわゆる「古典的な名作」と呼ばれている映画は死ぬほど退屈なのが普通だ。だから、そんな映画を観るリスクは避けたかった。そこでいろんなサイトのレビューを読んでみたのだけど、あまり好意的でないレビューが目立った。それで、当時の僕はこの映画を観ないことにしたわけだけど、それがいかに間違っていたか、今ではハッキリ分かる。他人の意見をあてにしすぎるものではないね。 実際、「東京物語」は実に素晴らしい映画だった。僕としては是非この映画を皆におすすめしたい。「他人の意見をあてにするな」と言ったばかりだから、少々矛盾しているようではあるけどね。ただ、この映画を辛辣な言葉で批判する人達がいるのは確かだけれど、僕のように称賛する人々が大勢いるのも確かだよ。 とにかく、小津安二郎作品のアートとしての美しさは完璧に近い。多くの人々がそれを語ってきたから、今さら全てを挙げる必要は無いだろう。僕としては、非常に独特なカメラワークに強く印象付けられた。1マイル離れたところからでも、すぐ「これは小津作品だな」と見分けられるほど個性的だ。 「東京物語」は(他のほぼ全ての小津作品も)家族の問題を取り上げている。社会が家族関係をいかに壊してきたか、そしてそれをうまく解決する方法は実質的に何もないということが描かれている。僕は、家族との関係を良いものにしようとする努力は無意味だという、絶望感にも似た不思議な気分にとらわれた。映画自体に強い感情表現が含まれているわけではなく、劇的に盛り上がるシーンもない。でも、それを観る者は感情の洪水を引き起こし、寝ている時に夢に見てしまうほど、強い印象を受ける。 僕はこの映画に10点満点をつけた。そして、小津安二郎は最高の映画監督の一人だとも思う。他におすすめする小津作品としては「浮草」と「お早う」の二本だ。 ● 「瞑想的な傑作」 評価:★★★★★★★★★★ 僕が学校の授業で「東京物語」を観たのはしばらく前のことだった。授業で映画を観たことは何度もあるけれど、あれほど多くのクラスメイトが胸を詰まらせる姿を見たことはない。一番興味深かったのは、なぜそれほど心を揺さぶられたのかについて、クラスメイトのほぼ全員がうまく説明できなかったことだった。 そして残念ながら、それは僕も同じだ。それにしても、文化や時代の違いといった壁もあるはずなのに、これほどシンプルな映画にこれほど感情をかき立てられるとは、本当に驚きだ。 小津安二郎は世界で最も優れた映画製作者の一人と考えられていて、「東京物語」は彼の傑作だ。これを否定する理由は見当たらない。小津のカメラは時折議論の対象になる。彼は通常、カメラを床(もしくは畳)の高さにセットする。これによって、観客は登場人物たちと一緒に座っているような感覚になるのだ。カメラはほとんど動かない。パンするのはかなり稀だ。物語の流れは瞑想的と言えるほどゆっくり展開していく。 この「東京物語」には、小津の作品を映画学校の生徒や映画ファンの間で人気にした要素の全てが含まれている。彼のほとんど動かないカメラ、過剰に強調されたところのない現実的な登場人物、細部へのこだわり、ある感情を象徴する「物」の存在、完璧なタイミングの音楽など、小津のとどまることを知らない映画への情熱がスクリーンから溢れてくるようだ。 「東京物語」は、誰にでもアピールするタイプの作品じゃない。普通の映画好きなら、「古い」、「白黒である」、「退屈そう」だからという理由で敬遠するだろう。ただし、注意深くて細かいところまで目が行くタイプの映画ファンにとっては、「東京物語」は実に鑑賞し甲斐のある映画だ。 「東京物語」は、他の小津作品同様、アートとしての映画とはどんなものなのかを示す良い例になっている。ストーリーを語り、命の真実とは何かをカメラで描こうとしている映画だ。今の観客が期待するような「エンターテイメント」とはかなり離れた場所にある。爆発もなければ暴力もない、カーチェイスもない。これが小津だ。そして、その小津の最も優れた映画と考えられているのが、この「東京物語」だ。 ● 「輝かしい作品。完全無欠。」 評価:★★★★★★★★★★ この作品は史上最高の映画というわけではないかもしれないし、私個人にとっても最も好きな映画というわけでもない。しかし、史上最も完璧な映画だ。複雑だがシンプルで、簡単に理解できるのに、見るたびに新たな発見がある。過去に立って未来を見つめる映画でありながら、もしかすると、未来に立って過去を振り返る映画なのかもしれないとも思える。そして、全ての優れた日本映画の中でも最も日本的な映画だ。 公開されて60年以上が経ったのに記憶されている映画であり、今から60年経ってもまだ記憶されている映画であり続けているだろう。私個人の意見だが、非英語作品の中でもっとも素晴らしい映画だと思う。それが「東京物語」という作品だ。 私としては、映画を観る全ての人々におすすめしたい。ただし、まず先にやってもらいたいことがある。黒沢映画を観てほしい。ジブリ映画を観てほしい。日本文化についての知識を得てほしい。ピロー・ショットとは何かを学んでほしい。その後、この作品を観てもらいたい。確かにこの作品には「英雄の旅」、「英雄と輪廻」のような世代の違いも文化の違いも飛び越えて伝わる要素も含まれている。しかし、日本文化と深く結びつき、日本文化が染み込んでいるような要素もあるのだ。そして、その部分には努力をしても理解すべき価値がある。もちろん、文化的な背景を知らなくても作品を楽しむことはできるのだが、その体験はどうしても薄いものになってしまうだろう。 例えば、ピロー・ショットについて簡単に説明すると、これは「枕詞」のようなものだ。シーンの変わり目に挿入され、一見、物語とは関係ない背景描写のようなショットのことを指す。小津は観客に息をつく機会を提供し落ち着かせるために、このピロー・ショットを実に効果的に使うのだ。私は、このピロー・ショットを見るのが大好きだ。これを見ながら、次は物語がどう展開するのか楽しみにして鑑賞する。ただし、これは実に日本的なやり方でもある。あまりに日本的で繊細な手法であるため、この映画に興味を持つ人ですら、事前に知らなければ注意を払わずに見過ごしてしまうかもしれない。 この映画のプロットはシンプルなものだ。年配の夫婦が東京に住む子どもたちに会いに行く。しかし、彼らの子どもたちはあまりに忙しすぎるため、自分の親を温泉宿に追い払ってしまうのだ。一見したところ「年長者を敬え」というタイプの物語と解釈してしまうかもしれない。しかし、それだけではこの物語の真価がまるで分からない。ロード・オブ・ザ・リングを「世界征服を企む悪者をやっつけろ」という映画だと解釈してしまうようなものだ。 プロットがシンプルなものであるのに対して、登場人物たちは非常に複雑だ。ただし、その複雑さはこの作品の持つ感情に訴える力を邪魔することはない。映画の最後で登場人物たちが同じ場所に集まる場面があるのだが、薄情だったはずの登場人物も優しさを見せた登場人物も含めて、彼ら全てに共感してしまうだろう。こんなことのできる作り手の手腕は実に印象的だ。 今挙げたのは、この映画が持つ魅力のほんの一部に過ぎない。他にも複雑でありながら愛すべき要素はたくさん登場する。私は、まるで映画の形を借りた詩のように感じた。個人的に感じたことと言えば、私は自分が愛する映画、高く評価している映画を観ている時でも、つい「自分ならもっとうまく撮れただろうな。」と思ってしまうことがある。だが、「東京物語」を観ている時に、同じことは一切思わなかった。 シンプルさと複雑さの同居は、タイトルが映った時から始まっている。「東京物語」というタイトルは、思いつく限り最もシンプルなものだっただろう。まるで歌のタイトルのようだ。しかし、これは同時に深いものでもある。東京は、世界で最も物語に溢れた都市の一つと言ってもいいだろう。さらにこの映画がリリースされたのは、第二次世界大戦末期にアメリカの大規模な爆撃によって破壊された後、復興が始まった頃のことだった。そうした背景まで考えてみると、このタイトルはまるで手の込んだ装飾が施されたドアのように感じられてくる。一見したところは、ただの実用的なドアだ。しかし、じっくり眺めてみるとその装飾は何かを象徴しており、細かい部分にも意味があることが分かる…、そんな印象を与えるタイトルだ。 私は通常、「抑制的な映画だから」という理由で高い評価を与えたりはしない。「抑制的」とは単なる流行語のようなものだと思っている。ただし、この映画については例外だ。この映画はあらゆる面で見事なバランスを保っている。なにか一つの要素が過剰に強調されてこのバランスが崩れてしまえば、この「東京物語」が史上最も素晴らしい映画の一つであると言われることはなかっただろう。そのため、あらゆるシーンで実に見事に抑制が効いている。ここが小津作品の素晴らしさだ。 ただし、この完璧なバランスがあっても、登場人物たちと彼らの発した言葉を好きになれなければ、これほどこの映画を深く愛することは出来なかっただろう。登場人物たちはただ生き生きと描かれているだけではない。実に重要なことを語ってくれるのだ。その一番良い例は主人公とその友人達が、バーで酒を飲みながら三人で自分の子供達について語り合うシーンだ。普通の映画なら、ここは使い捨てのジョークにしかならない。実際、彼らの語る言葉だけを拾っていくと、単なる安っぽいメロドラマのセリフのようにも思える。しかし、それがこの「東京物語」の中で聞くと、どういうわけか極めて深遠で哲学的な議論のように胸に響いてくるのだ。私は畏敬の念に打たれずにはいられなかった。 それでも、これは「東京物語」のベストシーンではない。少なくとも私の意見では、やはりラストがこの映画のベストシーンだろうと思う。具体的に語って台無しにするつもりはない。しかし、このラストシーンを観て胸を打たれない人はまずいないだろう。他のシーンと同様に完璧で、映画全体を見事に象徴するシーンだった。 憂鬱になりすぎることなく悲しみを表現し、説教臭くならずに物事の本質を語り、派手さはないのに実に魅力あふれる作品だった。「東京物語」は、かつて創造された中で最も成熟し、最も思慮深い芸術の一つだ。 (翻訳終わり) なお、次回の更新は 再来週の金曜日(2月22日) です。よかったら、また見に来て下さいね。
2019/01/25 15:55|日本製品 |TB:0 |CM:51 |▲
「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザワイルド」は2017年に発売された任天堂のゲームソフトで、SwitchとWiiUで遊べます。「ゼルダの伝説」シリーズとしては初のオープンワールドを採用しているのが特徴で、プレイヤーはどこへ行って何をするのも自由です。 国内外の数々のゲーム賞を受賞し、売上は全世界で1,000万本を超えています。米アマゾンでの評価も非常に高くて、レビュー投稿数2,922件(2019年1月25日現在)、平均は5点満点中の4.8点です(集計は下図参照)。なんとレビュアーの90%以上が5点をつけています。いったい、このゲームのどこが海外ゲーマーたちの心をとらえたのか、どうか以下のレビュー翻訳をお読み下さい。↓では、レビュー翻訳をどうぞ!
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● 「ノンゲーマーでも信じられないほど楽しい」女性 評価:★★★★★ 私達が任天堂Switchを買った時、ボーイフレンドがしつこく言ってくるので、このゲームも予約注文しました。なお、私はたいしたゲーマーではありません。Switchを買ったのもマリオカートで遊ぶのが楽しみだったからで、ゼルダのシリーズは一度もプレイしたことがありません。だから、このブレス オブ ザ ワイルドも私がプレイすることはないだろうなと思っていました。 ただ、Switchが届いた時、手元にあったのはこのゼルダだけだったのです。というのも、他に予約したゲームはまだ発売されていませんでしたからね。そこで、ちょっと試してみることにしました。その数日後、私はこのゲームにすっかりハマっていたのです。昨日の晩も、4時間はプレイしました。さすがにもう寝なくちゃならない時間になった時でも、ゲームをやめるのはかなり意志の力が必要でしたね。 息を呑むようなグラフィックに興味深いストーリー、このゲームの中には、私の想像を遥かに超えたものがありました。ストーリーに沿ってプレイしなくても、ただゲームの世界を探索し、いろんなアイテムを集めるだけで十分に何時間も楽しめますよ。ゲーマーでない人にもゼルダファンでない人にも強くおすすめできますね。 ● 「過去の全てのゲームの中でも、確実に3位以上にランクされるほどの出来」 男性 評価:★★★★★ この「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」は、僕個人が経験した中では、一番圧倒されたゲームだね。僕は長い間ゼルダシリーズをプレイし続けてきたものだから、今回のゼルダに対する期待も非常に高かった。でも、その期待を軽々と上回ってくれたよ。なんといっても一番良いのは、ゼルダの世界そのものが実によく出来ていることだ。まずは誰もがこの世界に夢中になってしまう。そして、プレーヤーがこの世界と関われる要素も実に多いんだよ。 例えば、空を飛ぶ鳥がいたとする。単なる背景の一部と思ってしまいがちだが、実はプレイヤーが弓矢で鳥を狙い撃って、肉を調理したりできるんだよ。その調理システムもよくできている。虫の鳴く声を聞いた場合は、その虫を美しく描かれたフィールドの中から探し出し、他の素材と調合して薬を作ったりもできるんだ。その他にもできることは本当にたくさんあって、できることリストは実質的にエンドレスと言っていいだろう。 崖や山があれば登っていくこともできるし、120もの祠を攻略することもできる。900個用意されているコログの実を探しても良い。この世界でプレイヤーが望むことは、なんでもできるようになっているんだ。 ゲームを始めて最初に圧倒されるのはグラフィックの美しさだろう。そして、これに平和な音色の音楽が加わって、実に独特な雰囲気を作り出してくれている。 このゲームに関して褒めたいことはあまりに多すぎるから、このくらいにしておこう。とにかく、あなたが何か現代的な娯楽を探しているなら、このゲームを買って何百時間も没頭してもらいたいね。 ● 「最高のゲーム」 女性 評価:★★★★★ 11歳の息子がこのゲームを愛しています。息子が遊んでいるのを見て、グラフィックの素晴らしさに印象付けられました。ストーリーも素晴らしく、ゲームを進めていくのに必要な問題解決の量も適切なので良いですね…。 ええ、もう認めましょう。40代のママである私ですが、私もこのゲームにハマってしまったんです! ● 「ゼルダファンなら買うべき」男性 評価:★★★★★ このゲームについて語る必要があると思うのは次の3つだね。 1) このゲームには僕がゼルダに望んでいた全てがある。 オープンワールドの世界はゲームに素晴らしい深みを与えてくれた。おかげで何時間も飽きること無くゲームの世界を探検できる。世界を探索できるタイプのゲームは個人的に大好きなんだけど、プレイヤーにこれほど広大な世界を提供してくれたことは本当に素晴らしい。 2) 武器が壊れるのは頭痛の種だ!とはいえ、ゲームの体験に深みが出たのも確かだ。プレイヤーは強い武器を強い敵に備えてキープしておかなければならないので、戦略的に考える必要があるからね。豊富な種類の武器がプレーヤーを助けてくれるだろう。雷の中で金属製の装備しかない場合は困ったことになったりもする。木製の装備が無い場合はつらい一日になることを覚悟しておこう。 3) 従来のゼルダシリーズの「手順」は意識しなくてよくなった。 お約束の順序はなにもない。好きなように世界をめぐり、好きな手順でこの世界に取り組んでいけばいい。この世界ではそれが可能なんだ。 以上の3つがこのゲームの重要なポイントだと僕は思う。どうか、これまでの常識を捨てて広大なオープンワールドの世界を楽しんでほしい。このゲームの新たな仕組みは、同じ作業の繰り返しが大きな部分を占めていた過去のゼルダシリーズの中に、新たな要素を見せてくれたよ。 もしゼルダシリーズのファンなら、このゲームをプレイするのはあなたの責任だと思う。 ● 「真の傑作」 男性 評価:★★★★★ 息子のために買ったゲームなんだけど、結局は息子と僕で一緒にプレイすることになってしまったよ。今はハテノ村にたどり着いたところだね。まだゲーム全体の10%もプレイしてないと思う。とにかく信じられないほど良いゲームだ。子供の頃、サイコロを振って遊ぶRPGで楽しんだものだけど、その時、頭の中で思い浮かべていた世界に実際に入り込んだような気になるよ。 ゼルダの舞台になっている世界は途方も無く広く、豊かでゴージャスで複雑だ。その世界を自由に探検できることは本当に素晴らしい。山を登ることもできれば、魅力的な村にグライダーで舞い降りることもできる。馬で疾走し、狩りをして料理を作るのも楽しい。雷を避け、祠を攻略するのも面白い。それどころか、塔の上からただ世界を眺めるだけでも素晴らしいんだ。 このゲームがあまりに楽しいものだから、僕ら親子はタイマーをセットしてからプレイすることにしているんだ。休憩を取ることすら忘れそうになるからね。 ● 「ぜひプレイしてほしい。その理由は一つや二つじゃない。」 男性 評価:★★★★★ 人生の貴重な140時間をこのゲームに捧げたけれど、その価値はあったよ。もし、あなたがすでにSwitchを持っているのに、まだこのゲームをプレイしていないのだとしたら、それは人生において優雅さや驚異を味わうチャンスを自ら踏みにじっているのと同じだ。 僕はジョークを言っているんじゃない。どうか自由な時間を作ってプレイしてもらいたいね。 ● 「過去最高のゲームかも知れない」 男性 評価:★★★★★ 実際、これが過去最高のゲームである可能性は十分に考えられると思うね。このゲームをプレイする人は、どうか事前に攻略法を調べたりしないでほしい。なんといっても、このゼルダで一番素晴らしいのは、ゲームの中の世界から、色々なものを自分自身で発見することにあるからだ。 もちろん、素晴らしいストーリーに浸ってもいい。美しいビジュアルを鑑賞するのもいい。この世界は非常に複雑なロジックを元に機能しているが、それを見極めようとするのもいい。もし、もののけ姫が好きな人なら、このゲームも大好きになるだろう。多くの類似点があるからだ。とにかくプレイしてもらいたい。このゼルダが10点満点中10点の評価を獲得したのは、それだけの理由があるからなんだということを、あなたも分かってもらえるだろう。 ● 「このゲームのためだけにSwitchを買う価値あり」 男性 評価:★★★★★ 最初に言っておかなきゃならないのは、僕は大のゼルダファンだということ。あらゆるゲームの中で一番好きだったのも、かなり長い間「ゼルダの伝説 時のオカリナ」だった。だから、このゲームにもすごく期待していた。 ゲームサイトIGNはこのゲームに10点満点をつけた。さて、実際にこのゲームはそこまでの傑作だったのだろうか?そして、Switchという新しいゲーム機に300ドルも支払ってまでこのゲームを購入する価値があるのだろうか?これらの問いへの答えはイエス、断然にイエスだ。このゲームには僕の求めた全てが、いや、それ以上のものがあった。このレビューを書いている段階で、もう20~30時間ほどプレイしたけれど、まだほんのさわりしかやっていない。 常軌を逸したほど凄いゲームだ。そして、かつてリンクという小さなヒーローに憧れた経験のあるすべての人達へのラブレターだとも思う。最初に驚くのはグラフィックの質の高さだろう。個人的には「ゼルダの伝説 風のタクト」の進化版と思えたけれど、質の高さ同様、そのスタイルも見事だ。グラフィックだけでも十分眺め続けていられる。操作には難しい部分もあるが、すぐに馴染むだろう。 気に入らない部分も挙げようと思えば挙げられるけれど、それより好きな部分のほうが遥かに多い。ストーリーも興味深くて、「この先どうなるんだろうという」という気持ちをずっと維持させ続けてくれる。反復的に感じられる要素はほとんどなくて、新たな祠が見つかるたびに得をしたような気分になったし、自分のキャラクターが成長していくような気分にもなった。 とにかく、全てに圧倒された。面白いゲームだろうとは予測していたけれど、ここまで信じられないレベルだとは思っていなかった。マリオオデッセイとともに、今ではこのゼルダも過去最高のゲームだと思っている。このゲームを遊びたければ、まずSwitchを買わなきゃならない人もいるだろうけど、それだけの値打ちは十分あるよ。 ● 「完璧」男性 評価:★★★★★ 過去30年間、新しいゼルダのゲームが出るたびに、僕は「前のゲームより良くなっているはずがないよ」と言い続けてきたものだ。しかし、任天堂は毎度毎度、僕の予想を覆してきた。そして今回、任天堂は僕の予想を手榴弾で派手にぶっ壊してくれた。 今回のゼルダは僕がプレイしてきた他のどのゲームよりオープンで、中毒性が高く、美しく、考えさせ、迷わせ、深みのあるゲームだった。もう200時間ほどプレイしてきたけれど、未だに新たなものが見つかるし、新たな敵も出てくる、新たな祠も見つかる。そのたびに僕はニッコリとしてしまう。そして、よし、これは最後の最後までやり遂げなきゃダメだなと思ってしまう。強くおすすめできるゲームだよ。 ● 「ゼルダはまた僕の週末を価値あるものにしてくれた」 男性 評価:★★★★★ テレビゲームは、かれこれ28年ほどプレイしてきただろうね。でもNES(ファミコンの海外版)でリリースされた初期のゼルダをプレイしたことはないし、任天堂に強く肩入れしているわけでもない。 その僕から見ても、今回のゼルダは最高だった。これまでの全てのゲーム機でリリースされた全てのゲームの中でも最高と言っていいだろう。最初は「なかなかクールなゲームみたいだな。」という程度の認識しかなかったんだけど、数時間プレイしてみると、なにやら懐かしい思いがこみ上げてきた。まるで子供の頃によく観ていた土曜の朝のアニメーション番組の中に入り込んだようなゲームだったからだ。その上、アニメーションとは違い、自分でグライダーを操り滑空することだってできてしまう。 僕みたいにノスタルジックな思いを掻き立てられない人もいるだろうが、それでも、このゲームは是非ともプレイしてもらいたいね。戦闘は楽しいし、バラエティ豊かだし、やりがいがある。そしてゲームの中の世界は広大だ。そこでは風が吹き雷が鳴り、天候も変わっていき、この世界も生きているんだという実感がある。そして、この世界には探検してみたくなる魅力がある。やるべきことはたくさんあるし、そのやり方もたくさんある。穏やかな雰囲気もあり、激しく荘厳な雰囲気もある。 全てにおいて優れたゲームだ。このレベルまで達しているゲームは数えられるほどだろうと思う。もしあなたのまわりの現実が「ダークソウル」の世界に近かったとしても、それを一時忘れよう。今のあなたには「ゼルダの伝説」があるんだから。 ● 「抗いがたい魅力」 男性 評価:★★★★★ 今回のゼルダをプレイしていると、とにかく良いところが多すぎるので、これは長所を挙げるよりも、短所を挙げる方が手っ取り早そうだなと思ってしまう。しかし、具体的にどこが悪いのかと真剣に考えてみると、実際には何もないことに気づいてしまう。 とにかくゼルダが好きな人はこのゲームを買ってほしい。でも、ゼルダが好きじゃなかった人も、やっぱり今回のゼルダは買ってほしい。このゲームを楽しむことができない人のことなんて、僕には想像もできないからだ。 ゲーム開発者たちは、なによりも楽しめるゲームにすることを優先したのだろう。残念なことだけど、最近ではそれはとても稀なことなんだ。 ● 「全年齢向けの素晴らしいゲーム」 男性 評価:★★★★★ 子どもたちのためにこのゲームを買った。僕には小さい頃、ゼルダ2をプレイした時の素晴らしい思い出があったからだ。ゼルダ2は僕がクリアした中でも、最高に挑戦しがいがあって最高に満足感をもたらしてくれたゲームの一つだった。 Switchと今回のゼルダを手に入れるまで、僕自身は25年間ゲームをやってない。だから、今のゲームはこれほど進歩しているのかと驚いてしまった。そして、自分が経験しそこねてきたことの大きさも感じた。 このゼルダは戦いがゲームの全てではないところが良い。そして、あまり暴力的でも残酷でもないというところも良い。どんな年齢の人にとっても楽しいゲームだ。一番小さい5歳の男の子ですら楽しそうだ。と言っても、彼は村の周りをうろついたり、料理をしたりする程度なんだけどね。 このゲームの一番大きな問題は、あまりにも中毒性が強いから一日中プレイしてしまうこと、そして他に何もやりたくなくなることだね。だから、僕の妻はあまりハッピーではないようだ。 ● 「娯楽の世界はここまで来たのか」 男性 評価:★★★★★ すでに、「このゲームは凄い」という声は溢れかえっているようだ。だから今更言うまでもないということは分かっているけど、でも「それは本当なんだ」ということは、僕からも是非言っておきたいね。 この小さなゲームカードの中にどれほど大きな世界が入っているか、そして、どれほど細かいところまで作り込まれているか、僕は信じられない思いでプレイした。世の中に時間を浪費する方法は数あれど、これほど面白くて、これほど満足感を得られるものは他にないだろう。 満足を得るためにおかしなクスリをやる人もいるだろうが、それよりもっと安く効果的に世間や仕事のことを忘れさせてくれるのがこのゲームだ。それに、クスリをやって脳みその中がパズルのことでいっぱいになることがあるかい?いや、むしろクスリは脳みそをダメにするだけだ。その点、このゲームはまるで別物だ。クリアすれば、また仕事に戻れる見込みがあるんだからね。 おすすめ度の平均: 最高峰 息苦しい現実からの解放 評判通りの最高傑作 本来のゼルダとは違うけど素晴らしい作品 これが名作でなければ名作など日本にはない (翻訳終わり)管理人より:いつもコメントを投稿してくださる皆さん、どうもありがとうございます!次回の更新は 再来週の金曜日(2月8日) です。よかったら、また見に来て下さいね。
2019/01/11 15:55|日本製品 |TB:0 |CM:20 |▲
今回は、海外で人気の腕時計 SEIKO5(セイコー5)の米アマゾンレビューを翻訳しました。 SEIKO5は、1960年代に発売されたセイコーの自動巻き機械式腕時計のシリーズです。多くの機種が販売されています。日本での人気はすでに下火で逆輸入モデルしか手に入らないのですが、海外では今なお根強い人気を誇っています。アメリカのアマゾンでもSEIKO5の人気は高く、今回翻訳した機種であるSNK809(現在の価格は85.05ドル)には3,677件(2019年1月11日現在)ものレビューが投稿されていました。 SEIKO5は機械式なので電池は不要、機械式としては値段が安いというメリットもありますが、クォーツ式に比べれば時間は不正確ですし、自動巻きなので常に身につけておかないといずれ動かなくなってしまうというデメリットもあります。海外の人々が、この時計のどんなところに魅力を感じているのか、どうぞ、以下のレビュー翻訳を読んでご確認下さい。 米アマゾンに投稿されたレビューの集計は下図の通りです。↓では、レビュー翻訳をどうぞ!
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● 「最高に愛している」男性 評価:★★★★★ 私は自分のことを時計マニアだと考えている。長年、時計に対しては惜しみなく愛情を注いできた。ただし、自分の腕時計に対する愛情はスイス製腕時計にしか注がれないものと、これまでは思い込んでいた。 一週間ほど前の話だ。友人が50~150ドル(約5,400円~16,200円)で買える最高の腕時計を見つけてほしいと頼んできた。私は「いちおう探してみるけど、その価格帯で最高と言える時計を見つけるのは難しいと思うね。」と答えておいた。そして、彼のための腕時計を探しているときに見つけたのが、このSEIKO5だ。正直なところ、最初はあまり感心しなかった。日本メーカーのムーブメントだし、値段も安すぎるからだ。 しかし、念のためにネットでの評判を確認してみることにした。この時計には熱狂的なファンたちがいるらしい。それも、もはやクレイジーと呼んでもいいレベルだ。そしてSEIKO5について書かれた文章も、ほとんどすべてがポジティブなものだった。私も、認めざるを得ない気分になってくる。私は、時計を探してほしいとお願いしてきた友人にこの時計のことを教えたうえで、自分でも購入することにした。 家に郵送されてきた時計を見て、私はすっかり感激してしまった。なんというシンプルな美しさだろう。さらに、セイコーがこの時計を作るのに一切手を抜いていないことも分かった。セイコーはわずかなコストで400ドル(約43,400円)級の品質の腕時計を作ってしまったのだ。この価格帯で最高の腕時計だ。強くおすすめさせてもらおう。 ● 「この価格帯で最高の自動巻き腕時計」 評価:★★★★☆ 長所:この値段にしては素晴らしい出来。自動巻きでデザインも品がある 短所:ベルトが平凡。サイズが小さい。1日放置しただけで止まってしまったことがある。 このSEIKO5は、時計コレクターや時計マニアの間でほとんど伝説的な地位を獲得した腕時計だ。時計を集め始めるきっかけが、このSEIKO5だったというコレクターは多い。より高価な腕時計と同じ品質のムーブメントを使っているとまでは言えないかもしれないが、腕時計に興味を持った人の第一歩目としては素晴らしい時計だ。この値段で優れた自動巻き腕時計を見つけることはかなり難しいだろう。特に、私が持っているSEIKO5 7S26(日本製)より信頼できる機械式腕時計を見つけるのは、まず無理だ。 ムーブメントの信頼性が高いだけではない。この時計を作っているのは、あのセイコーだ。それを知るだけでも安心感が違ってくるはずだ。それに、もしこのモデルのデザインが気に入らなかったとしても、色違いやスタイルの違うSEIKO5が山のようにある。このモデルに関して言えば、文字盤は決して情報を詰め込みすぎたものではなく、かといってミニマルすぎるわけでもない。ちょうど良い完璧なバランスがとれたものだ。つや消しされた金属の質感が、他のモデルにない要素をうまく補ってくれている。 セイコーの時計の中にはリューズが3時の位置ではなく4時の位置についているものがある。この時計もそうなのだが、こうした腕時計の場合、左腕に付けた場合は3時の位置にあるものより快適だ。ただし、リューズ自体が小さくて引っ込んだ場所にある点は他の時計と変わらない。 あまり気に入らない点も2つあって、一つはベルト、もう一つは時計のサイズだ。もちろん、50ドル(約5,400円)の時計にベルトの品質まで求めるのは酷だと分かっていたから、最初からベルトを交換するつもりだった。私はNATOベルトを使っている。50ドルほどするが、見栄えもさらに良くなったし、この時計をドレスアップするには最高の方法だと思う。もう一つの不満は時計自体のサイズだ。やはり、もう少し文字盤のサイズは大きいほうが良い。このモデルは37mmだが、38mmか39mmが理想だ。決して大きな不満ではないが、37mmは大半の人達にとっては小さいと思う。 あと、これは例外的なことかもしれないが、私は一週間連続してこの時計を着けた後、一日だけ使わずに置いていたら、時計の動きが止まってしまったことがある。50時間は放置していても大丈夫なはずなので、なんでこんなことになったのか分からない。もう一度同じことが起きたら、この時計は故障しているのかもしれない。 もし、初めての機械式腕時計を探しているなら、あるいは毎日身に着けられる時計を探しているなら、もうこれ以上探し回る必要はない。この腕時計はどんな場面でも身につけられるし、信頼性も高い。NATOベルトを何種類か持っていれば、どんな場面にも、どんな服装にも対応できる腕時計になってくれることだろう。 ● 「誰もが最初の機械式腕時計として手に入れるべきだ!」 男性 評価:★★★★★ 僕がこの腕時計を手に入れたのは、アマゾンのセールで見つけたからだ。いわば、衝動買いのようなものだったと思う。でも、使っていくうちにその魅力に気づいていき、今では僕の生活に欠かせないものになっている。 僕が機械式腕時計について初心者であることは認めよう。これまでの人生で使ってきた腕時計はクォーツ式のものだけだった。でも、この時計はひょっとすると、僕の時計の好みを永遠に変えてしまったのかもしれないと思う。この時計のムーブメントは信じられないほどスムーズだし、静かだし、おまけにとても正確だ。 僕は軍隊にいるので、時間を守ることが何よりも優先されることがある。だから、クォーツから機械式に切り替えるとなると、どうしても時刻の正確さが気になってしまう。でも、実際にはまるで問題なかった。10日ほど前に時刻合わせをしたんだけど、時刻が進んだり遅れたりするのは1日に2~3秒程度だ。現在、時刻合わせをした状態から5秒ほどしか遅れていない。 正確さ以上に他の時計のお手本になるのが、そのデザインの美しさだ。今の普通の時計と比べると、サイズは少々小さめかもしれない。だが、僕の細い腕にはピッタリだ。だから、このサイズが気に入っている。手の動きを邪魔しないところもいい。特にオートバイに乗る時にはありがたいね。文字盤を守るガラスも頑丈だ。何度かこすったりぶつけたりしたけど、傷一つない。時刻も日付も読みやすい。控えめだけど美しいんだ。 裏から見れば、内部の構造が透けて見えるようになっている。これも素晴らしい。同じくらいの値段のクォーツ式に比べて実に個性的に思える。そして、ベルトも丈夫だ。安っぽいという声もあるが、僕自身は見た目も気に入っているよ。お手頃な値段で自動巻きの腕時計を手に入れたいと思っている人、正確で派手すぎない時計を探している人におすすめしたいね。本当に素晴らしい買い物だったよ! 長所: 文句をつけようのない値段 美しく時刻が読み取りやすい 非常に正確 静か 丈夫(今のところは) 短所: やや小さい(大きな時計に慣れている人にとっては) ● 「最高の価値がある小さな腕時計」 男性 評価:★★★★★ この時計を使い始めて数ヶ月になるけど、ずっと調子良いよ!過去に持っていた中でも、こいつが最高の腕時計かもしれないね。本格的な機械式腕時計は初めてだったけど、電池が無くても動くということが、これほど嬉しい気分になるものだとは想像しなかったよ。 もちろん、電池式の腕時計とは違う部分があるのは確かだから、扱いに注意しなきゃならないことはある。でも、知っていれば全然問題ないというレベルだけどね。例えば、午後9時から午前4時までの間には日付表示を修正しちゃいけないんだ。もしやってしまうと、内部を傷めてしまうことになるんだよ。 とは言え、こいつは基本的に頑丈な時計だ。水泳をするときにも着けてたし、シャワー中に着けていたこともある。皿洗い中や子供を風呂に入れるときにも着けていたけど、水のことなんて気にする必要はなかったよ。たいした時計だ。日常生活での利用はもちろん、キャンプで自然環境の中にいるときでも問題なしだったね。さすがにダイビングでは使えないだろうけど。文字盤も見栄えがするし、時刻だって読み取りやすいよ。暗闇に目が慣れてきた状態なら、少々薄暗くても大丈夫だ。ベルトも悪くないね。ナイロン製だから洗いやすいんだよ。芝生に寝っ転がった時はけっこう汚れたもんだけど、後で洗い流すのは簡単だったしね。まさにどこへでも着けていける時計だよ。 正確さだって、機械式としては驚くほど良好だったよ。だいたい、一週間で一分進む感じだね。僕は5分くらい進んだかなというタイミングで時刻を調整するようにしている。面倒臭そうだと言われれば、そうかもしれないね。ただ、実際にはそこまで正確にしておく必要はないものだよ。だから僕としては問題ない。毎日時刻調整しなきゃならないなら大変だけど、そういうわけじゃないんだからね。 あと、驚くほど静かな時計でもあるんだ。正直なところ、常にチクタクとうるさい音がするんだろうなと思いこんでいたんだけれど、実際は僕が持っていたクォーツ式のアナログ時計よりも静かだったんだ。時計をかなり耳に近づけると、ようやく音が聞こえてくる。それも機械式特有の心地よい音だ。いや、これにはけっこう驚かされたよ。 僕はこれまで、腕時計の故障に悩まされてきたものだから、腕時計にあまりお金をかけるタイプじゃない。でも、この腕時計だけは本当に素晴らしいと思った。僕の虐待とも言えるひどい扱いにも耐えてくれたしね。サイズが小さくてどこかにぶつけたり引っ掛けたりしにくいという点も良かったんだろうと思う。ともかく、7ヶ月もの間、ほぼ毎日身に着けてきた僕に言えるのは、これまでの腕時計の中でチャンプを選ぶとしたら、それはこいつだ!ということだね。 本当にこの時計を買ってよかったよ。もし壊れたら、またこれを買うだろうね。 ● 「運任せ」男性 評価:★★☆☆☆ 見た目も格好良かったし、前からほしい時計でもあったので購入したんだけど、残念ながら一晩ももたない時計になってしまった。 僕はいつも午後6時30分頃に時計をはずす。すると、たいてい午前2時30分くらいで止まっている。毎朝、時刻合わせをしなきゃならない時計なんて、とても水準以上のものとは言えないだろう。僕は自動巻き腕時計に関する記事もたくさん読んだし、どうにかちゃんと動くようにしようと色々なことを試してみたけど、ダメだった。どうも不良品のようだ。 ここのコメントんで気づいたんだけと、どうもこいつはマレーシア製だったようだ。そしてちゃんと動く時計を手に入れられるかどうかは運任せのようだ。毎日、ルーレットを回すような思いで時計を使うのは、もうゴメンだ。どうにかして、間違いなく日本製と言えるセイコー腕時計を探そうと思っている。 ● 「男性にも女性にもピッタリ!この腕時計が勝者だ!」 男性 評価:★★★★★ これは私にとって、初めての本格的な機械式の腕時計だ。まずはこの腕時計を買うに至った経緯を聞いてもらいたい。私はこれまで高価な電池駆動のクォーツ式腕時計を愛用してきたんだ。ところが、1年前、その時計の電池が切れてしまった。私はとてもガッカリしたよ。というのも、その時計は5年間電池が持つはずだったのに、それよりずっと早く電池切れになってしまったからなんだ。 私はその時計を地元の宝石店に持ち込んで電池交換を依頼した。料金は予想以上に高かった。しかし、問題は料金が高いことだけじゃない。その宝石店は時計の気密性を高めるための部品をダメにしてしまったんだよ。その後、中に水が入り込んでしまい、その時計が完全に壊れてしまうまでに、さほど長い時間はかからなかった。 私はダメになった時計を見ながら、金輪際、電池式の時計は買うまいと誓った。そんなわけで、私は機械式の腕時計を探し始めたんだ。私好みの時計を見つけるのには時間がかかったね。1ヶ月以上もの間、ほぼ毎日、理想的な時計は無いかと探し続けた。しかし、どの機械式腕時計も値段が高すぎる。そして私を興奮させてくれる要素もない。そして時計探しを始めてから2ヶ月が過ぎた頃、偶然に見つけたのがこのセイコーだ。待ち望んでいた腕時計が見つかって、私は喜んだ。本当に嬉しくなるような腕時計だったんだ! 私は手元に届いた新しいセイコーをしばらく眺めた。これは明らかにガラクタの類いじゃないという雰囲気を持っている。着けてみると重みがあって、私の腕にもしっくりと馴染んだ。文字盤は読み取りやすく、メガネがなくても大丈夫だ。私は54歳の男で、視力が非常に悪い。だから、数字と文字盤のコントラストが高くないと読みづらいのだけれど、問題なしだ。 他のレビューを見ると、思っていたよりサイズが小さかったのが不満だという人もいたようだが、私にとってはちょうど良いサイズだし、男性でも女性でも身につけられる時計だとも思うね。その人の好みや着けていく場所などによっては、サイズが小さく感じられることもあるんだろう。私は身長6フィート(約183cm)、体重260ポンド(約118kg)で選り好みの激しい男だが、私にとっては完璧なサイズだったよ。これまで使っていたのはインビクタのダイバーウォッチだった。ご存知の方も多いだろうが、これは非常に大きな時計で、私もその大きさが好きだった。だから、セイコーのこの小さな時計は新鮮に感じる。 新鮮といえば、これまで高価な腕時計を使っていた時は、壊してしまわないかと気になって、毎日は身につけられなかった。でも、セイコーを使うようになってからはほとんど気にしなくていいようになった。この感覚もなかなか心地いいものだね。このセイコーはどこへでも身につけていける。インビクタはディナーへ行くときや会合の時だけ着けていたものだけど、このセイコーはとてもかわいらしくもあり男らしくもあるものだから、ディナーや会合はもちろん、その他どんな機会でも問題なしだ。高価で大きな時計に比べれば目立ちにくいかもしれないが、誰かに見せてあげても好ましい反応が返ってくると思う。 そして、私にとって大きかったのは、もう電池の心配をしなくても済むということだ。さらに思ったより丈夫なところも良いね。 新しいセイコーの良さを他にも挙げさせてもらうと、まず時間が正確だ。前回時刻を調節してから数日が経過したが、まだ正確な時刻を指しているんだ。そして、これまで大きな時計を着けていた時は頻繁にいろんなものにぶつけていたものだけれど、セイコーはその薄さのおかげか、日常の雑用をしている最中に何かにぶつけたりすることがほぼないね。 ガラスはフラットで、どんな角度からでも時刻を確認しやすい。針と文字盤のコントラストが高いのもお気に入りだよ。日付表示も十分に大きいから、眼鏡なしでも読み取れる。今朝気づいたばかりだが、真っ暗な状態でも、どうにか時刻を読み取れるようだ。決して過剰に明るいわけではないが、暗がりでも時刻が読み取れるちょうどいい明るさだった。 複雑すぎる機能が搭載されていないのもいいね。私がセイコーに求めるのは時刻と日付を教えてくれることで、それを満たしてくれるというだけで十分だ。防水性能も良かった。そして何より、セイコー製の時計であることが素晴らしい。私の求める機能を最高の価格で実現してくれる完璧な腕時計だったよ。 とてもハッピーな気分になれたので、さらに色違いのものを2つ購入したんだ。そのうち、あと2つ新たに購入する予定だよ。あなたも、このセイコー腕時計をきっと気に入ってくれることだろう。私はまったく後悔していない。だから、私はこの時計を強くおすすめするよ。支払った金額に対して完璧な結果を返してくれる腕時計だね。 ● 「機械式時計が作る時間」 男性 評価:★★★★☆ 300ドル(約32,500円)したハミルトンのクォーツ腕時計が頻繁に止まるようになったので、僕はこの腕時計を買った。電池が入っていてもいずれ止まってしまうのなら、いっそ最初から電池の入ってない時計でもいいんじゃないかと考えたわけだ。 そして、この時計を凄く気に入っている。確かに、あまり高価そうな時計には見えないかもしれない。でも、普通に売っている70ドル(約7,600円)の時計よりは上等そうだ。文字盤をカバーしているのはサファイアではないかもしれない。でも、決してプラスチックではないし、とても明瞭に文字盤が読めてひっかき傷にも強い。秒針は一秒ごとにチクタク動くというより、コンスタントに動き続けている感じだ。 時間もまずまずの正確さだし、機械式としてはかなり上等と言ってもいいだろう。僕はこいつを手に入れてからまだ一週間も経ってないが、今のところ1日で8秒未満の誤差しかない。今後、もっと正確になっていくかもしれないし、逆に誤差が大きくなっていくかもしれないが、別にかまわない。 僕はIT関連の仕事をしている。僕の身の回りにあるのは正確無比な時計ばかりだ。職場にも自宅にも電波で時刻を調節してくれる時計があるし、インターネット経由で時刻を合わせてくれる時計もある。その中で唯一自分の体に着けているこの時計だけが、1秒以上ズレているわけだ。でも、数分のズレがあったところで実際にはたいした問題があるわけじゃない。現に僕は普通に生活できている。そして、なんといっても時計の電池交換から解放されるというのが、これほどハッピーになれるとは思ってもみなかった。 もちろん、自動巻きを機能させるためには、この時計を常に身につけておく必要がある。数日間ほったらかしにしておけば動きを止めてしまうだろう。でも幸いなことに、僕は毎日身に着けていても全然構わないと思えるほど、この時計のことが大好きだ。 おすすめ度の平均: 一軍ローテーション入り え?こんなに安いのに自動巻き? カッコかわいいミリタリーチックな時計 洗練されたデザイン 自動巻きの時計って惹かれる。 (翻訳終わり)管理人より:いつもコメントを投稿してくださる皆さん、どうもありがとうございます!次回の更新は 再来週の金曜日(1月25日) です。よかったら、また見に来て下さいね。
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